食物による放射能対策 (保存版)

食べ物による放射線対策
 
「食べ物による内部被爆
放射線の問題には、<外部被爆>と<内部被爆>の二つがあります。
長期にわたり深刻なのは、今後、放射能の汚染で食べ物から体の中
に摂り込まれたことによって起こる<内部被爆の問題>です。
体内に摂りこんだ放射線は、体内に留まる期間中、細胞に対する攻撃、破壊を止めることがない。
放射線で切れられた場合、周りも傷つけながら複雑に切断されて細胞を壊し、
その結果、急性障害が出て、それが全身に及び、やがてガンへと進行する・・・。
「歴史の体験から学ぶべきこと」

1986年、旧ソ連邦で起きたチェルノブイリ原発事故の際、ヨーロッパの有志が被災地に
30トンの味噌を送ったことが当時、大きな話題なったことがありました。
これは、長崎に原爆が投下された際、爆心地2キロ内にあった病院の放射線科医師、
秋月辰一郎博士が書いた「長崎原爆体験記」(日本図書刊行センター刊「日本の原爆記録」)の
英訳本を読んだ人たちの支援によるものでした。
 
本の中で秋月医師は、被爆直後、患者に「水を飲んではいかんぞ!爆弾をうけた人には塩が
いい。玄米飯にうんと塩をつけて握るんだ。塩からい味噌汁をつくって毎日食べさせろ。そして、
甘いものを避けろ。砂糖は絶対にいかんぞ!」と叫んだと言います。
秋月医師は、食物による放射能への効果を実践していて、こうした食の指示に従った患者に原爆症がまったく出なかったと言う驚くべき事実があり、これを知った人々がチェルノブイリの被災者たちに大量の味噌を送ったということでした。

「味噌に放射能を体外に排出する効果がある!」
このニュースの資料を手にし、1993年ベラルーシで開催された「チェルノブイリ救援国際会議」
に出席した際、この話題を題材にして「食による放射能汚染への効果」と題する講演をしました。
帰国後、この医学的裏づけを得るため、当時、日本の味噌協会からの依頼で放射線に対する
味噌の効果について研究をしていた、広島原爆放射能研究所の伊藤明宏氏を訪問、放射線
対する味噌の効果について直接伺うことが出来ました。
伊藤氏の話によると、ラットの実験によると、体内に取り込まれた放射線物質が、味噌を食べる
ことによって、約50パーセント体外に排出できる効果があり、被爆後あっても、同じような効果が
あったと言うことでした。
その理由が、大豆の成分にあるのか?あるいは塩の力なのか?発酵の作用なのか?それとも、
それらすべてを合わせたものの結果なのか?については今後の研究課題であると言いましたが、
味噌が放射線を体外に排出する力があることだけは確かであると言うことでした。

資料:「マウスを使って実験して味噌の中にある成分が放射能物質を体外に排出する作用がある
ことを実証しました。・・みそ餌 醤油餌 を予め与えておいたマウスでは 放射線照射後も
傷んだはずの粘膜細胞の再生が認められるのです。 (MISO NEWS LETTER参照)

「食べ物による放射線対策」
 
昆布を食べること
10センチ角の昆布一枚に含まれるヨー素には、約18ミリグラムのヨー素が含まれているので、それを二枚適量の水に浸してダシと昆布の両方を同時に摂取することで約36ミリグラムの摂取が可能。これは、ヨー素剤ほぼ一錠に相当すると言います。
ダシに使用した昆布を適当な大きさに切って、小鍋に入れ弱火でじっくりと柔らかくなるまで煮て、
醤油で味付けをして、砂糖を入れない昆布の佃煮を作り、毎食おかずとして食べてください。

●味噌汁を飲むこと
毎食、ワカメその他の海草を入れた味噌汁を必ず飲むのが良いでしょう。当然、添加物の入っていない、しっかりと自然発酵させた有機の味噌が一番ですが、もし、手に入らなければ、一般の店で売って
いる味噌でも構いません。味噌の元である醤油にも、当然、一定の効果があります。様々な醤油を使ったおかずを工夫してください。

