奈良市民放射能測定室便り<無料測定祭り>
測定祭りなので、無農薬お野菜やお米、お茶の販売もあります。
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測定を待つ間のお茶タイムは「瑠璃カフェ」で。
材料にこだわった手作りスイーツとオーガニック珈琲付きで300円。
このお金は測定所の運営に使われます。
私はお菓子当番で、今回はブラウニーを作りました。
(画像)
さて、昨日の測定は・・
① インスタントラーメン 1096g×2100秒
測定値 下限 計数率
Cs137 ND 1.2 0.04
Cs134 ND 1.1 0.00
K40 ND 13.7 0.00
★ 茹でた後のラーメンを測定しましたがセシウム、カリとも不検出でした。セシウム137だけ僅かに計数率がカウントされていますが、存在するとしても微量だと思われます。
②福島産白米 991g×1800秒
Cs137 ND 1.4 0.00
Cs134 ND 1.4 0.00
K40 24.1±21.5 16.2 0.06
★ 福島県産の2016年の白米ですが、両セシウムとも不検出で計数率もゼロでした。我々の最近の測定では国内産の白米からセシウムが検出されることはありませんね。
③福島産味噌 961g × 1799秒
Cs137 ND 1.5 0.00
Cs134 ND 1.5 0.02
K40 95.3±39.9 16.8 0.25
★ 福島県産の味噌ですが、セシウムは両方とも不検出でした。セシウム134だけ計数率が0.02とカウントされていますが、セシウム137がゼロなのでこれはセシウム134ではなく、おそらくカリウム40による影響であろうと考えます。
④なすび 798g × 2100秒
Cs137 ND 1.7 0.05
Cs134 ND 1.6 0.03
K40 57.6±32.3 18.9 0.12
★ 高知県産のなすびを刻んで測定しました。 セシウムの判定は不検出ですが、スペクトル図を詳細に見ると661kevのセシウム137該当の位置に極く小さなピークらしきものが認められました。もっと詳しく調べるため再測定を予定しています。
⑤ 土壌 1296g× 1800秒
Cs137 17.2±6.15 2.4 0.88
Cs134 18.8±5.97 1.8 0.91
K40 711±177 13.9 2.48
★大阪市都島区の公園の土です。
測定値 下限 計数率
Cs137 ND 1.2 0.04
Cs134 ND 1.1 0.00
K40 ND 13.7 0.00
★ 茹でた後のラーメンを測定しましたがセシウム、カリとも不検出でした。セシウム137だけ僅かに計数率がカウントされていますが、存在するとしても微量だと思われます。
②福島産白米 991g×1800秒
Cs137 ND 1.4 0.00
Cs134 ND 1.4 0.00
K40 24.1±21.5 16.2 0.06
★ 福島県産の2016年の白米ですが、両セシウムとも不検出で計数率もゼロでした。我々の最近の測定では国内産の白米からセシウムが検出されることはありませんね。
③福島産味噌 961g × 1799秒
Cs137 ND 1.5 0.00
Cs134 ND 1.5 0.02
K40 95.3±39.9 16.8 0.25
★ 福島県産の味噌ですが、セシウムは両方とも不検出でした。セシウム134だけ計数率が0.02とカウントされていますが、セシウム137がゼロなのでこれはセシウム134ではなく、おそらくカリウム40による影響であろうと考えます。
④なすび 798g × 2100秒
Cs137 ND 1.7 0.05
Cs134 ND 1.6 0.03
K40 57.6±32.3 18.9 0.12
★ 高知県産のなすびを刻んで測定しました。 セシウムの判定は不検出ですが、スペクトル図を詳細に見ると661kevのセシウム137該当の位置に極く小さなピークらしきものが認められました。もっと詳しく調べるため再測定を予定しています。
⑤ 土壌 1296g× 1800秒
Cs137 17.2±6.15 2.4 0.88
Cs134 18.8±5.97 1.8 0.91
K40 711±177 13.9 2.48
★大阪市都島区の公園の土です。
▼土壌からの放射能の移行係数の高いさつまいも(千葉産、茨城産)
