憲法擁護の集会に3万人 憲法改悪の集会には900人
憲法擁護の集会に3万人 改正(改悪)の集会には900人
呼びかけ人の一人、ノーベル賞作家の大江健三郎さんは、安全保障を巡る動きについて、「日本が、世界中で戦えるようにするもので、未来に対して憲法を守り抜く強い決意で、集団的自衛権を拒否したい」と訴え、集会で、憲法が戦後最大の危機にあるなかで、集団的自衛権の行使に反対する活動方針が確認されました。
一方、憲法改正(改悪)を求める立場の「民間憲法臨調」などが東京・千代田区で開いた集会への参加者は主催者の発表でおよそ900人でしたが、NHKニュースは憲法擁護の集会と全く同じ字数(どちらも490字程度)で報じました。
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NHK NEWS WEB 2015年5月3日
集会を呼びかけた1人で、ノーベル賞作家の大江健三郎さんは、安全保障を巡る動きについて、「日本が、世界中で戦えるようにするもので、未来に対して憲法を守り抜く強い決意で、集団的自衛権を拒否したい」と訴えました。
会場では、参加者が、「憲法は、戦後最大の危機のなかにある。平和と命の尊厳を基本に憲法を守り、生かすとともに、集団的自衛権の行使に反対し、戦争のためのすべての法制度に反対する」とした活動方針を確認しました。
夫と1歳の娘とともに参加した埼玉県の30代の女性は、「子どもが生きる未来に、絶対に戦争をしてほしくないというのがいちばんの願いです。今の憲法のまま、武力によらず世界に貢献してほしい」と話していました。
NHK NEWS WEB2015年5月3日
主催した団体の1つで「美しい日本の憲法をつくる国民の会」の打田文博事務総長は、憲法改正に向けて1000万人の賛同者を集める運動を始めたことを紹介したうえで、「わが国を取り巻く情勢が厳しさを増すなか、憲法改正は待ったなしだ。実現には国民投票で過半数の支持を得る必要があり、全国で運動を進めていきたい」と訴えました。
22歳の大学生の男性は「憲法について詳しく知りたいと思い参加しました。自分の国や国民を守るためにも9条の改正が必要だと思います」と話していました。
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横浜市の集会 写真は「真実を探すブログ」より転載
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横浜市の集会 写真は「真実を探すブログ」より転載