野党はつらいよ…だって、こんな大臣相手に討議しないといけないんだぜ

野党はつらいよ…だって、こんな大臣相手に討議しないといけないんだぜ

今までも答弁がヨレヨレのシドロモドロで、目も当てられない大臣だった金田法務大臣

なんと、所管する法務省の官僚に泣きついて

「(共謀罪については)国会に提出した後、所管の法務委員会において
 しっかりと議論を重ねていくべきものと考える」

…とする異例の見解を文書で発表させたのは、みなさんも、ご存じかと思います

しかしながら、国会議員の質問権あるいは(本来、内容に制約のない)予算委員会の審議に対して
行政府が注文をつける…というのは、三権分立をないがしろにするアメリカの壁大統領並みの暴挙
でありまして、

当然、野党は怒ってます…↓

有田芳生

法務省共謀罪は「提出後に議論を」=異例の見解、民進反発
:時事 http://www.jiji.com/jc/article?k=2017020600965&g=pol
法務省は「テロ等準備罪」の概要を「検討中」としつつも私たちに提出しています。
それをもとに質問をしています。3月に正式に提出してまたぞろ強行採決をするのでしょうか。

▽小西ひろゆき

法務省見解は空前絶後の暴挙。絶対に法務大臣を辞職に追い込む必要。
憲法や刑法の基本原則に抵触する法案の検討状況等を追及するのは議院内閣制の国会の任務そのもの
これを「国民の利益に叶わない」とするのは国会の全否定行為。
さらに「所管の法務委員会で」とするのは予算委員会の否定そのもの。

http://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mzponta/20170207/20170207141309.jpg

いや…、その…、いくら所管の大臣が指示したから…とゆうたかて

法を司る官庁である法務省の役人が、法の基本中の基本である三権分立を無視した見解を発表する…というのは
もう、「法務省」の看板を下ろさなあかんような愚挙でありまして、もはや日本に「法治」はないのか!…という話であります。

(そういや、少し前にも、憲法9条違反の戦争法を合憲とゆうた内閣法制局なんてのもあったしな…)


ただ、やっぱりそんな話は通らんやろ…というくらいの修正能力はまだかろうじてこの国にも残ってて…↓

メモ「組織犯罪処罰法改正案で法務省が報道機関に配布した「法案の提出後に議論すべき」文書について、金田勝年法相は「撤回する」と表明 その上で「マスコミを通じて、国会に対して審議のテーマに注文をつける意図はまったくなかった」と謝罪した。 金田法相は文書は自らの指示で作成配布を認めた」

答弁で立ち往生してるオレ(=金田法務大臣)をなんとかしてくれ…と言って作成させた法務省見解は、
あえなく撤回・謝罪…となりました


しか~し、そないなると、金田迷走大臣の存在がそのまま残るだけの話やんけ…と思てたら

案の定、金田バズーカが炸裂して…↓
衆院予算委。民進、階の質問に「私の頭脳の問題で対応出来ない」と答弁しちゃう金田法相。

もうこんな法務大臣イヤだー(><)

そんなコト言われたら、もう、何も質問でけへんやんけ…

ちゃう、ちゃう、これは質問でけへんのではなくて、(頭の問題で)大臣が答弁でけへん…というコトやから

野党は当然に「答弁のできる大臣」を(新たに)求めることができるはずや

(そやかて、「頭脳の問題で(野党の質問に)対応できない」大臣をそのまんまにすること自体が
 野党の質問権…というか、広く、国会議員の質問権を一方的に奪うのと同じやからな)

「私の頭脳の問題で…」なんて情けないコト(…というか正直なコト)を言う大臣は、なんだか可哀想な気もするし同情する気持ちもないわけではないけど
これは、「こうなったら、破れかぶれの同情作戦や!」という可能性もあるからやっぱりアカンねん、こんなん…


…と言いつつ、金田法務大臣だけが酷いのか…と言えば、そんなことはなく…↓

参院予算委。

福島みずほパレルモ条約、どうしてイタリアのパレルモで結ばれたか知っているか?」
岸田「経緯は解りません」
福島「これは組織犯罪、マフィアを取り締まるためのものだったからです。テロ対策とは全く関係ありません」

岸田のオッサン、オマエ、所管大臣ちゃうから…ゆうて、
ええ加減なコト言いやがって、

外務大臣がそんなコトで通ると思てんのか!

…と、日頃温厚なぼくでも怒るようなええ加減さやんけ…

(みなさん、金田くんだけじゃなく、岸田くんもええ加減だ…ということも忘れないでね)