修学院離宮の見学(季節はずれでしたが・・)

昨日は、先週(桂離宮)に引き続き修学院離宮に・・。
イメージ 1
まだ紅葉が残っていた桂離宮での写真(上下とも)
イメージ 2
スミマセン。記事にする時間がないので一緒に載せてしまいます。


そして、修学院離宮。こちらは、日頃忙しい次男のために応募。
日本の伝統美を堪能した後、晩ご飯は美味しいものをごちそうして・・
と「子ども孝行」のつもりでした。
でも次男にすれば、忙しい年末に母親の付添い??
「うーーん。忙しいけど昨年死にかけたことだし・・ここは、やはり親孝行しておこう」と、ついて来てくれたのかもしれません。
先手を打って「親孝行、ありがとうね!」と言ったらニヤリと笑っていました。やっぱりそう?(笑)

上の桂離宮と今回の修学院離宮の一番の違いは、
桂離宮が人工的な美であるのに対して,修学院離宮は自然を生かした美であることだそうです。
入口の紅葉。散った後ですが、散る前を想像してみるのも良いですね。
イメージ 3
なんと、生活感いっぱいの畑まであるのにはびっくり!
イメージ 4
イメージ 5
棚田なども、江戸時代から変わらぬ風景であるそうです。

一番の見どころは、谷川を堰き止めた浴龍池と呼ぶ大きな池を中心にした回遊式庭園、それを一望におさめた隣雲亭からの眺めがすばらしい!
イメージ 6
山を借景に・・というのはよくある話ですが、ここは京都を取り囲む山並みそのものを借景にしています。その壮大な眺めに感動!
紅葉の時期ならどんなにきれいだったことか・・と思われます。
ここは、隣雲亭から、自分の目で見るのが一番!
ちなみに・・こちらは紅葉の時期の写真(お借りしました)
イメージ 7

面白い話を聞きました。
隣雲亭は美しい自然の中にあるので、一切の装飾をしていない。
後水尾上皇が「飾りは邪魔になる」と言われて作らせなかったそうです。「簡素な建物には、自然の美しさが彩りを添える・・」と。
おや???
この話は、聞いたことがあります。
そう、ヴォーリズも同じことを言っているのです。
自然が美ししいヴォーリズ病院
「簡素であるが、ここでは、自然が美を与えてくれるのだ」と。

後水尾上皇ヴォーリズ。偶然同じ考え方を持っていたのですね!