生きづらさを抱えている方へ 藤木美奈子先生のSEPより
「お前なんか生まれてこなければよかった!」
父親にそういわれて、子供時代の写真を目の前で焼かれた・・
傷ついたこの子は立ち直れるだろうか?
壊れた心の治し方
<育ちの傷>
子供心に怒鳴られたり、暴言を吐かれたりした子供は、大きくなるとどうなるか?
1.同じように怒鳴ったり暴言を吐いたり、暴力をふるったりするようになる・・
2、虐待で脳が傷つき、「育ちの傷」による認知の歪みが生まれる
*強い不安と自殺願望
*否定的で極端な考え方
*自尊感情の低下,自信のなさ、
それでも、育ちの傷は治すことができる。
育ちの傷のある人の最大の課題はマイナス思考
( 自分が嫌いで人が怖い、近くで誰かが笑えば馬鹿にされた‥と感じ、
子供が泣くと「反抗している」と受け取って腹が立つ)
▼否定的思考の修正方法は→思い癖(自動思考)を修正する
認知の歪みとは・・ゆがんだ思考、極端な決めつけ、強い思い込みなど
感情的決めつけ、思い込み
みんなが私を馬鹿にしている
メールに返事が来ない(嫌われてる?)
プラス面より、マイナス面ばかり注目する
きっと失敗する
何一つうまくいかない
努力なんてしても報われないetc
白黒思考(完璧主義、グレーゾーンがない)
<認知修正の方法>
挨拶してくれない→無視された→腹が立つ→ケンカになる
(ここが歪み)
修正 →気づかなかったんだろう→平常心→平和な関係
聞こえなかったんだろう
道で人とぶつかった→わざとぶつかったな→怒り→ケンカ
(歪み)
修正 →よそ見してたのかな?→平常心→大丈夫ですか?
無視された!とか、わざとぶつかった!というような歪みのある考え方(悪意)が
言動をコントロールする。
その現象をどうとらえるか?でこんなにも結果が変わってくるのには驚いた。
*悲観的考え方や否定的に考える癖を直す
*プラス思考にすればいいのではなく、ハードルを下げて、「ほっとする」
「自分が楽になる」考え方を選ぶとよい。
*思い込み、決めつけを改善する(少しは役立っている)
*極端から中庸へ(少しはできている)
*許す、許可する(完璧な人間はいない)
*高すぎる期待を下げる
*プラス面に目を向ける
*つらくなったときは、深呼吸、休憩をする(行動療法)
<自尊感情を回復し、意欲を高める>
認知修正方法;自分を責めない、自分を楽にする修正方法を学ぶ
定着作業:修正した認知を生活の中で反復練習して身に着ける
終わりに・・
「どんな人生もいいものだ}
人生の価値をどこに置くかで、いつでもやり直せる
あなたが経験した「学びの量」にある険しい山を選んだ人生に胸を張れ
藤木先生について
藤木先生がこれだけの言葉を言われるのは、先生がご自身が安心のない家庭で育ち、DV,性的虐待、母の自殺、家出、アルコール依存の夫からのDV・・と、
ほぼ辛酸をなめつくした人生を歩まれたご経験がおありだから・・
先生のそんな人生から生まれた励ましの言葉。
(マイナスをプラスに変えられた先生が素晴らしい‼)
一般社団法人WANA関西とは・・
①障害福祉サービス事業所:障害のある方への自立支援、生活訓練
自尊感情を回復させるための心理支援プログラムの実践と研究
大阪市こども相談センター グループセラピスト
著書:「親に壊された心の治し方」「傷つけあう家族」「女子刑務所}など多数
友人に対しては・・
子供さんの思い癖を直し、生きづらさから解放すること
思い込み、決めつけをなくす手助けをしてあげること、
自尊感情回復させる心理支援プログラムを、SEP研究所で実践している