たねまきジャーナル6月1日  大飯原発再稼働で永田町の空気

6/1(金)
 
 永岡です。
「再稼動やはりこの人 良く変わる」と橋下氏を皮肉る川柳も来ています(泣)。近藤さんは、橋下氏より滋賀の嘉田氏の賛成がショックと言われました

 原発のニュース、大飯再稼動について、橋下氏、昨日容認して、これについて記者に「負けたと思われてもかまわない、大飯は超例外」と期間限定で再稼動を認めたとしていて、しかし福井の西川知事は期間限定を否定して、それを国にはっきり言って欲しいと言うのです。政府は細野氏の福井への派遣を明日の予定から4日以降に変更です。橋下氏の「期間限定」が波紋を呼んでいます。

 奈良の荒井知事、広域連合のやり方に批判をして、再稼動は安全性のチェックが自治体にないと言うのです
近藤さん、夏の計画停電を避けたく、夏はやむを得ないと聞いており、しかし再稼動したら期間限定は無理で、そこに政府の言質は取っておらず、確たることをもって話しているのではない模様です
野田氏は安全?だから動かすのです
元に戻り、3・11は何だったのかと近藤さんは言います。近藤さん、こうなる予感はあったと。こういう時に踏ん張って欲しい、国に押し切られたと言っても空しいと言われました(国が強引に押したのではなく、一緒にやったニュアンスになる)。この国は今しか考えていない、先を考えていない、そこがつらいと(今の連続であり、次世代を考えていないと)近藤さん言われました。

 プレイバック川柳、今週近藤さんの選んだのは「一枚のハガキ残して 天国へ(新藤兼人監督の訃報に)」でした。
 そして、水野晶子のどないなっとるねん、大飯再稼動に関して、橋下氏を永田町はどう見ているのか、東京報道の神崎智大(ともひろ)記者の報告がありました。福井県おおい町、細野氏が明日行く予定が変更で、その後福井で再稼動の手続きをすると言われていたのに、来週後半に野田氏と福井知事の会談になる予定が、橋下氏の限定と言うことでもめている模様です。政府が腰が据わっていない模様です。

 橋下氏の容認、「やはりな」が永田町の反応で、そもそも橋下氏の脱原発は冷ややかに見られており、本音と異なる、橋下氏は、去年大阪は原発の電気を使っており、原発悪玉論者ではないと見られていて、知事→市長になると、大阪都実現に国政進出を狙い、大阪都構想で賛成してくれるのは当初みんなの党のみ、しかし今は民主党も維新の会に近く、都構想は実現しそうで、橋下氏、国政に出る理由がなくなり、維新の会が国政に出ず、橋下氏が原発問題を利用したと見られているのです
 次の総選挙は来年まで、原発は何年もかかり、民主、自民との違いで争点になる武器であり、原発に強硬に出ると見られていたのです。近藤さん、橋下氏の実績は、その後大変なことをやって初めて出来る、大阪都がこれだけ潤ったと実績がないとダメと言われました。永田町は実績を残してから考えろというものの模様です。

 もともと、国会での再稼動の議論は、今日も本会議で野党から質問が出ても野田氏はまともに答えず、福島の検証もなしで、菅前総理の話も聞いたのに、神崎さん、菅氏も自己保身に終始し、真摯に検証しない空気であるのです。

 橋下氏、次の衆院選民主党と対決する方針も見直すというニュースが入り、大飯期間限定再稼動につながっての発言であり、これについて、神崎さん、再稼動が民主党に受け入れられ、維新の方針が変わる可能性があり、選挙と直接結びつくかは不明なのです。橋下氏、現政権を倒すと言うのはあと1回使うと橋下氏言い、全面対決撤回は一時的なものだそうです。知事選に2万%出ないといっていた人です。

民主党との対決姿勢は保留であり、橋下氏のこれからの動き、構図は全く見えず、橋下氏に左右されている模様です。民主党内でも再稼動反対があり、書名を集めています。この署名もあまり盛り上がっていない。再稼動は永田町で、反対の声が世論に多く、再稼動に堂々と言えない、こそこそと仕方ないという人が多い、再稼動は腫れ物に触るような印象なのです。

 関西広域連合、踏ん張れず、容認して、3月→4月→5月と、何の計算もなくやっていたのかと近藤さん言われて、この変節、神崎さんも分からないが、どこかで折れることを考えており、水曜に事実上の容認で、当日野田-小沢会談があり、こちらが注目され、再稼動は本当にすると消費税よりダメージが大きい、こそこそとしたく、野田-小沢会談にあわせてやった模様です。

 来週、野田氏が自民とやれるのか、再稼動宣言も政局の話にぶつけてこっそり宣言する模様です内閣改造をぶつけるとか)。再稼動問題は何かドサクサにまぎれてやられそうです。
 最後に、近藤さんの幸せの雑学、何事も急げなくなり、体、心もスピードについていけず、近藤さん、快速に乗らず、各駅停車でゆっくり行く。体がスピードを拒否し、85年、いろいろなニュースがあり、1分1秒を争い原稿を書いて、平気であった。夜ソファで寝ていた。週刊誌は収拾と過ぎていく、95年、阪神・淡路とオウム、気がつくとベッドに倒れており、精神の安定でどうしたら落ち着くか、無茶の体への影響、言いたいことが言えるのに時間が要り、パソコン、ネット上で乱暴な言葉が飛び交い、その背景なし。世の中がスピードで考える力がなくなり、情報の蔓延で、選択がいり、情報の質がいる。スピードで緊張状態を維持するのは大変で、過ぎたるは及ばざる、国さえもそうなっている。過剰が心身の負担、国に負担をかけてきたかであり、子供たちも便利さの中で、当たり前のことが当たり前にならない。水道をひねることを教えないといけない。便利、スピードに人間はついていけないと、ほどほどでいいと、近藤さん言われました。