近江八幡ヴォーリズ建築でお食事「だもん亭」

近江八幡ヴォーリズ建築でお食事「だもん亭」
  近江八幡の友達がヴォーリズ建築をいろいろ案内してくださいます。
ここはヴォーリズ建築でお食事の出来るお店。
先月の文藝春秋にも紹介されていたので、ご存知の方もいらっしゃるかもしれません。
お店のご主人は陶芸家、ダレン・ダモンテさん
  器を作るのも、料理をするのも大好き。
「自分の作った器で、おいしいものを食べてもらいたい」
という夢を叶えられた方です。

美しいヴォーリズ建築の家屋で、地元食材のお料理と自作の陶芸の器でおもてなし。
11月に行ったのですが、広いガラス窓が秋の彩りも添えてくれます。
(ヴォーリズは、周りの風景もみんな取り入れられるように考えて設計します。)

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愛のあふれる笑顔と、流暢な関西弁
(ヴォーリズさんも日頃は関西弁でした。) 
敬虔なキリスト教徒で、ヴォーリズの建てた病院の教会に奥様と通っています。
仕事に「愛と心を込めて」
「使う側に立ったものづくりが大切」と言う内容も
まるでヴォーリズの再来みたいです。
お顔は似ていませんが、親しみやすい雰囲気は似てるかも😁😊

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写真が小さくできないので、たくさんの写真はまた後日に。
今回はヴォーリズ建築でビストロを営むダモンテさんをご紹介します
ネットで拾った記事から

-来日のきっかけは?
▼大学2年の時、交流プログラムに参加して関西外大に留学。1年だけでしたが、中学生のころから趣味で陶芸をしていたので、焼き物を勉強したく、伊賀の陶芸の先生に弟子入りしました。
2年後に独立して信楽に。近江兄弟社小学校で英語の講師をしながら、創作を続け、97年に伊賀に戻りました。
▼ずっと食器を作っていたら、それにおいしいものが盛られ、人が楽しく食べている姿を見たくなった。それで時々、「だもん亭」というイベントをするようになった。料理をたくさん作り、来てくれた人には器を持って帰ってもらう。大抵赤字でしたが、楽しかった。いつか自分の店を持ちたいと夢を持つようになりました。  
▼08年に伊賀の家が火事で燃え、住む所を探している時、以前訪れたこの家のことが頭に浮かびました。当時も料亭として使われていたのですが、長いこと空き家になっていたので、だめもとで聞いてみると、貸してもらえることに。
▼5月7日、僕の50歳の誕生日に店をオープンしました。ちなみに、この日はヴォーリズの命日でもあります。
  --どんなお店なのですか?  
全部おまかせメニューで、地元産の旬の材料を使うのが基本。
カリフォルニア出身の僕が作るから、カリフォルニア風料理。
洋食がベースで、パスタも小麦粉から作ります。
食材は朝早くからやっている近くの市場で仕入れます。
いつも材料を見てから何を作るか考えますが、それが楽しい。
--お店には「和顔愛語」とご自身で彫られた木板が飾られてます。  和やかな顔で愛を持って語ろう、という意味です。
モットーは「春来草自生」。春が来たら、草はおのずと生える。無理せず、なるようになるんやけど、自然の流れを信じることが大切。
▼50歳で新しいことを始めるなんて、普通はあほですが、僕にとっての春が来たということ。
50年間、いろんなつらいこと、楽しいことを積み重ねて、この店がある。それでいい、それがいいと思っています。
 --今後は?  
みんなに愛される店を作りたい。この店は商売とかじゃなくて、僕の命だから。ここで自分のユートピア(理想郷)を作って、人にもユートピアと思ってもらえたらいいですね。火事ですべてが燃えてしまい、落ち込んだけど、いい形で復活できた。これからの人生が楽しみです。  
■提言  
愛と心を込めて 焼き物も料理も、ただ作るだけでは物足りない。どんな材料で、どんな提供の仕方でそれを味わってもらうか。
使う側に立ったものづくりが大切だと思います。作った人のハートが入ったら、なお楽しく、なおおいしい。奥の深い世界が広がっていく。何事も一緒で、自分のしていることに愛と心をすべて込めたら、いいものができると思います。
 ダレン・ダモンテ
 1960年生まれ。米国で育ち、79年来日。近江兄弟社小と滋賀朝鮮初級学校の児童たちによる「平和なやきもの展」やチャリティー陶芸展なども開いた。
★「だもん亭」(近江八幡市西末町10、電話0748・36・3870)は「予約がない日が定休日」。営業時間も決めていない。ランチ2000円~、ディナ3000円

人生はどこからでもスタートできるし、
日頃の思いや心がけが夢の実現に導いてくれる。
彼の生き方に励まされます。

珍しい和風ヴォーリズ建築とお料理の写真はまた後ほど。