9月と11月の修学院離宮(京都)
忙しくて自分の記事がなかなかアップできず、12月も半ば・・・。
同じ場所でも雰囲気が違って見えます。9月と11月の写真を並べて紹介します。
9月の浴龍池
写真を見てくださいね
今年は9月と11月の2回行くことができました。
夏の終わりと紅葉の頃の写真です。
私が今まで見てきた中では最も美しいと思われる回遊式庭園が見られます。
ここは宮内庁の管轄なので、ネットで3か月前に申し込み、参観許可が必要。
(つまり・・11月参観希望ならなら、8月1日に応募します。)
ただし・・・11月のように紅葉の時期は応募も多く抽選に・・。
参観は無料、ガイドさん(男性)の説明がつきます。
ぜひ一度は応募してご覧になってくださいね。
修学院離宮とは・・wikiよりまずは入口 花菱紋の透かし彫りのある御幸門(みゆきもん)から下離宮に。
京都市左京区修学院の比叡山麓にある皇室関連施設。17世紀中頃(1653年(承応2年) - 1655年(承応4年))に後水尾上皇の指示で造営された離宮(皇居以外に設けられた天皇や上皇の別邸)である。谷川を堰き止めた人工池を中心とした広大な庭園とその関連建物からなる。桂離宮・仙洞御所とならび、王朝文化の美意識の到達点を示すものとなっている。
修学院離宮は上御茶屋(かみのおちゃや)、中御茶屋(なかのおちゃや)、下御茶屋(しものおちゃや)と呼び習わす3か所の庭園からなり、面積は54万平方メートルに及ぶ。各御茶屋の間には田畑が広がり、細い松並木道が各御茶屋を結んでいる
この花菱の透かし彫りは、寿月観の欄間?にも見られました。
下離宮
御幸門を入って右に進むと・・・寿月観(じゅげつかん)が・・。
寿月観前庭の遣り水に紅葉が散って・・どこを写してもきれい
修学院離宮の庭は、高低差にある地形を利用した遣り水が曲折して流れどこにいても涼やかな水の音が聞こえるということです。
寿月観内部、欄間に花菱透かし彫りが・・
中離宮に向かう道からの眺めが面白い・・
農地がみられるのは、修学院離宮だけです。
京都の街も一望できます
9月にはこんな風景もみられました。
中離宮中門
楽只軒(らくしけん)、客殿などの建物がありますが、良い写真がありません。
霞がたなびいているように見える霞棚(右)が有名。左は祇園祭の鉾の絵。
客殿の 網干の欄干(あぼしのらんかん)
漁の後、岸辺に干してある網の景色を図案化した乱菱の模様
上離宮
修学院離宮は後水尾上皇によって、桂離宮より遅れること30余年、1656年から1656年にかけて造営され、上離宮が修学院離宮の本領である。谷川をせき止め、浴龍池と呼ぶ大きな池を中心に据えた、回遊式庭園となっている。
洛北の山々を借景にした雄大な風景(11月11日撮影)
こちらは9月の写真
ここから下っても、この浴龍池の風景は見事です。
千歳橋(9月)
千歳橋(11月)やはり紅葉の頃はきれいですね!
楓橋(かえでばし)
11月の紅葉時の浴龍池
9月
11月
浴龍池はもともと舟遊びの場、島々を回りながら管弦の遊びや詩歌の会などを愉しまれたそうです。
今回は、夏の終わりと秋の風景ですが・・
桜の春も、新緑の夏も、冬は雪景色も美しいことでしょう・・・・。
外国の庭園に憧れますが、このような日本庭園も良いものですね。
長い記事にお付き合いありがとうございました。