これが事実なら、今からでもオリンピックを返上しろ!(…と言いつつ、事実なのはほぼ確実じゃないの?)

これが事実なら、今からでもオリンピックを返上しろ!(…と言いつつ、事実なのはほぼ確実じゃないの?)

今からやったら、まだ間に合うんやないか?

何が間に合うのん?

そら、東京オリンピック返上やがな…


東京五輪「裏金支払い」報道 IOCは沈黙 (BBC News 5月12日)2020年に予定される東京オリンピックの開催をめぐり、招致委員会側が国際陸上競技連盟(IAAF)のラミン・ディアク前会長の息子が関係する口座に「7ケタ」の金額を支払ったとされる報道について、国際オリンピック委員会IOC)はコメントを拒否している。
英紙ガーディアンは、ディアク氏が関わるシンガポール企業の口座に招致委が総額130万ユーロ(約1億6000万円)を支払った疑いがあると報じた。
今年3月には、スポーツ界の汚職を捜査するフランス検察が、2016年五輪と2020年五輪の開催地決定手続きについても捜査を着手。ガーディアン紙によると、フランス警察も疑惑に注目している。
報道についてIOCは、「フランス捜査当局がIAAFについて捜査開始した当初から、当局や世界反ドーピング機関(WADA)と連絡を取り合っている」とコメント。「IOCの倫理・コンプライアンス担当は、不適切な行動の疑惑を解消するため関係者全員と今後も連絡を取り続ける。捜査の内容について現時点でこれ以上はいっさいコメントしない」と付け足した。東京の五輪招致活動の実態が注目されるきっかけとなったのは、WADAの独立委が今年1月に提出した腐敗関連報告書だった。独立委は注記で、ディアク前会長のもうひとりの息子ハリル氏とトルコ・イスタンブール招致委委員の会話内容を詳述。会話記録は、日本の招致委が「ダイアモンド・リーグかIAAFのいずれかに」、「協賛金400万ドル~500万ドルを支払った」と示唆している
報告書の脚注はさらに、イスタンブールが招致争いで敗れたのは「協賛金を払わずラミン・ディアクの支持を失ったから」だと主張している
WADA独立委は、この指摘について「自分たちの管轄範囲外」のため内容を調べなかったと説明している。2020年東京五輪パラリンピック組織委員会の広報担当は、WADA報告書の記述は「我々の理解と異なる」として、東京が五輪招致に名乗りを上げたのは、スポーツの尊厳にかかわる諸問題に日本として誠実に取り組んでいくという姿勢の表明でもあったと説明している。ディアク前会長はすでにフランス当局に捜査されていた。ロシア陸連によるドーピングを見逃して賄賂を受け取っていたとされ、汚職資金洗浄の疑いで昨年逮捕された。IAAFのマーケティングコンサルタントとして父親に雇われた息子のパパ・マサタ・ディアク容疑者も捜査線上に上り、インターポール(国際刑事警察機構)が指名手配している。パパ容疑者はIAAFから永久追放されているが、昨年12月にはBBCに対して、自分も父親も無実だと主張していた。IOCは五輪招致をめぐり1999年ソルトレークシティ大会で組織的な汚職の構造が明るみになって以来、規則を全面的に見直し、信頼を回復していた。今年2月にはWADA独立委委員長のパウンド元WADA会長(IOC委員、同副会長も歴任)が、IOCに組織的な汚職はないと「ほぼ確信」していると表明。しかしフランス検察はそのわずか1カ月後に、2016年大会と2020年大会の招致手続をめぐり捜査に着手した。

東京は「お金でオリンピックを買った」んでっか?

そんでも、確か、「五輪招致をめぐり1999年ソルトレークシティ大会で組織的な汚職の構造が明るみになって」から

もうこんなコトはやったらアカン…と、IOCが固く誓って出直したはず…やったのに?

いやいや、そんでもこれは、まだ「疑惑」の段階や、即断は禁物…

東京オリンピックの招致委員会にも「無罪推定」せなあかん…)

と思わんでもないけど、これって、ほぼ「真っ黒」やないのか?

…というか、これはフランス当局の調査(捜査)を待たずに、

日本側が積極的に調査をしてその真偽を明らかにすべき事柄やと思うで

(そやかて、オリンピックという国際的な行事に関する疑惑なんやから
 日本が世界に向けて自ら率先してその疑惑を晴らすべきやないのかね?)


それやのに…

東京五輪招致の「疑惑」否定=菅官房長官(2016/05/12:時事) 菅義偉官房長官は12日午前の記者会見で、英紙が2020年東京五輪パラリンピックの招致活動に絡み日本側が国際陸連関係者に金銭を支払った疑いがあると報じたことについて、「全く承知していない。東京大会招致はクリーンな形で行われたと認識している」と否定した。 

菅長官は、報道に関する調査を行う考えがないことを強調した上で、「(陸連関係者を捜査している)フランス司法当局から要請があれば、内容を踏まえて適切に対応していく」と述べた。

あの~、菅ちんね、ここで問われてるのは「客観的な事実として買収があったのか否か」であって

アンタの「認識」とちゃいますねん…

(そやかて、アンタの「認識」次第で、事実の有無が左右されるわけでもないですがな…)

それに、菅ちんが「フランス司法当局から要請があれば…」という言い方をしてるとことを見ると

やっぱり、「日本が自ら積極的に買収疑惑を晴らす」…という行動には出ないんでっか?

(菅ちんたちは、口を開けば「日本の名誉」がどうのこうの…と言うてるところ
 こんな疑惑は「日本の名誉」を著しく毀損する疑惑であると思うねんけど、
 こういう「不名誉な疑惑」だけは、ほっとくの?)


