2020-01-10 山本太郎の活動を記録した映画「Beyond the Waves」が奈良、大和郡山城ホールにて 1/11土曜日、14時から自主上映 山本太郎の活動を記録した映画「Beyond the Waves」が奈良、大和郡山城ホールにて、1/11土曜日、14時から自主上映されます。 昨日、試写会に呼んでいただきましたが、もちろん本番は11日です。 「福島へようこそ」の撮影中に山本太郎を知ったベルギーの映画監督アランは、反原発発言を繰り返して俳優業ができなくなった山本太郎に衝撃を受け、彼を4年間撮り続けた。日本社会の排他主義に抗う波を作り、その波に市民と共に乗り、大きなうねりを作り出そうとする山本太郎を中心に据えて、日本の今を描いたドキュメンタリー作品。他にも「福島へようこそ」、「チェルノブイリ、フォーエバー」などの作品がある。 「Beyond the Waves 」波乗りサーファーだった山本太郎。俳優の仕事より波に乗ることに夢中になり、気ままに生きてきた彼だったが、その生き方を変えさせたのが福島の原発事故だった。 参議院時代の彼は安倍総理にも鋭い質問をする「原子力発電所にもしものことが起こった場合は、国が責任を取るべきではないか・・?」安倍総理はのらりくらりとかわす。 「それは・・電力会社が責任を持って対処するべきものでありまして…・」いつもどおりの安倍総理の不誠実な対応も録画されていた。この二人の対応の違いは、人の気持に寄り添って考えているかどうか?ではないか? 山本太郎は津波の映像を見てショックを受ける。この日本列島には海岸線に54基もの原発が立っている。この危険な状況にあっても「直ちに影響はない」と言い続ける政府。 彼の心の中で葛藤が生まれる。ーお前、余計なこと言うなよ。ーこの状況で言うべきことを言わないのか?お前は逃げるのか?毎日、自分の中で意見を言い合うような葛藤があり、苦しんだ末に自分の意見を表明することになった。(忖度ばかりの今の世の中でなかなかできないことだよね!)原発問題の次に貧困の問題がくる。原発を入り口にいろんな問題に出会い、そこから政治家への立候補にも繋がっていった。 よく勉強して総理に質問もするが、まともに答えてはもらえない。「事前通告なしの質問にはお答えできない」そんなことばかりの国会での場面がいくつも収録されていた。 福島の現場に何度も足を運び、「収束作業員の人たちの不当な働かせ方」にも言及する。そんな彼のもとには、拳銃と脅迫状が届く。天皇への直訴のお手紙もやり玉に挙げられる。 しかし、ひるむことなく、自分で学び、自分の頭で考えて行動する山本太郎。 私は、行動する人としての彼の生き方に感銘を受けました。亡くなられた中村哲さんも、賀川豊彦も行動するクリスチャンで、彼らの行動の底流には愛がありました。太郎さんはクリスチャンではないけど、彼の行動や発言には愛が溢れています。彼にとって、原発事故は他人事ではなかったのです。 彼の誠実さは皆さん、十分わかっておられると思いますが、未だ誤解されることの多い山本太郎さん、本物の山本太郎を見ていただきたいと思います。 奈良ですが、行ける方、よろしくお願いいたします。 1月11日(土曜)14時から大和郡山城ホール(小ホール)参加費:事前申し込み800円 電話してください。→080-5702--0644(角谷さん) 当日1000円中学生以下、無料 避難者は半額