海辺の邸宅カフェ「ダダリ」(「ダダリ」はヒンズー語でカモメの意味)

一泊二日の小旅行は、静岡県に行ってきました。

水辺で暮らすブログのお友達Fさんからのお誘いで
海の見える素敵なカフェに案内していただきました。
こんな海を前にしたら・・いつまでも眺めていたくなりますね。
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学生時代は、鎌倉の海を見にいきましたが、奈良には海がありません。
久々の海でした。
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カフェかもめ&ミュージアム、ミニ美術館です。
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看板や鉢植えも効果的に置かれています。
センスの良い生け花
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海の上に建つカフェで、背景が海、波の音がBGM
窓ガラスいっぱいに海の風景が広がります。

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海の欠片のような灰皿と海の色のテーブルが素敵。

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時々、海を見に行きたくなります。
それも海の彼方を眺めているのは心が落ち着きますね。

三好達治の詩「郷愁」の一部が思い出されます。
 ・・・・
 「海、遠い海よ! と私は紙にしたためる。
――海よ、僕らの使ふ文字では、お前の中に母がゐる。*
そして母よ、仏蘭西人の言葉では、あなたの中に海がある。**」

海という漢字の中に母がいて、la mère(ラ・メル)という母を表す単語の中にla mer(ラ・メル)が海が入っているというのです。

海には、母性が宿っているのかなぁ・・と時々思います。
母の胎内の羊水の成分は海とよく似ていて、
胎児は生まれてくるまで羊水と言う海の中で命を育まれています。
だから人は海が恋しく思われるのかなぁ・・と。

友人も、「人は海からきて海に帰ると思ってますよ・・」と。そういえば、『深い河』では、インドのヒンズー教では、お墓を持たず、人の遺体を焼いた灰を海につながるガンジス川流します。
いろんなことを思う海でした。
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このカフェは、ピアニスト、リヒテルのお気に入りだそう。
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そして、このカフェの看板息子の猫ちゃん 「ルオー君」

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なかなか会いに来てくれない猫ちゃんなのに、この日はラッキーでした。
曲がりくねった道を運転して案内してくださったFさん、ありがとうございました。
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駿河湾を一望する元外人の別荘を開放し、現代美術館とカフェを併設。ヘルシーな食事とお茶が楽しめます。(静岡新聞より)
ドラマチックなロケーションは疲れた心身を癒してくれます。BGMは潮騒、風の音、小鳥のさえずり。自然に抱かれたオープンカフェでのお食事やティータイムは外国へ旅しているような雰囲気を味わえます。又、美術館ではバスキアウォーホール、クレメンテ等の現代美術を展示しております。自然と現代美術の織りなすドラマは絶妙です。大人のお店をプロデュースしております。パスタ1100円、ランチメニュー950円~、ケーキセット950円~。http://www.at-s.com/gourmet/article/cafe/cafe/125834.html
*「ダダリ」はヒンズー語で「カモメ」の意味、他にも「天上の神」という意味があるそうです。

住所:静岡県焼津市小浜1409
電話:054-627-7581
今は土日祝日営業のようです。お電話で確認してからお出かけください。
JR用宗駅より約10分
・東名静岡I.Cより約20分
・JR焼津駅より約13分
・東名焼津I.Cより約15分
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実は、友人とは初めてお目にかかりました。
彼女は40代になってから、自分がやりたいと思っていた仕事を始めたそうです。
今やお弟子さんもいます。

人生において、いつからスタートしなければいけない・・ということはないし、
始めるに遅すぎる・・ということもないのですね。

広岡浅子ヴォーリズの片腕であった吉田悦蔵の母も60代、50代の晩年になってから聖書や英語の勉強を始めています。
こういう方たちがいたことを知ると励まされます。

自分の目標ややりたいことを持っていることは、生きる力になります。
私も死にかけた自分を支えてくれたのは、家族と親しい友人たち、それにヴォーリズの発表でした。
仕事しながらではありますが、ヴォーリズのことを調べるのは楽しみです。
6月に発表がありますので、もう少し時間がほしいところ。
政治的記事の発信も落としていこうと思います。