たくさんの励ましと温かいお言葉、ありがとうございました。

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お庭のミモザの枝でリースを作り、病室に春を届けてくださった娘さん

春をありがとうございました。

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このチョコレートは口の中に入れると、ふわっと溶ける。
もう何も食べられなくなった時も
このチョコレートだけは、「美味しい…」と言って食べてくれた。

延命治療を拒否した母は、点滴もナシ。
「このチョコレートだけで1週間は長生きできたね…」と妹
贈ってくださったKさん、ありがとうございます。

尿が濃くなって水分不足気味の時は
お茶を止めて、チョッチャンが好きだったポカリスェットに^ ^
これも正解。飲みやすくて水分不足解消に。

医師の予想を裏切って、思いの外長生きしてくれたので、
その分、親孝行も少し長くできた。

痛みのある背中にクリームを塗ってのマッサージをとても喜んでくれた。
「ありがとう、また来てマッサージしてね」が最後の言葉だった。

その3日後は、もう死に近づいていた。

眠り続けている母に
「私は育てにくかったでしょう?苦労をかけてごめんなさいね」
と謝ると、母の口元が緩んで小さく笑った。
眠っているようでも、耳は聞こえていたのだ。

この日は私が一方的に色々話しかけた。
「一緒にもっと旅行したかったね。」
またうなづいてくれる。
このままお別れになるのかもしれない…と思って
別れ際に「また天国で会いましょうね。」と言うと
小さくうなづいてくれた。

ふと、沼野尚美さんの書かれた本を思い出して
「天国には大きな白い柱があるんですって。
そこで待ち合わせしましょうね。約束。」
と言うと、また口元がほころんだ。

母と本当に約束できた気分になれて、私も何だかホッとした。

癌の末期は痛みだけでなく、息苦しさがあったり、
呼吸困難に陥ったり…と
壮絶な最期も覚悟していたのだが、
母は薬で苦しみも痛みも感じていないように
眠りながら…安らかに召されていった。


入院中に良い思い出をたくさん作って…!と仰ってくださった方。

がん末期からでも諦めないで!と、たくさんの情報を調べてださった方

母を喜ばせるためのたくさんの絵本、

枕元で歌ってあげられる歌の紹介をしてくださった方々

食事が食べられなくなった時の工夫や知恵を教えてくださった方

ブログを通して、母の平安を一緒に祈ってくださった方々

皆さま、本当にありがとうございました。

どの一言ひとことも癌末期の母の看病には必要な
ありがたいアドバイスであり、励ましになりました。

心からお礼申し上げます。