2019-02-08 生命維持に不可欠な役割を担っている副腎が、気づかないうちに疲労し機能停止している悲鳴に耳を傾ける 健康 #フィットネス 原因不明の倦怠感、睡眠障害、エネルギー不足、甘い物の過食、肥満、性欲低下、風邪や感染症の治りが悪い、起立性低血圧、重症のPMS(月経前症候群)、精神疾患(鬱症状)、五感過敏症(特に有害化学物質への過敏反応)、記憶力・集中力の低下、そして、アトピー性皮膚炎や花粉症等のアレルギー科的な疾患などの主原因に、過度のストレスがある。 それらは、身体的なストレス(感染症、ケガ、栄養不足、脱水症、手術、過度な運動、極度な暑さ寒さ、有害化学物質や電磁波への曝露、アレルギー、喘息、睡眠不足など)と、情緒的ストレス(離婚、転居、争い事、失業、財政困難、家族や友人の傷病死や別離、酷い嘲りや屈辱など)とが、複合的に重なり合って、高ストレス状態が継続することで、本来、それらの心身的ダメージを緩和させるホルモンが脳や副腎などから分泌されるシステムが備わっているのだが、隠された原因の【副腎疲労~アドレナル・ファティーグ】という真実が100年以上も前に医学文献において報告されながらも公にされず、誤診され、薬毒によって、複合的な体調不良につながる実例を、ウィルソン博士は著書で告発している。 副腎は、腎臓の上部にあり、主に生命維持にとって重要な5種類のホルモンを製造、分泌している臓器だ。 【副腎髄質】で、エピネフリン(アドレナリン)とノルエピネフリン(ノルアドレナリン)が生産され、アナフィラキシーショック状態など、致命的な状態から脱するためのホルモンが分泌される。 同様に、ステロイドでお馴染みの【副腎皮質】では、50種類以上ものホルモンを製造、分泌し、生命維持のバランスを制御するために、適宜、血液中に分泌される。その中でも重要となるコルチゾールは、血糖値の調節、抗炎症作用、免疫反応の調整、心臓と血管を強化、中枢神経を刺激、ストレス反応の正常化等に作用するホルモンだ。 しかしながら、体調不良を速やかに改善させたいがため、外部から大量に代替ホルモン薬品が投入されるため、副腎機能が低下、停止してしまう。 本来の副腎の大切な機能が回復、再生されるには、長期間の療養が必要なため、ストレス社会に生きる我々は、医療や薬品に頼る前に、必死で働く臓器達の悲鳴に気づくべきと痛感した。 【副腎疲労セルフチェック】 □朝が起きられない。 □熟睡できず、朝に目が覚めても疲れが取れない。 □甘いものや塩分が高いもの(しょっぱいもの)を好んで食べる □エネルギーが不足している感じ。元気が出ない。 □いままで出来ていた仕事量がいまや困難になってきている。 □ストレスをマネージメントすることが難しくなり、大きなストレスがくると不安になり、人に八つ当たりをしたり、タバコに逃げてしまうことが増えた。 □風邪や呼吸器の感染症(気管支炎など)にかかるとなかなか治らない。ぶつけた傷なども治りにくい。 □起立性低血圧をおこす。座っていて急にたつと目の前が真っ暗になる(真っ白になる)。 □気持ちが落ち込む。うつっぽい気がする。 □今まで大好きな趣味や楽しい出来事がそれほど楽しく感じられない。 □食事を抜くとぐったりしてしまう。 □甘いものを食べると急に元気になるが、その後強い倦怠感に襲われる。 □最近 物忘れをする。記憶力が落ちた気がする。 □集中力が低下している。 □我慢が出来なくなり、急にキレてしまう。 □原因不明の倦怠感。病院での血液検査や尿検査などで原因が見つからない。 □アトピー・喘息・花粉症などのアレルギー症状がひどくなった □うつ病と診断されたが、うつの薬が効かない。 □夕食後の午後6時以降になると 少しずつ元気になってくる。 □性への興味、性欲が落ちた □月経前症候群PMSが悪化している。 【副腎疲労の主な原因】 □慢性的なストレス □コントロールできていないストレス □急激で過大なストレス(大切な人との死別、交通事故など) □アレルギー(慢性フードアレルギー、環境汚染、化学物質曝露、花粉症など) □過度の労働 □喫煙 □不眠(夜更かし、夜型生活) □食生活(砂糖・ジャンクフードや偏食、過度の飲酒) □白い炭水化物(精製された米、小麦、加工食品) □薬物全般(向精神薬、鎮痛剤、抗アレルギー剤、抗生剤、ステロイド、ピルなど) 【副腎回復の7つの生活習慣】 ①朝、コップ一杯の塩水を飲む 小さじ半分ほどの自然海塩を入れた水を飲む。塩番茶、味噌汁、梅干し、漬物で良質の塩分を補給するのも良い。 ②ビタミB群を摂る 副腎が疲弊すると、ビタミンB群を消耗します。玄米、納豆(豆類)、緑黄色野菜を穫る。 ③タンパク質と野菜・果物をたくさん摂る タンパク質は体のエネルギーレベルや血糖値を安定させ、野菜や果物は副腎疲労の治療を発揮する抗酸化物質を多く含みます。特に朝食をきちんと食べること、和食がベストです。 ④5分でいいから昼寝をし、夜は極力夜11時までに寝る。 最高の治療薬は睡眠と休息です。日中もつらいときには我慢せず、昼寝をしましょう。 ⑤小麦と砂糖、牛乳を減らす 小麦に含まれるグルテン、または牛乳に含まれるカゼインはアレルギー源となりやすく、腸に炎症を引き起こすことがあります。 ⑥毒素を摂らず、排出する 有害な重金属や化学物質が体内にある と副腎が疲れてしまいます。食物繊維や植物性乳酸菌などをたくさん食べてお腹の調子を整え、排便(尿)をきちんとする。汗をかくなど、デトックスを心がけましょう。電磁波曝露にも注意が必要です。 ⑦精神的ストレスをコントロールする ストレス源を探り、上手に対処する方 法を身につけましょう。イヤな状況には近づかない、ストレス源からは逃げる。「頑張らない」勇気がいいのです。 【副腎回復の食事や養生法】 「私たちの身体は私たちが食べたものからできている」 「食べることは生きる事」「すべての人にあてはまる正解の食べ物などない」 などとよく言われておりますが、副腎疲労を患っている状態のときは、細胞は体に貯蔵された栄養素を必要としているので、必要な栄養素が豊富な、体にいい食べ物を摂ることが、副腎を養う基礎となります。 ポイントは3つです。 ①朝、昼、晩の食事ごとに、タンパク質、炭水化物、脂肪という三大栄養素をきちんと摂れる事 ②ビタミンたっぷりの野菜、特に抗酸化作用が働くフィトケミカルという物質が豊富な緑黄色野菜を多めに食べる事 ③急激に血糖値を上げない食事をとる事 玄米、雑穀米、全粒粉小麦、ライ麦、蕎麦、などの色のついた炭水化物は、血糖値の上がり方がゆるやかで、未精製の茶色い穀類は白く精製された物と比べ、でんぷん質だけではなく、ビタミンB群、ミネラル、食物繊維も豊富です。 グルテンやカゼインはアレルギー源となり、腸に炎症を惹き起こす事がある為、コルチゾールが過剰に分泌され炎症を抑える為に副腎から大量に放出する結果、副腎が疲労しコルチゾールが分泌しなくなるわけです。 ◎そのほかに、リラクゼーション効果の高い趣味を持つこと。 ヨガや瞑想、気功、太極拳、座禅、体操、ストレッチ、深い深呼吸など。 自分にとって一番気持ちのいいと感じるリラクゼーション法を探してみて下さい。 (副腎疲労回復情報サイトより転載) nao**yo_21s**seさまより転載させていただきました。