そんでもな、よく考えてみると、こういう「疑惑」は過去に何度もあってん

例えば、「長野県で開催された冬季オリンピックの招致委員会の会計帳簿焼却事件」あったやん

(これ、最初は「紛失した」って言うとったのが、後から「焼却した」ことがバレてんで…)

で、帳簿を燃やされてもうたから、何も証拠がない…と言いたいトコやけど…

長野五輪招致 会計帳簿紛失問題(2005/1/13 「しんぶん赤旗」) 長野冬季五輪招致委員会の会計帳簿紛失問題で、「長野県」調査委員会は十二日、調査の中間報告と帳簿の一部と見られる資料のコピーを公開しました。 

一九九二年七月前後に作成されたと見られる「第九七次IOCバーミンガム総会招致活動概要」のコピーでは、長野開催が決まったIOC(国際オリンピック委員会)の英バーミンガム総会に、ロビーイング(IOC委員に対する活動)に約一億一千三百万円など総額三億六千四百万円余りの支出が記載されています。 

また、マル秘の印がある「支出記入帳」とみられるコピーでは、「土産代(ブローチ等)」として千七百六十六万円、「招致活動諸費」の資金前渡として約二億二千五百万円など支出の内容が記載されています。 
調査委員会は、これらのコピーが本物の写しだとすると、「使途不明金」が約九千万円あると指摘。これが本物かどうか、「情報をおもちの方はお寄せください」と情報提供を呼びかけました。二月下旬頃には報告書をまとめる予定です。~

この事件について、誤解のないように言うておきますけど

これは「9千万円の使途不明金」が出たことが問題…なのではなくて、招致活動そのものが問題だったんです

それは調査委員会の報告書にしっかり出てますねんけど、

その内容があまりにも膨大なので(264頁+追加で31頁もあるし…)

ここではその「短縮版」を紹介しておきますので、よかったら見てください

(見てもろたらわかりますけど、長野オリンピック招致の際にも、
 IOC委員に対する「過剰接待」(=買収)はあった
んです)


さらに、東京都が前回の16年五輪招致で支出した費用の経理書類…それも、

保存期間内の8事業計約18億円分の文書を「紛失した」として、情報公開請求に応じなかった…のに

それが問題視されると、後に「文書が見つかった」として出してきた…なんていう呆れた事件もあったし…


ということで、過去の日本のオリンピック招致活動は、

誰が見ても「クリーン」に行われたとは言い難い…ものでありまして

ぼくは今回の報道を受けて、「またか…」と思うと同時に

これだけ「過去の行いを反省できてない」状況でオリンピックを開く…なんてのは

もはや、「世界に対する挑戦」と言うべきであって、

今回の疑惑は日本が率先して晴らす責任があると思うし

それすら自発的にしない…というのであれば、「事実の存否」にかかわらず、

オリンピックを返上すべきである…と、強く思います




※付録…「この件に関する、ひとさまのtweet集」http://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mzponta/20160512/20160512192910.jpg
東京オリンピックの裏金疑惑、海外報道だと「電通」の名前が出てくるんだけど、日本の新聞各社の報道だと消されていて、電通への配慮すごい「招致委員会か代理人シンガポールにある金融機関に振り込んだとみられる。口座はディアク氏の息子パパマッサタ・ディアク氏に関係」=息子パパマサッタの親友で電通子会社のコンサルをしていた人物の口座。電通国際陸連のスポンサーシップ延長

電通~~~~~!

(日本のメディアが素通りするみたいなので、ここだけでも大きな文字で…)


東京五輪招致をめぐる金銭授受。NHKも繰り返し報じているが、ここまではフランス検察当局頼み。疑惑が事実なら「日本の口座から」と伝えられる贈賄側は招致委周辺にいるかもしれず、取材現場は東京になる。日本メディアの意地の見せどころだが…

まぁ、「電通」のデの字も出してくれない日本のメディアには、何の期待もできないでしょう…

(日本の大手メディアは、ほとんどが「東京オリンピックパラリンピックの『オフィシャルパートナー』やし…)


疑惑に対する反応が「調査する」でなくこれって、ちょっと異常だろ菅長官:「クリーンなかたちで行われたと認識しているので、報道に基づいて政府から聞くことは考えていない」
安倍政権は、 パナマ文書→調査せず 東京オリンピック誘致裏金疑惑→調査せず だからな。閣僚が賄賂もらっても、「罠だー」で逃げ切る政権だし。

もしかすると、もうすぐ「これは~のワナだ!」というネタがどこからか、流れてくるかも知れません…


子供達に夢を与える、被災地復興を見せるという目的の東京五輪は!日本の計画の杜撰さと!どんぶり勘定と!エンブレム騒動と!国立競技場を巡る狂騒と!被災地を軽んじる姿勢と!アンダーコントロールという大ウソと!贈賄を世界に見せつけ!そして!

http://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mzponta/20160513/20160513131424.jpg

ええ、東京オリンピックは、もう、「やる前から成果がないこと」はわかってます…

(…と言いつつ、「東日本大震災や九州大震災の復興を遅らせる効果」はあると思うけどね…)





※追記…フランス司法当局は、とうとう「金銭授受を確認した」って発表してますわ↓

記事によると…

「この金は2013年7月と10月に、日本の銀行口座から振り込まれていたという。
 同年9月のIOC総会で、2020年オリンピック開催地を決める投票があったので、その前後…」

ということなので、もうミエミエのお金…ではないでしょうかね