▼ヨーロッパ産の果実ジャム
以前ドイツのブルーベリージャムが高度に汚染されていましたが、
*カナダ産は大丈夫そうです。
検体4 №1435 ブルーベリージャム(果実はカナダ原産)438g 5400秒測定
コメント:この検体はブルーベリー原料で、東ヨーロッパ原産のものは、いまだにチェルノブイリ原発事故の影響が残り、半減期30年のセシウム137のピークが単独でそびえ立つようなチャートが得られることもあるが、カナダ産のこの場合はセシウム汚染の可能性はほとんどなく、まずは安心して食することができる。この場合にもわずかなセシウム137の計数率が出ているが、やはりなりすましの小ピークがセシウム137の該当波長の両側にある形となっているので、この計数を検出したものだろうと想像がつく。
▼土壌の汚染
横浜からの避難者が実家に帰って庭の土を持ってきてくれました。
検体1 №1447 住宅(裏庭)の土と苔(横浜市南区) 89g 7200秒測定 V-7容器測定
測定結果通り、フクイチ由来の放射性セシウムの検出は明瞭である
横浜で、この数値、土壌の汚染は消えていません。
コメント:賑やかに放射能濃度の実現値が掲載され、すべてピーク検出もプラスである。
コメント:これも土壌検体であり、測定チャート上での特徴はほぼ前記の検体と類似している。
ただし異なるところは、「培養土」というだけあって、このシンチレーションカウンターにほとんど不活性の成分である「有機物(炭素化合物群)」が前記の土壌検体よりかなり多いであろうと推測されるところであり、根拠はカリウム40の放射能濃度、ひいてはそこから計算されるカリウム元素濃度も約半量の濃度(1.2%)となっている。
結論的には前記検体と同様、微量なセシウム汚染の存在まで否定できないが、汚染の可能性は低いというものである
④肥料
Ge半導体型測定器による再測定を予定しています。
<その他最近の測定記録より>
①湯通しワカメ(岩手県産) 871g × 5400秒
測定値 測定下限Bq/kg 計数率cps
Cs-137 ND 1.0 0.01
Cs-134 ND 1.0 0.00
K-40 ND 11.7 0.00
★上記3核種とも不検出結果でした。
測定値 測定下限Bq/kg 計数率cps
Cs-137 ND 1.0 0.01
Cs-134 ND 1.0 0.00
K-40 ND 11.7 0.00
★上記3核種とも不検出結果でした。
①埼玉県産白ネギ (725g× 10800秒)
測定値Bq/kg 下限値Bq/kg 計数率cps
Cs-137 ND 0.9 0.01
Cs-134 ND 0.9 0.00
K-40 58.5±23.7 11.1 0.11
★ 3時間測定でセシウム137の計数率が0.01(100秒間で平均で約1回のカウント)であり、 ほぼ存在しないと見做せます。
②千葉県人参 (732g× 7200秒)
測定値Bq/kg 下限値Bq/kg 計数率cps
Cs-137 ND 1.2 0.01
Cs-134 ND 1.1 0.02
K-40 76.7±29.6 12.7 0.15
★ セシウム137,134とも不検出判定ですが、計数率が僅かにカウントされており、極く微量の存在は否定できないですが、実質的には無いとみてよいと思われます。
③小麦粉
該当エネルギー位置はバックグラウンドの赤線とほぼ重なっており、実質的にゼロに近いと
思われます。
④検体1 №1444 白米(山形県産) 971g 3600秒測定
コメント:測定結果通り放射性セシウムは不検出と判断する。Cs-137・134に該当するエネルギーの所にはピークはないし、ピーク判定もないからである。Cs-137・134ともに計数率が0.00なので、ゼロに近い不検出であると思われる。
☆ 2016年の宮城県産玄米ですが、セシウムは両方とも不検出でした。スペクトルでも該当エネルギー位置にはピークは認められませんでした。計数率が少しカウントされているので、これが本当にセシウムに由来するのか断定はできませんが、仮にセシウムだとしても僅量でしょう
きちんと測定して汚染がない場合は安心して食べられますし、買って応援もしたい・・。でも、測らずして「風評被害」という言い方はおかしいですね。
✿スタッフですので、気になる食品などありましたら、ご相談受付いたします。送っていただければ無料測定もいたします。測定用マリネリ容器いっぱい分の容量が必要です。