軽井沢のヴォーリズと西村伊作(朝吹山荘とル・ヴァン美術館)
こんな自然の佇まいの湖畔にその別荘はあります。
朝吹山荘「睡鳩荘」は・・
昭和6年、実業家朝吹常吉(三越社長や帝国生命社長など歴任)が、旧軽井沢の二の手橋にヴォーリズの設計で建てた別荘で、長女のフランス文学者朝吹登美子が毎年夏を過ごしました。学生時代、朝吹登美子さんの翻訳でサガンやボーヴォワールの小説を読んだことを思い出します。
平成20年(2008年)彼女から寄贈されて、ここ軽井沢タリアセン(リゾート施設)の塩原湖畔に移築復元、無料公開されるようになりました。前からここにあったかのように、風景に建物が溶け込んでいます。
近くに行って見ました。下は湖に面したベランダです。
中は・・
光をいっぱい取り込む大きなガラス窓と暖炉はヴォーリズ建築の特徴。
階段や照明も美しいです。
⭐︎軽井沢ル・ヴァン美術館⭐︎
・家は、接客中心ではなく、子供中心に・・。
・平和主義者
・人に喜んでもらう仕事をせよ… など
<美術館での心に残った伊作の言葉のメモ>
⭐︎美しく生きることは私たちの最上の願いである
⭐︎我々の心が喜ぶようにするには、日常品を美術品にすること
役立つもの、便利なものは美しい形をしている
⭐︎日常生活に芸術を
⭐︎若い時の読書、経験、思考など、得たもので考える。ゆえに、若い時はいろいろ知り、行動し、経験を積んでみるのがよい。
⭐︎良い知識を持ち、組み立てて正しい思想を持つ。
それが、徳として人を存在せしめる。
⭐︎人の良いところを発見する
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二人の活躍した大正時代をもっと知りたいです。
二人の活躍した大正時代をもっと知りたいです。
西村伊作設計の建物