小出裕章氏NY講演会をモーニングバードが取材・放送5/8内容書きだし

小出裕章氏NY講演会をモーニングバードが取材・放送5/8(番組内容書き出し) みんな楽しくHappyがいい 様より

小出先生のニューヨークでの講演をテレビ朝日モーニングバードが取材に行ったようです。
その内容を放送していましたので書き出します。
2012年5月8日放送 モーニングバード
”反原発”小出氏がNYで講演 汚染の現実は・・・

ー講演を前に参加者は
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自分は今度子どもが生まれるんですけれども、
それでこどもを今後日本に連れて行って安全なのかという事に、ちょっと関心が出てきまして、
京都大学原子炉実験所の小出裕章助教が5月3日ニューヨークを訪問し、講演を行った。
小出裕章
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今やらなければいけないことは子どもたちを守るという事。
ただその一点です。

ー長年にわたって反原発を主張している小出助教
  福島原発事故以前から原子力発電を止めるための研究を続けてきた小出助教に我々は取材をしてきた。
  この講演は主催者が半年以上働きかけて実現。
  遠く離れた日本の汚染状況を知ろうと、現地の日本陣およそ400人が参加し、
  放射能汚染の恐ろしさに耳を傾けた。

小出:
私が放射線管理区域で仕事をして外に出る時には、
出口で検査をしないと出られません。
その時に出られる基準というのは1㎡あたり4万ベクレルという値なんです。

実験所の基準を超える汚染が日本に広まっている事を説明した小出助教
  小出:
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人なんか到底そんなところで住んではいけない
私のようなごくごく特殊な人間だけが仕事のために入っていいというような汚染が、
大地そのものに広がっている。

ー講演を聞いた参加者は

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今のお話しを聞いてみると怖いですね。
ぼくらが帰れるような日本にしなきゃいけないというふうに思いますけど。
帰りたくないですよね。

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逆に先生のお話を聞くと安心する、本当の事だから。
改めて現実を受け入れなきゃいけないなぁと思いますけど。


日本に私は毎年里帰りで帰っていたんですけど、
去年から帰っていません。
わたしはもう40歳過ぎているので、私は帰ります。
でも子どもは連れて帰りません。
帰ります。
日本が危険だからって言って帰らないというのはちょっとこう、次元が違うと思うんですけれども、
福島に住んでいる親御さんというのは一生懸命に生きている訳ですよ。
そういう気持ちを考えたらば、私は日本人としてこちらに長いですけれども、
応援できるところはやりたいと思います。

ーーースタジオ

羽鳥:いろんな声がありますよね、やはり。

小松:
比較的日本の状況がおそらく入ってくるであろうと思われるニューヨークに於いても、
日本が今どういう状況にあるのかという事がやっぱり不安に思う。
そもそもですね、日本政府が発表している情報そのものも本当に信憑性があるのかどうか?
信頼性に値するのか?という気持ちがかなり強かったという事で、今回小出助教が呼ばれた訳ですけれども、
今回の講演を経て小出さんはこんなことをおっしゃいました。

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小松:
日本にいる人は日本政府・マスコミの情報が判断材料ですが、
海外の人達は当然、海外の政府・マスコミの情報が判断材料になるため、
そのために、そこにギャップが生じている。というふうに小出さんがおっしゃっている訳ですね。
だから、まさにニューヨークでもそういう状況が生まれている。

羽鳥:
今の声を聞いてみると「あんまり帰りたくない」という人の方が多いんでしょうかね、これは。
舘野晴彦:、
当日も小出先生が、
「どうなんでしょうか?帰っても大丈夫でしょうか?」と聞かれた時に
「各自の自己判断です」と、
「おじいちゃんおばあちゃんに会う事も人間として大切なことです」と。
ただ、相当マズイという事は、東日本は相当キツイという事は随分とおっしゃっていたみたいなので、なかなか全部は言えないんでしょうけれど、
ぼくらはね、もうここに住んでいますしね。
羽鳥:
そうですね、わたしたちもね・・
皆さんちょっと、どう捉えていいのか複雑な気持ちになりますけれど、
宮田佳代子:
ちょっとショックでしたよね、
「『帰りたくない』って言われている日本に暮らしちゃっている私達って大丈夫なのかな~?」っていうのが
まず単純な感想ですけれども、
日本にいる人はそこにあるように、「日本政府やマスコミが判断材料」っておっしゃっていますけれども、
日本政府の声が信じられるのかどうかで、私たち揺れている訳ですよね。
羽鳥:そうです!
宮田:
すごーい情けない状況じゃないですか。
「わたしたちだって小出先生の意見をもっと聞きたい、ちゃんと」っていうね、
なんかその辺にもギャップがあるなっていうふに思いますね。
小松:みなさんは不安の中で海外で暮らしているという事が伝わってきますね。
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ニューヨークからの声を番組ではよく放送して下さったと思います。
実際日本に住んでいる側からのコメントは少ししにくそうでしたが、
客観的に自分の置かれている状況を、このように外からの意見で知ることも
とても大切だと思います。


小出裕章先生NY講演 - 2012年5月3日(木) 動画のみ