在来種を守る安全な「種子法」は4月から廃止されます。

日本の農業をぶっ壊す種子法廃止、なぜほとんど話題にならない?=田中優

「安全な種から育てた食品を選ぼう」と思ったとしても、主要農産物の種を守ってきた「主要農作物種子法」が2018年の今年から廃止されて、種は入手が困難になっていく。種は遺伝子組み換えのものに入れ替わり、それから育てた作物しか選べなくなる。
一見すると私たちに関係なさそうな「主要農産物種子法の廃止」が、私たちの選択の余地をなくし、健康を維持できない可能性が高まるのだ。・・・
http://www.mag2.com/p/money/384427

種子法について知ってください!


最近のタネは、途切れなく作物を出荷するために生まれ
F1という品種の賭けあわせ「一代雑種」だそうです。
このタネでできる野菜は、揃いや見栄え、耐病などが重要されていて、80年代から種苗会社の売る種のほぼ全てがF1に変わっため、現在スーパー等で売られている野菜はほとんどがF1だそうです。

 ちなみに、日本で昔からその地に根付き育てた野菜からタネを取り続けた品種は「在来種又は固定種」といわれています。固定種は、平均的な形質をほぼ固定したもの。

方、F1は、次の世代(F2)からは、形もバラバラになるため、同じ野菜を作るためには毎年種を買わなくてはいけないそうです(種子企業による種のブランド化)。最近雄性(ゆうせい)不稔(ふねん)(子孫の残せない種)」と呼ばれる品種の開発が進み、世界中に広がっているといいます。

 そんな中、日本では4月から「種子法」が廃止されます
種子法は、コメや麦、大豆といった主要作物について、優良なタネの安定的な生産と普及を“国が果たすべき役割”と定めている法律です。タネを公共の財産として守るためのものです。
その「種子法」の廃止は、住友化学三井化学、クボタなどの大手企業が農業に参入しやすくなる仕組みです
さら、米モンサントをはじめとする種子開発多国籍企業の参入を積極的に進めるきっかけにもなります。遺伝子組み換えなども入り込みやすくなるでしょう。

 「食料を確保するためにはタネが大事」のはずですが、いったい日本の食はどうなっていくのでしょう。