終戦後もアメリカは原爆を落とそうとしていた-公文書発掘!
終戦後もアメリカは原爆を落とそうとしていた-公文書発掘!
週刊新潮(8月15・22日特別号)に、有馬哲夫・早稲田大学教授の特別読物「終戦後もアメリカは原爆を落とそうとしていた-公文書発掘! ◆有馬哲夫・早大教授/アメリカ・ハリー・トルーマン元大統領」が掲載されました。
チャーチル英首相は1945年7月16日に米国が原子爆弾の実験に成功すると、18日にトルーマン米大統領と会談し、原子爆弾によるソ連工業施設の一掃を含む対ソ全面戦争の検討を始めているので、その内容に関するトルーマン元大統領の文書が発掘されたものと思われます。
因みに8月9日にソ連が対日参戦したことで対ソ開戦はなくなりました(それまでは「日ソ(中立)同盟」がありました)。ソ連はその後原子爆弾の開発を急ぎ、米軍が原爆を実戦配備する前に原爆の実験を成功させました。
天木直人氏のブログを紹介します。
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天木直人のブログ 2019-08-08
その読物は、あのNHKBS番組「悪魔の兵器はこうしてつくられた」と同様に、日本国民がどうしても知らなくてはいけない、米国の核兵器開発の不条理な史実を教えてくれている。
またひとつ、米国公文書から有馬教授が見つけ出した驚くべき史実である。
まさしく、広島・長崎の原爆投下は、今日の米・ロ・中の核大国のせめぎ合いの始まりだったのだ。
そして、いまロシアも中国も、これまで以上に米国との核戦争に対抗できる国になり、日本への米国の核配備に反対している。
74年前には考えられなかった破滅的な核軍拡競争が始まろうとしている。
今こそ日本国民は目を覚まし、日米安保条約から脱却して、核なき世界の先頭に立つべきでだ。有馬教授はそう訴えているのではないか。
だからこそ、有馬教授は、その傑出した業績にもかかわらず、広く世の中に知られていないのだ。
週刊誌の読物に、甘んじるしかないのだ。
国民必読の史実だ。
これ以上ないタイミングで掲載された週刊新潮の有馬哲夫教授の「特別読物」である(了)
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