将来の中国・台湾統一を見据えて ~沖縄独立のもうひとつの視点~

将来の中国・台湾統一を見据えて ~沖縄独立のもうひとつの視点~

通常国会は、6月24日で150日間の会期が終了する予定だった。しかし、「この夏までに成就させる」との対米公約を果たすために、何が何でも安保法制を通して戦争をやりたい安倍晋三は、会期を9月27日まで95日間延長した。
この間、官製の株高操作、東京の大手(「記者クラブ」)メディアを総動員して、安倍人気と支持率の操作、それに野党攻撃をやり、法案を通すつもりである。
これからはトロイの維新の出番がくる。対案とやらを出して、自民党と修正協議に入り、整ったとして採決に持ち込むのかもしれない
そんななか、沖縄で、23日に、県主催の沖縄全戦没者追悼式が行われた。
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(海外のメディアは、安倍晋三が罵声を浴びたことを正確に伝えた。安倍さまの犬HK(日本最強の愚民育成機関)は、罵声を隠した)
翁長雄志知事は、「平和宣言」で、政府に対し、辺野古の米軍基地建設を中止するよう求めた。
追悼式には、われらのサイコパス安倍晋三も出席した。当然、「何しにきたんだ」「嘘いうな!」といった「帰れ」コールが起こった。
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(沖縄の怒りは、海外に発信された)
海外メディアは、正直にその模様を伝えたが、犬HKは、ヤジを消して報道した。そのことも見抜かれて海外に報道されている。今や東京の大手(「記者クラブ」)メディアは世界の笑われ者である。
この日の安倍の、ロボットが官僚の書いた原稿を読み上げているような、何の感情もない挨拶を聞きながら、わたしの念頭にはサイコパスの5文字が浮かび続けた。
「このチェックリストは、「ロバート・ヘアの精神病質チェックリスト」を、英語を母語とする人に協力を得て当サイトで意訳したものです」という「サイコパス・テスト(診断)」というサイトがある。その項目を、感謝して引用させていただく。( )内は兵頭のコメントである。
1 口達者で表面的には魅力的
2 自己中心的で、自尊心が強い
(安倍は他人の批判に学ぼうとしない。逆上してやりかえす)
3 病的に嘘をつく
(これなどはすでに世界的に有名である。「安倍のうそ」「安倍の大うそ」という言葉があるくらいだ。米国議会やIOC総会、広島・長崎での敗戦記念での挨拶、そして沖縄全戦没者追悼式での挨拶などは、その場を取り繕えたら何でもしゃべるという精神の産物である)
4 ずるく、人を操ろうとする
(現在、この対象になっているのが公明党山口那津男であり、維新の党の橋下徹であろう)
5 後悔したり、罪悪感を感じない
(後悔や罪悪感という言葉は、そもそもかれのボキャブラリーにはないだろう)
6 感情が浅い
(これも安倍に妥当している。安倍を、深みのある人物ととらえる人は誰もいないだろう)
7 冷淡で人に共感しない
安倍晋三の中東歴訪(2015年1月17日~21日)における、ISISと戦う国への後方支援表明、対ISIS宣戦布告による、日本人人質見殺し事件は、その最たるものであろう。
最近では、6月1日に亡くなった町村信孝衆議院議長の葬儀に、記者たちと酒をのんだ後に弔問したというのがある。
「さる6月1日も、同じ「赤坂飯店」で官邸キャップ懇談が開かれる予定だったが、会の直前に町村信孝・前衆院議長の訃報が届いた。記者たちは懇談会は中止になると思っていたが、官邸から「予定通り開催する」と連絡が入ったという。
「驚きました。総理は到着するなりビールをぐいぐいとあおって、『オバマの俺を見る目が変わってきたんだよ』と上機嫌でした。しかも、秘書官に促されてようやく赤ら顔のまま町村さんの弔問に出かけていった」(出席者)」(『週刊ポスト』2015年6月19日号
8 自分の行動と責任を結び付けられない(責任感という概念の欠如)
(2007年(平成19年)9月10日、安倍は第168回国会の所信表明演説を行った。にも拘わらず、代表質問が始まる予定の9月12日になって、突然、緊急記者会見を開いて退陣を表明した。これは未曽有の事件であり、病的な責任感の欠如を物語っている)
9 退屈しやすく、刺激を求める
10 寄生虫のように他人に依存して行動する
(やたらとオトモダチで周りを固めるのは、他人依存の典型である。また、安倍の対米隷属も、外国首脳やメディアの、哀れみの対象になっている)
11 欲望を抑えるのが苦手
12 性的に乱れた行動をとる
13 現実的・長期的な計画をもとに行動できない
(中国敵視策、原発維持・推進、TPP参加、労働者派遣法改悪、集団的自衛権、安保法制、辺野古の米軍基地建設など、ほとんどの政策が、長期的な計画に基づいていない。米国にいわれたからやる、といった無責任に裏打ちされたものである)
14 衝動的に行動する
(国会でたびたび見せる質問者へのヤジや、街頭演説での、批判に対する「左翼」呼ばわりは、これを物語っている。止められないのである)
15 責任を取ろうとしない(ルールを知っていながら義務を放棄する)
原発再稼働、アホノミクス、年金をつぎ込んだ株高操作、東京オリンピック閉幕後の膨大な赤字と不景気、消費税増税による死者、集団的自衛権行使による自衛隊の死者、労働者派遣法改悪による貧困層の増大と、安倍の日本破壊は留まることを知らない。しかし、かれはこのすべてに責任をとらないだろう)
16 少年・少女時代から犯罪歴がある
17 幼児期から問題行動が多い
18 保護観察・執行猶予期間の再犯がある
19 短期間に数多くの結婚・離婚歴がある
20多様な犯罪歴がある」


このサイコパス安倍に、沖縄で帰れコールが起きたが、全体としては温和しい、礼節をわきまえた沖縄らしい「抗議」であった。
サイコパス安倍は、「13 現実的・長期的な計画をもとに行動できない」し、「14 衝動的に行動する」。それで、もし辺野古の米軍基地建設を強引にやってしまうと、沖縄では沖縄独立の運動が一気に拡大することが見えていない。
米国は、もともと米国隷属の東京政治で、沖縄占領を継続するために返還したのである。沖縄が〈県〉に留まる限り、米国隷属の、東京政治の犠牲になり続けるのは、現在の、安倍晋三の沖縄無視政治を見てもわかることだ。

これはわたしの持論なのだが、沖縄は独立した方がいいように思われる。
最近の日本総理(麻生太郎鳩山由紀夫菅直人野田佳彦安倍晋三)を見ても、沖縄のために本気で米国と交渉するつもりも能力もない。沖縄は独立しない限り、永遠に米軍基地を押しつけられる。差別を強要される。
沖縄の米軍基地問題は、沖縄独立と、米軍の国外移転が、唯一の解決策である。
もし中国と台湾の国家統一がなされると、沖縄駐留の米軍は、台湾(中国)に対する前方展開基地を危険視して、沖縄から撤退するだろう。その後を自衛隊が代替する。沖縄の危険性は、減るどころか、米軍駐留より格段に増すことになる。