日本1%の真の敵(兵頭ブログより)健康と長寿の食生活他

日本1%の真の敵

今日のメルマガは、最初に購読者の健康と長寿に必須の食生活について書く。
この国で食材に関心をもつのは、知的なことである。食材に、体に悪い添加物が入っている。また遺伝子組み換え食材が加わり、さらに放射能汚染まで加わった。

政治家と官僚が、「食べて応援」させる国に住んでいるのだから、国立の文系学部廃止に見られるように、日本の1%は、結果的にこの国を滅ぼし、国民を家畜のように見て、殺そうとしている。
わたしは肉は基本的に食べていない。たまに食しても牛肉・牛乳はまず口に入れない。基本的に菜食を心がけている。新谷弘実の本を読んでからだ。新谷は「肉食の末路は心臓病とガン」とも書いているから、肉食偏重の購読者は気をつけられた方がよろしい。(『胃腸は語る』)

わたしは3.11の前から、できるだけ牛肉は食べないようにしていた。タンパク質は魚介類から摂るようにしていたのだが、3.11以降、さらに徹底して牛肉をほぼ食べないようになった。
新谷が食事健康のポイントとして挙げているのは、例えば次のような食物である。
玄米、胚芽米、押し麦、そば、大豆、豆腐、納豆、ソラマメ、緑黄色野菜、根菜類、海藻類などである。
基本は粗食であることがわかる。かれの本は3·11以前に書かれているので、推奨されていた魚介類は省いてある。3.11以降、コンビニやスーパーの弁当、缶詰類は食べたことがないし、魚介類の冷凍食品も敬遠している。食材の案内でも「太平洋産」「日本産」という紛らわしい広告の食材は、まず注文しない。
わたしは玄米ジュースを愛飲している。3.11以前からだ。できるだけ九州や四国、関西の、農園・農家から購入した無農薬(化学肥料を使わず、残留農薬不検出)の玄米を使用する。
わたしが勧めても素人の趣味程度に思われても困るので、専門書(『健康の結論』新谷弘実)から引用しておこう。( )内は兵頭のコメント。
「発芽玄米の生汁(ジュースのこと)の作り方は簡単です。
(1) 夜寝る前に、大さじ2杯の玄米を100ml水に漬けておく。(玄米を洗うときに強めに揉んでおくと、翌朝はすぐに気泡を出している。玄米が呼吸している証拠)
(2) 翌朝(毎日、水を換えながら4日ほどおいた方が発芽の状態は増える。肉眼でも確認できる。すべてを確認しなくても3分の1ほどでいい)、水に漬けておいた玄米(発芽している状態)をミキサーにかけて(蒸留水をコップ1杯ほど入れて)粉砕する。(ミキサーには4分ほどかける。牛乳のように真っ白になる)
(3) コップに移し、ティースプーン1~2杯のハチミツを入れて混ぜれば出来あがり(ハチミツは好みで適当に。わたしは何も入れずにそのまま愛飲している)」
この発芽玄米の生汁は、原則として朝食の前に飲んでください。毎朝きちんと食事を摂っている人は、朝食の前に飲み、そのあと生野菜のサラダや果物を食べてください。朝、食欲がない人は、これだけで良い栄養が摂れるので、生汁だけでも飲むことをおすすめします


玄米の栄養の高さについては、もうすべての購読者がご存じだろう。その同じ玄米でも生の方が栄養価が高いのである。だから玄米ジュースをお勧めしている。
玄米が苦手な人は、白米と半々に混ぜて炊いてもいいのである。新谷弘実は別の著作(『胃腸は語る』)のなかで、次のように書いている。
私のすすめる玄米(60~70%)に雑穀類(麦、ひえ、あわ、きび、アマランサス等)を30~40%混ぜた食事をしている胃相・腸相は6から12か月で驚くほど改善されます。
(中略)
玄米に麦を3割から4割くらい入れ、混ぜて炊くと、ほとんどの成人病の予防に役立つ重要な食べ物となります。たとえば、肥満や糖尿病、脚気、ガン、高血圧症、胃潰瘍、肝臓病、心臓病、はては歯槽膿漏から肌荒れ、吹き出物、にきびなども防ぐことができます
玄米ジュースを毎日、作るのがおっくうな人は、1週間~10日ほどの作り置きも可能である。作って4日ほど経つと、発酵してちょうど酒樽のような気泡が出てくる。まさに生きているのだ。それから酸味を抑えるために、わたしは冷蔵庫に保管する。
なお『ひとー人~shig/谷田茂』放射能汚染と食材について、貴重な情報が載っている。この最悪の時代を、国家の殺意をかわして生き延びるためにも、ぜひご覧いただきたい。

さて、日本の状況は、新国立競技場をスピン報道に使って、戦争法案(安保法制)から目をそらすのに、権力は必死だ。特に森喜朗都知事舛添要一などが、下村博文文部科学大臣を批判している。公正さを装いながら「自民感じ悪いよね」を一掃したいのである。
この間、何度かギリシャ問題を扱って、そのなかで日本がギリシャの先達であって、反面教師だと述べてきた。その眼目は、日本の植民地としての完成度の高さにあったのだが、もうひとつのデータが出て来た。
Syntax が今日(7月24日)、こんなツイートをしていた。
負債がGDPの3倍で改善が見えないって。
Japan’s Debt Risks Surge to Triple GDP Without Change, IMF Says
↓で出した世界銀行GDPデータでは日本は約2年で23%下落だけど、こっちはIMFのデータ
2015年の現在までの約2年半で、日本のGDPは約30%下落してる。
ギリシャが5年で25%の下落だからそれより圧倒的に転落度が大きい。
ギリシャより深刻な状態で、日本の為政者たちは、のんきにオリンピックだの、米国を守る戦争だのと騒いでいるわけだ。
http://m-hyodo.com/wp-content/uploads/2015/07/Shinzo-Abe-21-e1437647221393.jpg
(米日の始める戦争は火事ではない。軍産複合体の金もうけである。そのため99%が戦場に送られる)
世界の権力支配構造を、以前のメルマガで書いた。つまり端的にいって日本を植民地化して、支配しているのは米国である。ただ、それは間接支配、間接統治になっているので、お花畑の99%には見えない。
米国は、太平洋戦争に勝利してから、日本の永続支配を目指した。それで天皇と岸らA級戦犯を利用するために生かして残した。


日本の場合、複雑なのは、米国支配に積極的に協力し、富を得るばかりか、米国から自立しようとする人間を攻撃し、宗主国に代わって葬る人間がいることだ。つまり国内の1%が日本国民の敵なのである。
日本の1%は、米国が自分たちへの盾としてこの植民地に居座ってくれることを望んできた。その露骨なフックが思いやり予算である。1%は、日本国民の敵としてのおのれを明確に意識しているのだ。
この本質的な対立から、99%の目を逸(そ)らさせるために立ち上げられたのが、東京オリンピックだった。東京オリンピックは、自民党の最大の失政としての福島第1原発事件から、国民の目を逸らさせるために企画された。そして現在は、戦争法案(安保法制)から目を逸らさせるスピン報道として利用されている。

米国の軍事的な必要性。その本質は、中・ロ・北朝鮮の脅威のためではない。いずれ覚醒するかもしれない国内の99%への脅威からくるものだ。
現在93歳の瀬戸内寂聴が元気いっぱいだ。安倍支持ネトウヨの攻撃にも負けない。「美しい憲法を汚した安倍政権は世界の恥です」「悪名が歴史に残る」(「女性自身」(光文社)8月4日号)と語った。
同じ仏教徒公明党山口那津男に聞かせたいような言葉だ。