たねまきジャーナル

7/12(木)

 永岡です。

 原発のニュース、保安院泊1,2号機の現地調査を行い、大飯、伊方に続くもので、明日まで調べて来月に審査結果を公表です。規制委員会が決めるもので、高橋知事も慎重とのことです。揺れの1.8倍OKと言っています。

 浜岡原発、県民投票の準備をしている市民団体は10万人の署名が集まりました(6.2万人必要)。
今月条例案の提出で、知事は賛否の明記をしていません。

 そして、小出先生のお話。リスナーの質問特集です。
4号機の解体が話題になり、動画で見たら粉塵が舞っており、4号機の上の瓦礫は撤去でき、しかし関東だけでなく、関西にも粉塵が来る可能性について、小出先生、放射能に大丈夫と使ってはいけないどんな作業でも放射能が出て安全はない。4号機の解体、放射能の量はそれほど多くないのです。

 この工事で、10月までに格納容器の蓋を取ると言うのですが、4号機は格納容器のふたは外されており、オペレーションフロアに置かれていて、建物はそこまで壊し、ふたはそのままで、それを撤去するので大量の放射能が出るのはないのです。使用済み燃料プールの底に放射能があり、クレーンの設置をしているのです。
4号機の格納容器は、すでに開かれており、プールはその外で環境にむき出し、原子炉もそう。
一番危ないのは使用済み燃料で、4号機の格納容器がむき出しなのはあまり問題ではないのです。放射能は大気中に出ており、しかし事故当初に大量に出て、これから出るのは少ないのです。

藤田さん、大飯の3,4号機の再開、次に伊方が上がり、四国のメディア関係者より、伊方も酷使されて懸念と言われていて、その点は、酷使と言う意味では全ての原発であり、伊方は立地が特殊、半島の付け根で、海に中央構造線、日本最大の活断層があり、目の前であり、これが動くと構造物は被害を受ける。浜岡も東海地震の危険と同じものを抱えている、不安なものなのです。

リスナーより、原発1基の1年の放射能放出はどれくらいか、六ヶ所村でクリプトン33京ベクレル出ており、生物への影響についての質問
「もちろん影響あり」、クリプトン、炭素は補足しにくく、六ヶ所村は取れずに出しているのです。
原発では、大飯3,4号機で0.09京ベクレル、六ヶ所村は通常の原発の1年分の放射能を1日で出し、六ヶ所村が多すぎるのです。しかし原発から出るものも安全ではなく、しかし六ヶ所村の危険性はこの始末です

 今日の小出先生のお話をお送りいたしました。

なお、明日は私、所要で夜外出するため、たね蒔きは録音しておいて土曜日以降にお送りいたします。ご容赦願います。

続いて、大津のいじめ問題、教育評論家の尾木直樹さんのお話がありました。

新聞もトップ記事のいじめ自殺問題、学校は生徒に変化なしと言っていたものの、いじめが担任に相談され、アンケートで自殺の練習とかがあり、それを公表していなかったのです。在校生に口止めしており、なぜ自殺に追いやられたのか、尾木さんのお話です。
リスナーより体験談も寄せられて、学校も教育委も頼りにならなかったというものでした。

 尾木さん、お電話での出演で、今回のいじめ、率直な意見は、いじめ問題の不幸な事件は今までもあったが、「教育犯罪」であると言われました。教育委員会と学校の犯罪なのです。かなり悪質、保護者会でも校長が意味を理解していないのです。

 これまでの情報で、教育委はいじめと自殺の関係はなしとして、しかしアンケートに結果があったのに公表しない、遺族に伝えていないのです
両親は損害賠償の裁判を起こし、そして警察の家宅捜査があり、これについて尾木さん、学校で最高に与えられているのは子供たちの安全配慮であり、成文法になっていないものの安全は第一、それが担任、校長からも聞こえてこず、亡くなったこどものことだけでなく、学校の展開、友人を失ったのに、子供たちのケアを学校はせず、警察が入り、さらにメディアに批判されているのに、子供にビックリする事態が続いているのに、カウンセラーの配置も今日までなく、これは戦後初めての、生徒放置の学校なのです。責任感が1%も伝わらない、犯罪なのです。

 さらに、遺族に署名させる、外へ漏らさないとか、尾木さんも聞いたことがない教育委員会もテレビで見て、あれだけのメンバーが県下から集まったのに、子ども達へのお詫び+いじめ撲滅へのアピールも出ていない。これは、どういう県の、どういう教育委員会なのか、なのです。生徒の悩みにどう配慮するかのイマジネーションがなく、深刻な話なのです。

 教育は子供が第一なのに、事実の隠蔽、ふたつの隠蔽があり、新しい隠蔽(事実を塞ぐ+いじめでの追求をやめる隠蔽、追求しないのは感性がずれている)なのです
一般論からここに電話せよと、24時間体制で駆け込み寺を作るべきであり、県、政令都市は駆け込み寺を緊急に作らないといけない。全国に苦しんでいる子供が多数いるので、文科省もプロジェクトがいる。情報発信が要るのです。外部の、相談できる窓口を子供たちに伝えないといけないのです。

 学校に警察が入るのは、子供たちに救いを与えたとも尾木さん言われました
 
リスナーの声が多く、自分の子供もいじめられ、気づいて担任に相談して解決した、解決は親の仕事というもの、加害生徒を呼んで解決したもの、命を守る対応とあり、また先生より、担任と生徒の関係が醒めていたとありました。学校で先生が生徒の方を向かないというものもあったのです。千葉さんも、子供が命の危険なら学校に行くなと言うものと語られました。
 
今日は尾木さんのお話をお伝えいたしました。