ヴォーリズの結核撲滅運動「五葉館とツッカーハウスの物語」

1915年頃、結核は世界的な医療課題であった。
1918年、大正7年に開院した近江サナトリウム(近江療養院)は、日本初の私立結核療養所。簡素な建物と自然が一体となって作り出す風景は病客(患者)たちの心に安らぎを与えた。ヴォーリズのクリスチャン精神に基づき作られた病院は、大きな窓から明るく陽が差し、風がそよぎ、日光浴室なども設けられ、その奉仕的医療・看護とともに、当時疎外されていた結核患者の肉体と精神を救い続けた。近江サナトリウムヴォーリズ記念病院と名を変え、今もヴォーリズの想いを受け継ぎ、医療活動の幅を広げ続けている。(ヴォーリズ記念病院ホームページhttp://www.vories.or.jp/smp/department.php


良好な環境のサナトリウムに全国から患者が集まった。
採光,通気に配慮し「自然の中で治す治療」