心ない対応が悲しい。ツバメの巣をガムテープで封鎖
近鉄線のある駅で、とても悲しい光景を見ました。
ツバメが巣を作る季節。
電車を待つホームを何度もツバメが行き来しています
どこかにツバメの巣が…?
と、ツバメが止まった場所を見上げると……
急いで撮ったので、写真がボケていますが、ホームの天井部分です。
左側の、真新しいガムテープでぐるぐる巻きにされているのは、ツバメの巣だったのではないでしょうか。
なぜならこのツバメは何度もここに止まって、行ったり来たり…。
この駅のホームにツバメの巣があることはネットでも見たことがあります。
そこで育ったツバメはその巣にもどって来るそうです。
ツバメが巣を作ると、そこから落ちる糞の掃除が困ると思ったのでしょうか。
お客からツバメの巣があると、ホームに糞が落ちると苦情を言われたのかもしれません。
…そうだとしても…
ツバメの子育て期間だけですから、温かく見守ってあげてくださいとは、
言えないのでしょうか?
いつまでも巣のそばで、困ったようにじっとしているツバメを見て、
とても悲しくなりました。
朝夕の時間帯は駅員がいないので、聞いてみることもできません。
ツバメも同じく地球上に生きる生き物です。糞を落とす以外は人間に悪さもしません。
鎌倉の駅では、ツバメの巣のために人間の方が譲ってあげる優しい決断をしています。
ツバメの巣を見て、糞が落ちると憤慨する方、ツバメの子育て中の一時のことです。
駅員さんも、お客の言葉に反応して巣を封鎖するのではなく、
もっと優しい気持ちを持って対処してほしいと思います。
3日後の同じ駅のホーム
さらに、ガムテープが追加されていて、ツバメの入り込む余地はありません。
もう、この駅でツバメの姿を見ることはないでしょう。