●ゴマ塩を食べること!
ゴマ塩は、血液を浄化し、血管を強くします。また、免疫力を高め、体内に溜まった毒素を排出
する力があります
毎食ご飯にかけて食べて下さい。立ちくらみやめまい、貧血等の症状が出た時には、
番茶や白湯などに小さじ1から大さじ1ほどの量を入れて飲むと症状の改善に役立ちます。

● 梅干しも必ず食べましょう!
日本の伝統食である梅干しは、血液を浄化し、強くし、細胞を引き締め、毒素を排出し、免疫力や治癒力も高めます。
免疫力の強さはおなかの状態によって決まるといわれていますが、その胃や腸を強くし、感染
症などの原因である様々な雑菌をも退治する力を持っています。薬などによってインスタントに
作ったものではなく、伝統製法に基づいた自然の梅干しを食べて下さい。

● 漬物も食べて下さい!
漬物は、優れた発酵食品です。腸内の善玉菌を増やし、体全体の抵抗力を強めてくれます。
塩漬け、ヌカ漬け、醤油漬け、ベッタラ漬け、様々な漬物があります。
(ぬか漬けは糠が汚染されている可能性もあるので注意が必要です!)
 
● 主食は穀物が一番です!
主食は、精白していない玄米が一番良いでしょう。表皮も胚芽もある未精白の穀物は、白米に
比べて栄養のバランスも良く、すべての面で体を強くしてくれます。放射線による被曝は、血液、
細胞、免疫力、自然治癒力、すべての面で抵抗力を弱くします。それらを補うためには力のある
穀物である未精白の全粒穀物(玄米、麦、キビ、アワ、ヒエ等の雑穀)を食べることが最適です
玄米が手に入らず白米の場合には、雑穀を一緒に入れて焚くといいでしょう。
(玄米も、汚染されていないものを選びましょう)
● 蓮根を食べたり、蓮根のお茶を飲みましょう!
呼吸によって鼻から肺に放射線が摂り込まれます。肺をしっかりと守ってあげるのも大切です。
肺を強くするのは、蓮根です。
煮物で食べたり、すって食べたり、お湯に入れてそれに、一つまみ
の塩を入れて飲むも良いでしょう。また、手元に蓮根を粉にしたお茶(コーレン)があれば、
それを飲むのもいいでしょう。

● 豆類もこころがけて食べましょう!

今後、汚染度が高くなる肉や魚類が容易に手に入らなくなることも考えられます。
その時には、良質の植物性タンパク質である豆類を食べましょう。豆は、長期の保存が可能で、タンパク質を豊富に含んでいます。納豆、麩や湯葉、豆腐、油揚げなども適宜摂りましょう。
一般的には、豆を煮る場合には、砂糖を沢山入れて焚きますが、砂糖は、血液の質を弱くし、
免疫力を弱めます。体全体の抵抗力も弱まりますので、放射線を排除する際には適しません。
すべての料理に、白砂糖を使わないことを心がけて下さい。

● おすすめの飲み物は?
体を冷やしたり、細胞の力を緩めてしまう性質を持つ清涼飲料水やジュース類は出来る限り避け、
お茶を飲むことをおすすめします。体を冷やさずに済むお勧めのお茶は、番茶、クキ茶、ほうじ茶、
ウーロン茶、各種野草茶等です。これらのお茶を普段よりじっくりと時間をかけて濃く煮出したものを飲むことです。
特別な飲み物としては「梅生番茶」というものがあります。作り方は:カップに梅干し一個、醤油
小さじ一杯を入れ、これにショウガおろしを少々入れよく混ぜ合わせて、これに熱い番茶を注ぎ
飲みます。だるさやめまい、貧血などに大変効果のある飲み物です。これに、小さじ一杯のゴマ
塩を入れるとさらに強い効果が見込めます。
赤ん坊には、薄い葛湯を飲ませるのがいいでしょう。子どもには、出来るだけ薄めた梅生番茶、
または、番茶だけでもいい。

● 体を元気にする補助食、補助飲料
上記のような通常の食事に、さらに身体を強くする補助食として「鉄火味噌」があります。
これは、牛蒡、人参、蓮根を微塵に切り、少量のゴマ油をフライパンに入れて炒め、そこに八丁
味噌を入れて1時間以上じっくりと、ポロポロになるまで弱火で炒ります。ご飯にかけて食べます。
どこでも、誰にでも簡単に作れ放射線に強いと思われる飲み物は、玄米の黒焼き茶です。
水洗いした玄米をフライパンで時間をかけてじっくりと黒焼きにします。弱火で1時間~2時間、あるいは
それ以上炭素化するまで良く炒ります。それを鍋かポットに入れてじっくりと煮出して飲みます。
こうした穀物を焙煎した炭素系の飲み物は、放射線を吸収し、体外に排出する解毒力があります。

