十三夜と天平庵の和菓子

今日は、十三夜

今日は、十五夜の「後の月」と言われる、もうひとつのお月見「十三夜」です。

十三夜とは、陰暦9月13日の晩の月・・

つまり西暦では・・・、今日10月20日に当たります。

この月も出ていれば、美しい月なんですが・・

あいにく、今晩の奈良は曇っていて、月はきれいには見えません。

イメージ 1



残念!

ススキとその辺の草花を川縁から採ってきて花瓶に挿し・・・・、

ちょうどいただき物の栗や枝豆もあったのでお供えだけしてみました・・。

イメージ 2


十五夜は里芋を供えるから芋名月ですが、

十三夜は、栗や、豆を供えるので栗名月や豆名月と言われます。

イメージ 3


丹波栗と丹波の枝豆

いただき物ですが、枝豆の粒がすごく大きくて、びっくり・・
イメージ 4


さすが丹波の枝豆です。丹波の豆は黒豆も大きくて美味しいですね。


さて、栗名月と豆名月のお供えですから・・・・

美味しい栗と美味しい小豆の和菓子もお供えしてみました・・

どちらも『天平庵』の和菓子です。


イメージ 5

「しば栗の里」は栗あんを小豆のしぐれ生地で包み、蒸し上げたもの。

甘さ控えめの、ほろっとくずれる小豆と栗のしぐれ餡がとても美味しい和菓子です。


イメージ 6


お豆のお供えには、どら焼きを・・・

イメージ 7


「どら焼き」と言えば、『天平庵』、 『天平庵』といえば「どら焼き」

・・と言われるほど、奈良では評判のどら焼きです。

ひょっとすると、日本で一番、美味しいかもしれません。

原材料、卵はヨード卵、小麦は国産、十勝産の小豆、蜂蜜、米アメ、みりん、醤油 、砂糖 ・・・、良い材料を吟味して使っています。

しかも一日経ったものは売らない・・。翌日、お客さんの試食用に回されます。

だから、いつもできたて、フワフワのカステラとほどよい上品な甘さの粒あんが美味しい
どら焼きです。
イメージ 8


天平庵はまだ出来て3年目の和菓子屋さん。
でも、この名物のどら焼きだけで、大きなお店を奈良に毎年、立て続けに四軒出しました。
ウチのそばにもお店が出来たのですが、いつも駐車場がいっぱい。
どら焼きも一日で売り切れます。

美味しいだけではなく、お客様のことを考えたサービスにも徹しています。

有機栽培のお茶やコーヒーの無料サービス。
良い物を提供したいという社長さんのおもてなしの心が感じられます。

店員さんもいつも気持ちの良い笑顔、笑顔・・。

また、大きな明るい店内にはテーブルや椅子があって、好きな和菓子を買って、自分でお茶やコーヒーを入れて気軽に食べられるのも魅力。
和菓子やプリンなど好きな物二百円程度で、お茶が出来るので、友人にも好評です。

たしか、ネット販売もしているはず・・・。
どら焼き大好きな方、一度のぞいてみてくださいね。

////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////

さてさて、今日、お月見が出来ないとなると・・・今度はいつ??

・・・実は、もう一回、お月見があるんですって・・・!

三番目のお月見は・・。

陰暦10月10日の十日夜(とおかんや)・・・西暦では11月15日の晩の月です。

東日本中心だそうですが、この時期は刈り入れが終わって、田の神様が山に帰る収穫祭の時期。
それが、秋のお月見の風習になっていったようです。

特に秋は、月の美しいとき、

月を見て、何か情趣を感じるこの感性、素敵ですよね。

西洋では月を見ると狼男ななったり、バンパイアになったり・・あまり、良いことを言いませんが・・。

月や星を愛で、月や星に願いを込めるのは、大いなる物への畏敬の気持ちや自然を愛する気持ち
・・など、人間の本来持っている純粋な心の表れのような気もします。

この三つのお月見、三回とも月が見られるととても縁起が良いそうです!

私自身は縁起より、三回もお月見の機会があるのが嬉しい気がしますが・・・・・・

おっと!

でも、その度にお供えと称して、和菓子をいただいているのでは、

私の顔もまんまるお月様になってしまいます!

「お月様」・・・ 聞こえだけは良いんですけれどネ。 (*^^*)