植物人間状態と言われる人の回復サイト(白雪姫プロジェクト)

8月のブログ終了まで、あと2週間を切りました。

仕事を持っていることと、土日もほとんど予定が入っているため、それまでに
どの程度自分の記事が出せるかわからない状況です。
でも、お伝えしたいことはあります。

5年前に観たドキュメンタリー映画で、忘れられないものがあります。
「植物人間状態」といわれる方でも、実は「意識がある」ということ。
あるいは、重度の障害を持って生まれたために、言葉も発することができない方でも、彼らはちゃんと言葉がわかって見ているのです。

それはこの映画を見たことで、はっきり知ることができました。

意識の回復は不可能と思われていたのに、回復するかもしれないというのは希望が持てます。
また、ほとんどコミュニケーションできない障害児を持っているご両親には、
実はお子さんがちゃんとわかっていてくれた‥ということはうれしいことでしょう。

感動のドキュメンタリー映画でした。自主上映ですので、開催場所や日にちは地域によって違います。興味のある方はDVDや本も出ています。

「僕の後ろに道はできる」



脳幹出血で突然倒れた山元さんの同僚、宮田俊也さん。100人のうち助かるのは4人と言われ、助かっても植物状態と宣告されます。しかし、絶対大丈夫と思う山元さんの献身的なケアと、リハビリで…現在は、機械を使っておしゃべりしたり、車椅子に乗って外出したり…奇跡の復活を果たしました。目に見えないけれど大切なこと、愛情がいっぱい詰まったドキュメンタリー。
出演:宮田俊也/山元加津子/紙屋克子/柴田保之ほか

監督・撮影:岩崎靖子 撮影・編集:小野敬広 サポート:入江富美子
2013年3月9日初上映 90分 画像比率 16:9 制作:E・Eプロジェクト


映画会の時、お会いした山元加津子さん(通称かっこちゃん)の華奢なこと。
ところが、握手させていただくとすごく強い力でぎゅっと握り返されました
華奢でも強い意志とパワーを秘め、人一倍深い愛情を持たれた方という印象でした。
奇跡は植物状態だった宮田さんの回復だけにはとどまりませんでした。
意思伝達装置の活用によって言葉をつかえない障害者や意識障害者も自分の思いを持っていてそれを表現したいと願っていたことなどがわかりました。
話すことができない脳性まひ?の少女に文字をつづる機械を教えたとき、少女が書いた文字は「おかあさん、だいすき」だったと思います…この場面、今も思い出すと心が震えます。
祈りと愛情に支えられ、正しい知識でケアを行うと、ここまで回復できるという奇跡のドラマ。口腔ケアが大事だそうです。嫌がる宮田さんをなだめたり、叱ったりしながら、根気よくケアを続ける山元さんの姿にも感銘を受けました。
詳しい内容は、こちらを参考に。




どちらもケアする側の根気強い愛情が不可欠です。
でも、その延長上に奇跡は起きるのだと教えてくれました。ケアする側の崇高な努力に心打たれます。