● 気をつけたい食べ物と飲み物
最も、気をつけなければならないのは、白砂糖を大量に使ったお菓子類です。
砂糖は、放射線とは異なりますが、血液を溶かし貧血状態を作り出し細胞の力や臓器の機能を大幅に弱めます。
この状況の中で白砂糖を含むものを過剰に食べることは、とても危険です。放射線の被曝に対して抵抗力の無い体調を作り出すことになってしまいます
また、男性が好んで飲むアルコールもまた、過剰に飲むことには気をつけなければなりません
当然、農薬、化学肥料、食品添加物薬物を含む食べ物や飲み物は、体にとって、大きなリスクとなります。

● 手当て法
放射線の被曝に対して抵抗力をつけるためには、体全体の免疫力、治癒力をどう高めるかに
かかっています。
そのために重要な点は、まず栄養となる食べ物をしっかりとエネルギーとして体内に摂り込める
胃腸の状態を整えておくことが重要です。
つまり、食べ物からいかにいい血液を造り出せるかどうかは、胃腸の状態次第と言えるのです。
特に、体全体の力が弱まる被曝の際には、いかに胃腸がしっかりとしているかどうかが重要です。
胃腸を強くする手当て法は次のようなものがあります。
(1) ショウガシップでおなかを温める:大き目の鍋にお湯を沸かし、その熱いお湯の中に少々
多目のショウガをおろし、それを絞った汁を入れて、そこにバスタオルを浸して、おなかがしっかり
と赤くなるまで暖めるというものです。
(2)足湯をする:ショウガシップで使った後のお湯をバケツに入れ、足湯をします。体全体を暖め、
代謝を促します。

よく噛むことが大事です!
被曝から身を守るためには、食べ物を徹底的に咀嚼することです。
食べ物が効率よく吸収され栄養として充分に利用されるためには咀嚼が必要不可欠です。
唾液を充分に混ぜて噛むことによって、被曝による甲状腺障害によって低下する体全体の
新陳代謝を高める効果があります。
また、細菌による感染を予防し、胃腸の状態を整え、毒素を排出したり、骨密度を高め、免疫力
や治癒力も高まります。
一口最低50回の咀嚼を心がけ、さらなる効果を高めたい人は一口100回噛むと良いでしょう。
多少質の悪いリスクのある食べ物であっても、良く噛むことによってそれらを打ち消すことが可能
です。病気の症状が噛むことによって大きく改善された例が沢山あります。
放射線による体内被曝と言う危機的状況の中で、最も簡単に出来るいのちの守り方の一つです。
 
赤ん坊や子どもたちを守るためには
食べ物をしっかりと食べることの出来る子どもの場合には、上記のような内容でやることです。
ただし、乳飲み子や離乳中の赤ん坊の場合には、まず、母親が上記の食べ物をしっかりと厳守
することです。
離乳中の子どもには、玄米のおかゆの上澄みを飲ませるのがいいでしょう。塩気をやや薄くした
海草入りのお吸い物や味噌汁をぜひ飲ませてあげて下さい。
 
その他
今は、緊急事態です。通常の食べ物を漫然と食べていては放射線から身を守る状態を作り出す
ことは無理です。ぜひ、体力、免疫力を落とさないように、いつも以上にしっかりとした食事を摂る
ように心がけて下さい。 詳しくは、以下のサイトをご覧下さい。
               
         < マクロビアン> 橋本 宙八 
    http://macrobiandays.blog100.fc2.com/
追記
マクロビオティックは、放射線対策だけでなく、実際には病気治しや癌対策にも効果があります。
夫も、癌でしたが、入院するまでは、この方法で1年間ずっと小康状態を保っていました。
 
身体の細胞を緩めたり広げたりして悪さをするセシウムに代表される放射線は極陰性。
味噌、醤油、梅干しなどの身体を引き締める陽性の食べ物が大切になります。
 
 
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