毎年、図書館で行われる「平和展」 戦争も原発も根は同じ

 金魚が泳ぐ町郡山は、金魚が平和のシンボルです。
そして大和郡山市は、非核宣言都市。 
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毎年夏の恒例行事となっている平和展が 図書館で開かれました。
開催は7月22日~24日でしたが、終戦記念日ついでに(ちょっと過ぎましたが・・)
紹介させて下さい。 
 
主催は大和郡山市反核平和実行委員会で、今年で20回目を迎えました。
驚いたのは、大和郡山市教育委員会が事務局になっていること!
  核兵器を作りたいと言ってる石原東京都の教育委員会ではとうてい考えられない平和展ですね。
 
図書館に来て、ついでにホールの一室に何気なく入ったのがきっかけでした。
 
戦争中、日本の象徴だった日の丸や遺品の展示
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被災者自身の描いた絵
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 被災者の記憶によって描かれた絵だけに・・読んでいて真に迫るものがありました。
こちらは、訓練をさせられている子どもたちの学校生活のひとこま。
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遊びも、戦争ごっこであったようです。
でも、幼い子らに武器は似合いません。
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動物も戦争の巻き添えに・・。
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このお話は、戦争中、殺処分に決まった二匹の象が、ずっとエサをもらえずにおなかをすかせ、なんとかエサをもらえるようにと、よろよろと一生懸命芸当をして見せる・・
そんな場面があります。ここは、涙でとても読めません・・。
二匹はとうとう餓死してしまうのです。
 
人間の欲望の犠牲になる動物たちは、今回の原発事故でも同じです。
家族のように大事に飼われていた家畜たちの無残な死・・
あまり報道されていませんが、ひどく残酷なものです。
何も分からずに日の丸を持たされている猿
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他にもこんな本が戦争の悲惨さや、恐ろしさを伝えます。
リボンプロジェクトの「戦争の作り方」はこわい!
いつでも、今でも日本は戦争ができるような気がしてくる・・。
(一度読んで見てください。)
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「大人になれなかった弟たちに」中学校の教科書にも載っていました。
子どもたちは武器で傷ついて死ぬだけではない。飢えや栄養失調でも命を落とす。
戦争は弱いものから死んでいく・・原発事故も同じで、幼児が犠牲になるのです。
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左、アレン・ネルソンさんは元、海兵隊員でベトナムで活躍したが、後、良心に目覚めて、自分の戦争の体験から、反戦活動を始めた。
『ネルソンさん。あなたは人を殺しましたか?』(講談社)では、「戦争をしようと言う人間は、現場を知らないからだ。」と言っています。
「自分のように戦争の人を殺しあう現場を知る人間は、二度と戦争などしたいと思わない・・」と。
想像力のない、感性が死んでいるとしか思えない原発推進者たちも
福島で一ヶ月でも暮らしてみたらいいと思う。家畜の悲惨で無残な姿も見るべきです。
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戦争は、政治家たちが自分たちの利益を「国益」と称して、戦争をするのです。
 
国民は戦争なんて望んでいないのに・・・。
 
だから戦争を仕掛けるのは国家で、犠牲になるのは国民です。
 
原発推進の構造とよく似ています。
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原発事故で、思わぬ戦争の裏が見えてきました。
戦争も、原発も、国家が推進するもの、そして、声をあげなければ国民は犠牲を強いられるだけです・・。

戦争の悲劇も、原発事故の悲劇も、繰り返してはいけないもの。
語り伝えること、政府を監視すること、そして、どちらにもはっきりNOと言う姿勢が大事ですね。
歴史から、戦争から、学ばなければいけません。 
 
平和展は20年目。これからも続けてほしいです。
小さな活動でも、どこかで、気づいてくれる人がいるかもしれません
小さい声も集まることで大きな声に・・。
反戦平和も、反原発も、脱原発も、
大きな声にしていかなければ・・と思います。