でんでん君の「ストレス解消法」は「外遊」=中味空っぽの「地球儀外交」

「地球儀外交」の中身はな~に?…それは「地球儀の中身」と同じで空っぽなのよ

でんでん君が、連休が始まる前の国会開会中(≒各種委員会開会中)に
ロシアとイギリスに行きはったこと、覚えてます?
議院内閣制を取る日本で、内閣の最高責任者である総理大臣が
(本来なら国会のイスに座っていなければならない)国会開会中に外国を訪問する…というのは
訪問国との間で、よほどの「急用」かつ「重要な課題」があるから…と考えるのが自然だと思いますが

(→そやかて、そんな用事もないのに国会をサボるのは議院内閣制をナメてるとしか思われへんがな…)

ほな、でんでん君が訪問したロシアとの間、あるいは、イギリスとの間で(首相自らが訪問しなければならないほどの)「急用」かつ「重要な課題」がありましたか?

ちなみに、でんでん君がプーチン大統領と会談するのは今回でなんと
17回目」で、このたびの会談の「成果」の目玉は「元島民の航空機による墓参を可能にする」こと…
あるいは、「共同経済活動実現に向け官民合同の調査団を北方領土へ派遣する」こと…だそうですが

それが「でんでん君が行かなければ決まらなかったこと」なのか?…と言えば、これらの事柄は、どない考えても「事務レベル」(=官僚レベル)あるいは「外務大臣レベル」で十分に対応可能であっただろうと思います
(とすると、でんでん君自身が国会開会中にわざわざロシアまで行って、 プーチン大統領と会うまでもなかった…ということですね)

じゃ、でんでん君のイギリス訪問はどうなのか?…と言えば、
これはロシア訪問以上に「理由」も「成果」もない…
(そやかて、でんでん君、わざわざイギリスまで行ってメイ首相とお茶飲んで世間話した… という以上の内容なかったやん)
ということは、このたびの「でんでん君のロシア・イギリス訪問」は
「特に首相が行かなければならない必要性」がなかった
…にも関わらず
国会開会中に総理大臣が文字通りの「外遊」をしただけ…という、呆れた話になるわけですが

聞くところによると、でんでん君の一番のストレスは「国会の質疑」…である一方で、
その「ストレス解消法」が「外遊」…ということになってるそうで
このような「ストレス解消外遊」は、呆れた「税金の私的流用」だと思うところです
(でんでん君とその夫人って、どない考えても「国のお金=自分のお金」と思ってるみたいね…)

※でんでん君の外交のキャッチフレーズは「地球儀(俯瞰)外交」というもので、その意味は…
外交は、単に周辺諸国との二国間関係を詰めるのではなく、地球儀を眺めるように世界全体を俯瞰して、自由、民主主義、基本的人権、法の支配といった基本的価値に立脚し、戦略的な外交を展開していくのが基本である。(第2次安倍内閣の外交防衛政策)
…と、なんだか麗しい言葉が並んでるだけで、読んでもイマイチその意味がよくわからんのでありますが

直近の「ロシア・イギリス外遊」の内実を見ていると、「地球儀外交」とは「地球儀の中身」が空っぽであるのに似て、要するに「中身のない外交」を意味するんだな…と、一人、納得している次第です

※取り立てて「懸案」がない国を訪問する理由
…それは「儀礼的な訪問(≒親善・友好目的の訪問)」や「(当該国で行われる)国際会議への出席(のついで)」という、それなりの理由がある場合もあります
…が、基本的に「首脳外交(首脳会談)」とは、両国の「懸案」を解決するために「首脳同士が話し合う」という目的・必要性があることが前提でありまして、特に懸案のない国の首脳とたびたび会う必要はないはず…

この点、ロシアとの間には「領土問題」があり、その解決のためには
「首脳同士の信頼関係」(≒首脳同士の個人的親密さ)が必要…と解説されることが多々ありますが
じゃ、でんでん君がプーチン大統領と今まで17回も会って、「日ロ間の領土問題」が1ミクロンでも動いたのか…と言えば、そんなことはない…

そして、17回目の会談となる今回の訪問でも、でんでん君が「ウラジミール…」と親近感を思いっきり込めてプーチン大統領を呼んだ…にも関わらず、プーチン大統領は「ミスター・アベ」と応じて、でんでん君のそれとはまったく異なる対応…

ということで、度重なる首脳会談を経ても「領土問題」どころか
「首脳同士の個人的親密さ」も築けてなさそう…という、トホホな外交成果なのでありました。

※でんでん外交に関して、つい最近、「でんでん君と壁くんが電話会談をした」…のに、その内容を政府が教えてくれない…という、なんだかとっても気になる出来事がありました
(そやかて、人間、秘密にされるとその中身が気になるがな…)
で、いつもなら「米大統領との電話会談」ネタは、政府にとってアピール材料でありまして
「日米の緊密な連携を確認した」…とか「朝鮮への圧力強化で一致した」…なんていう内容を喜んで明らかにするのに
なぜに今回の電話会談に限って秘密にするのか…
それは「アメリカから秘密にしろ」と言われたから…か、あるいは、「その内容が日本政府にとって不都合な話(≒アピール材料にならない話)」であった…か
そのどちらかだと思うのですが、アメリカから「マスコミ非公開」にしなければならないほどの秘密を日本が教えてもらう…という事例は
ほとんどないので、後者の可能性が高いのではないか…と考えます

じゃ、今、アメリカの壁くんからかかってきた電話で、日本政府にとってどんな不都合な話がありうるのか…と言えば
それは「朝鮮に関連した話」である可能性が高い
そして、それが「朝鮮への圧力をもっと強化する(ので強力してくれ)」という話なら、それは日本政府の歓迎する話なので、公開したはず…だと思われるところ
内容を公開しなかった(できなかった)ってことは、その逆で
「朝鮮への圧力を弱める」(≒対話路線に転換してみる≒六ヵ国協議再開を検討している)…なんてことじゃないかとぼくは考えておりまして、そんなぼくの推測とほぼおんなじ記事がネットに出てたので↓

もはや狂気!安倍首相が北朝鮮への軍事行動を示唆!
 トランプですら対話に舵を切るなか、ただひとり北朝鮮危機を煽り続け』(リテラ)

ぼくの憶測は外れてる可能性より当たってる可能性の方が高い…と思っております