京都を歩けば・・絵になる建築「五龍閣」
京都を歩くと、思わぬ名建築に出会うことが・・。
友人と京都を散策、清水寺を参詣した帰り道
友人と京都を散策、清水寺を参詣した帰り道
あら??西欧の看板みたい・・
看板に誘われて足を運ぶと・・思いがけないこのような建物に出会いました。
風見鶏の付いた屋根
一階のガラス扉はステンドグラスとおしゃれなアーチ型
五龍閣
(ごりゅうかく)は京都市東山区・清水坂の傍らにある建築家武田五一が設計したセセッションスタイルの西洋館。
大正3年(1914年)、清水焼窯元で実業家の松風嘉定(しょうふうかじょう)[1]の邸宅として竣工した。別称は旧松風嘉定邸。平成11年(1999年)に国の登録有形文化財に登録された。 現在は株式会社順正のカフェレストラン夢二カフェ五龍閣として活用されている
外側も立派ですが、内装もすばらしい。
おしゃれなガラス扉、モザイクタイルのテーブルが豪華です。
どこかで見たことがあるようなデザイン・・・ヴォーリズ思い出しました。
ステンドグラスが美しい
2面の大きな明るいガラス窓
人間の掌に合うように膨らみをもたせた階段の手すり
備え付けのソファーとソファー下部利用の収納庫 これはヴォーリズ建築?と思うような似た箇所がいっぱい。
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ヴォーリズ建築の写真から・・
(駒井邸のドアの上の飾り窓)
二面大きなガラス窓の六甲山荘
(軽井沢朝吹山荘の階段)ふくらみを持たせている手すり 備え付けのソファーと下部の収納庫(駒井邸)
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似てますね~。でも、この建物五龍閣は1914年施工ですから
2面の明るい大きなガラス窓や、掌に合わせた階段の手すり、ゆったりした階段
彼がどのようにして、このような設計を学んだのかも気になります。
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さて、五龍閣についてHPより(HPの写真が素晴らしいです)
壁には竹久夢二の絵画が・・
美しい建築と内装、夢二の絵画も楽しみながらのお茶や食事は良いものでしょう
夢二カフェ 五龍閣で使用している豆腐や豆乳は、隣接しているおかべ家豆腐製造所
で作られた自家製。できたての豆腐や絞りたての豆乳、京野菜、和の素材を
活かしたヘルシーで優しいメニューだそうです。
メニューの数が少ないですが、いつか食事もしてみたいです
京都、清水寺詣での際、覗いてみてください。
> きーちゃん こんばんは
そうなんです。 思いがけずに出会った・・という感じで、ちょっと感動しました。 入ってみて、内装の素晴らしさにまたびっくり。 建築に興味を持ったのも、ヴォーリズから・・、ついヴォーリズ建築と比べてしまいます。 とても似ていたのですが・・作られた時代が14,5年ほど早かったというくらいなので、ヴォーリズとも8歳違い、同時代の建築家ということもできると思います。きーちゃんの仰るように同じような資料を見て設計したのかもしれませんね。 武田五一は国会議事堂の設計にも加わった方ですが、活躍は関西で、同志社大学の校舎も一部作っていますから、ヴォーリズとは面識があったかもしれませんね。調べられるといいのですが、想像してみるのも楽しいです。 京都にいらっしゃる機会があれば、芸術作品のようなお部屋でお茶してみてくださいね!モザイクタイルのテーブルがお勧めです。 早々のコメントをありがとうございます。嬉しく思いました。 > 雁来紅さん こんにちは
そうなんです。清水寺の参道をあちこち眺めながら下って…どこかでお茶できるといいねぇ~なんて、ふと左手を見たらこの看板、思わずどんなお店なんだろうと行ってみました。 京都を歩けば…ホント何かに当たります。無鄰菴も偶然入ってみて、おぉ~~!というところでした。歴史ある地域は歩いた方がいろんな発見があって面白いですね。 ヴォーリズをテーマにしてから、建物の設計にも興味を持つようになり、モリスの館に行っても、モリスとヴォーリズの接点を知りました。いろんな物事が繋がっていき、とても面白くなってきました。 雁来紅さんの陶芸が、茶道と繋がっていくのもそんな感じでしょうね。嬉しいコメントありがとうございます。 > hitomiさん
建築にはお詳しいですね。 武田五一の建築もよくご存じのことと思います。私はこの建物で初めて知りましたが、偉大な建築家だったのですね。同志社大学の構内にも立派な建物がありました。 京都にある彼の他の建築物も見てみたいです。 この五龍閣はセセッション様式の建物だそうで、アールデコ、アールヌーボーなども彼が積極的に伝えたとか。色々教えて頂けると嬉しいです。 正倉院展来られるのですか。奈良には名物が少ないので、こんな機会にお立ち寄りいただけるとなんだか嬉しいです。でも、泊まるならやはり京都が良いですね。お気に入りのホテルがあるなんて、自宅のようにくつろげるところなのでしょう。 お元気になられて、京都の街もゆっくり散策できると良いですね。こちらは清水寺参道下って左手にあります。美しい内装とモザイクのテーブル、夢二の絵などもご覧になってくださいね。 > 絵描きのたあさん こんにちは♪
私も何度も清水寺には行ってるものの、今回初めて気が付きました。 こんな素敵な近代建築を、上手に利用しているところ、さすが京都ですよね。 優れた近代建築物は、このようにして工夫して残していってほしいです。心斎橋大丸は、デパートという形態ではありましたが・・経営者の文化理解度が低く、爆買いの中国人のための売り場拡張のために・・ヴォーリズの宝石箱のようなデパートの内装を破壊してしまいました。本当に悲しくなります。グチ・・スミマセン。 たぁちゃんも建築をよくごらんになっているので、セセッションとかスパニッシュ様式とかアールヌーヴォーとか・・ごぞんじなのではありませんか?こちらの内装はたぁちゃんもきっと満足されると思います。京都に出てこられる機会がありましたら清水の参道で探してみてください。 岡山の少年荘、大正ロマンを感じるところなのですね。岡山はまだ行ったこともないので一度計画してみます。 夢二の絵はたくさんあったのですが、自分のお気に入りを掲載しました。たあちゃんも気に入ってくださって嬉しいです。 |
清水寺のお参りの帰り
素敵な場所に気が付かれたんですね。
外見からも格調あるモダンな家ですね。
そして室内は落ち着いた色調の良さを存分に取り入れた
住み心地の良い建築ですね。
みみさんがおっしゃるようにヴォーリズ建築に
類似した建築になっています。
私は有る時期お二人が何らかの接点があったんでは
ないかと思います。たとえば資料を参考にされたとか?
明るいお庭の見える窓辺でゆっくりお茶して
過ごしたくなりました。
機会を作っていきたいです。
ナイス