またもや年金ドロボー 職員宿舎に61億円
またもや年金ドロボー 職員宿舎に61億円
流用された年金の総額は61億円で、全国48か所の宿舎建設に使われていた。
宿舎の入居率は66% 。34%は空き部屋なのである。流用(実態はネコババ)された60数億円の3分の1は無駄になっているのである。
もっと呆れた実態も明らかになった。宿舎に入居しない職員は、家賃の7割もの住宅補助をもらって民間住宅(戸建て、マンション)に住んでいるというのだ。家賃補助の総額は13億円にも上る。
消えた年金問題(2007年発覚)の際、ゴルフ用具やカラオケセットの購入に使われていたことが発覚し、世の批判を浴びた。
今度は土地と建物である。ゴルフやカラオケセットなんて可愛いものだ。年金ドロボーに反省は見られないようだ。
山井和則議員が口火を切った ―
「リーマンショック以上の運用損が出た※。官製相場で年金の株式運用比率を上げたからじゃないのか?」「10月からはジャンク債にもつぎ込んでいるが、理論上はギリシャ国債にも運用できるようにした、ということなのか?」
厚労官僚はゴニョゴニョと回りくどいことを言いながらも「運用会社が判断する。可能性としてはある」と認めた。
これには津田弥太郎議員が釘を刺した。「多くの国民はハイリスク、ハイリターンを求めていない」と。
国民は老後のためと思って せっせと 年金を納めてきた。
ところが実際はアメリカ様と官僚様を肥らせるために充てられていたのである。