橋下維新の裏切りと日本の不幸 「兵頭に訊こう」より

兵頭に訊こう

橋下維新の裏切りと日本の不幸

先のサミットでもそうだったが、世界は安倍晋三を無視し続けている。うそつきのファシストを相手にしないという立場だ。
ただ、世界で唯一相手にしている国民がいる。日本国民だ。すでに愚か者の国民だ、という論調が世界に現れている。
自業自得という言葉が、現在の日本人ほどふさわしい国民はいない。
「戦争とは、政府からの、赤紙一枚の命令書で、貴方の愛する家族、つまり父や夫や子供や孫や恋人が必ずむごい殺され方をすると云う事です。しかしそれは貴方達が選挙で選んだ人達が出した命令書なのです」
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(しづき「沖縄戦で米軍に収容された“日本兵”。老人(75歳)だろうが子供(15歳)だろうが、兵士として動員された。これが、「戦争のできる国」が行き着く果て。そこでは、守るべきものが容易に反転する。何としても安倍政権を延命させてはならない!」 )

自民党公明党も、隠れ与党の自民党二軍の維新も、すべて国民が選んだのである。ムサシの暗躍もあるだろう。しかし、誰の目にも明らかな形勢では、このツールは使えない。不確定要素があり、それなりの支持者が、これら戦争ビジネス肯定政党に存在するなかでしか、ムサシは使えない。
日本民族は、太平洋戦争をやった民族である。徹頭徹尾痛めつけたのに、どうやら懲りていないらしい。ドイツ、イタリアと比べても極端に政治民度が低い。どうやら軍国主義がまたぞろ鎌首をもたげてきたようだ。敵国条項を残しておいてよかった」。これが日本人への世界の見方だ。

改憲論者が改憲反対を叫ぶ。元自民党長老が安倍自民党を批判する。そこまで危機的な状況になっている。しかし、犬HK(日本最強の愚民育成機関)を初め、東京の大手メディアは、政権の正しさを煽(あお)り続けている。国民はのほほんとしてテレビに興じている。
その核心にあるのは、ぼんやりと巣くっている米国の属領、植民地になっている現状への不満と、3.11以降の屈辱感であろう。
それもすべては自業自得だ。なぜなら、その現状を立て直そうとする政党・政治家は現れてきたからだ。受け皿はあったのだ。
しかし、それらの政党・政治家をみんなで支援しない。逆に寄ってたかって石を投げてきた。その結果、対米隷属を利権維持の戦略とする官僚独裁国家に堕落してしまった。

(以下、長いのでメルマガの一部だけ公開します。)

自民党のアクセル公明党に対する、こんなツイートが目につく。
草創期の公明党は、まぎれもなく、庶民のために戦う「戦闘集団」だったと思う。現在はさながら、権威におもねるだけの「公家(くげ)集団」になってしまった。長いものにまかれ、黒を白と言いくるめる力はついたようだが、本質的な実績はほとんど何も残していない。

Masa aka Old-Flava
現役の創価学会活動家にひと言だけ申し上げる。信濃町に距離をとる会員個々の思想性を云々する前に自らの振る舞いを少しは振り返ったら如何か。いったいどんな道理に基づいて現下の公明党を支援するのか。公明党の姿勢を正させることが急務ではないのか。あなた方は未来部を戦場に送り出したいのか。

公明党の山口代表が全国の地方組織代表者の前で言ったらしい。安保法制案は違憲ではないと。今度こそ創価学会公明党憲法9条を大切にする国民の怒りをかうだろう

秦映児
平和の党」なんて、自らデッチあげた「神話」に過ぎない。戦前の創価教育学会の、「戦争協力」ぶりを、ネットで確かめたからね。すごい、戦争好きだったんだね。 「創価学会と戦争翼賛の歴史」
いまだに「公明党はブレーキ役として安倍の暴走をおさえています」みたいなことを言うので呆れた。「戦争には本当に反対なんです」と。じゃあ、なんで政権内にいるの、さっさと離脱すべきだというと、「野党では何もできません」。「何もできなくていいよ、政権内にいられるよりはるかにマシ」と返す。

おくあき まさお
そもそもが、今の自民党創価学会から票を融通してもらっている。それがなければ政権の座にいられない。これが政治の無責任体制を作り上げている。
創価学会は安倍に必ずしも賛成ではないが、悪いことがあっても、やっているのは安倍だから自分たちの責任ではないと逃げている


与党に公明党、野党にトロイの馬の維新。これで万全の、自民党の独裁体制が作られている。つまり国会自体が大政翼賛会になっている。日頃は与党だけで可決できる。しかし、政局では維新が野党を分断して、可決が決まっている与党法案に「対案」を出す。自民党に修正させたフリをして、採決に応じる。これが維新のミッションだ。

自民党は野党の維新が採決に応じたとして、強行採決の色を薄める。この橋下維新に幻想を持つのは、もうやめた方がいい。橋下維新の本命は常に自民党にある。地方自治も地方創生も見せ金である。維新に期待をつなぐのは、まったくの時間の無駄だ。政局がそれを証明する。

戦勝国が70年も居座って、国富を収奪し続ける。先進国であるにも関わらず植民地にまで堕落した国家というのは、歴史上、日本しかない。
官僚と与党は、対米隷属を旨としてきた。その方が手っ取り早く、利権政治の見返りがあるからだ。
それも純化されて、今では、この国の1%は無国籍の株主になり、グローバリストで占められている。99%は、食べるのに必死の貧困層で占められ、経済徴兵制の対象におとしめられている。
選挙のたびに1%(無国籍の株主・グローバリスト)に尽くす売国奴たちが勝利する。99%は東京の大手メディアに家畜化され、何も考えないようにしている。得意技は棄権だ。
その結果は、軍事力を安売りして宗主国に差し出し(集団的自衛権)、労働力も安売りして宗主国に差し出すこと(労働者派遣法改悪)になった。
この国は滅びつつある、のではない。とっくに滅んでいるのだ。ただ、外見は以前と同じだから、見えない者には何も変わっていないように見えているだけだ。
精神の死者たちがこの国を支配している。