:小出先生 ラジオフォーラム2013/9/14のお話(安倍総理の汚染水発言は嘘、安倍総理は責任を取れ!)

9/14(土)
 永岡です、ラジオフォーラム、今週は大阪から、ジャーナリストの石丸次郎さんと、西谷文和さんの司会・案内で放送されました。
三角山放送、小出先生の講演会が札幌で今日あり、ラジオでも小出先生のお話を聞いて欲しいとスタッフの丸山さんがコメントされました。
 
 ( ラジオフォーラムHP http://www.rafjp.org/

小出裕章ジャーナル

この日は、小出先生、安倍総理の発言から入ります。

 IOC総会で2020年東京オリンピック開催が決まったが、
福島原発の高濃度汚染水漏洩に注目が集まり、オリンピック委員の質問に対して、安倍総理は、汚染水の影響は原発港湾内0.3平方キロにコントロールされている」と発言。福島第1原子力発電所前の港湾内では、汚染水が外海に漏れないよう遮断するための作業が行われているようだが、完全にブロックすることは果たして可能なのか?
 
安倍総理の発言について、小出先生は失笑&激怒されて
 
「科学的見地から見てそんなことはあり得ない。
海はみんなつながり原発の敷地に流れ、海に流れ込んだ汚染は太平洋、地球全部に流れ、その中で薄まるのみ、どこかで完全にブロックされる道理がない」
 
イメージ 2
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 そもそもシルトフェンスが無防備な画像
 (中川さんより画像お借りしました)
 
「スクリーンというものを下ろしていますが、海というものは満ち引きもあれば波もあり、海流もあるので、そんなスクリーンで留めることが出来るはずがない。海水は港湾内と港湾外を出入りし、汚染水はもちろん海へ流れ出ています。完全にブロックされているというのは嘘です」
安倍総理の発言は嘘」
五輪招致のプレゼンテーションの場で安倍首相の「虚言」は国際社会から批判を浴びそうだ。
 
 福島原発、もともと温排水を遠くの外海に出ており、六ヶ所村の再処理工場では、放射能が膨大で海岸線では流せず、沖合3km、海面下43mに流す。他の原発の大半は膨大な温排水を海の近くに流している。
 
さらに、安倍首相はIOC委員の質問に対しても、
健康問題については、今までも現在も将来も全く問題ないということをお約束いたします。抜本解決に向けたプログラムを私が責任をもって決定し、すでに着手しています」と述べた。
 
このことについて小出助教は、「ひたすら呆れる」として、安倍発言を次のように批判した。
 
こんな軽々しい発言をする人を一国の首長に持っていることを、私自身は大変恥ずかしく思う。
 
福島第1原子力発電所自民党政権が安全性を確認し、認可した発電所なのであって、自民党政権のトップにいる安倍さんがまず謝罪して責任を取ることが本当は必要なことだと私は思います。
 
2年半経っても事故そのものを収束できなかったということが事実として目の前にあるのです
 
 小出先生「事故直後にタンカーで汚染水を新潟まで運べ+遮水壁を作れ」と言われたが、海岸に突き出したピットから汚染水の漏れが見えていても、マスコミはその後汚染水を取り上げなかった。
 
ピット、トレンチ、建屋の地下に汚染水は埋まり、コンクリートの構造物が割れないはずはない+地震による割れ+液状化もある=穴が開いて汚染水はずっと漏れており、当時は知らん顔をしておいて、今になり汚染水は問題といっても、小出先生は何をいまさらであり、参院選の後で言ったのも汚いやり方。
 
「ブロックされている」と世界に発信してしまった安倍氏は、責任を取るべきです。

 安倍氏、自分が責任をもって抜本解決と言うものの、オリンピック招致の是非以前に、そういうことはアルゼンチンではなく、福島の被災者に言うべきと石丸さん言われて、
 
小出先生も「そのとおり。今も福島で10数万人の人が苦難のどん底で2年半改善しない、解決するプログラムがあるならきっちり被災者に説明せよ、それなしで世界に発言する安倍氏の発言は軽々しい発言」と小出先生は言われました。
 
今週の小出先生のお話は以上です。