淡路島 旅日記 その3

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朝の明石海峡大橋です。海と空の色が清々しく感じられます。

この日は、まず北淡町の震災記念公園と野島断層記念館に足を運びました。
関西の方はあの恐ろしい日のことは体験として忘れられないことでしょう。
奈良はそれほどでもありませんでしたが、西宮に住む友人から見せられた・・食器棚が倒れ、食器が割れて山になっている写真はまだ鮮明に覚えていますし、ボランティアに出かけた時に見た瓦礫の山や、大きくひび割れた道、液状化された地盤なども生々しい記憶として残っています。

震災記念公園に来るのは三回目。

今回は地震体験をしてみました。揺れる・・と、分かっているものの…揺れ始めると、怖い体験でした。震度7は何かに掴まっていないと立ってはいられません。この揺れの中で避難するのは大変なものだということを実感しました。

メモリアルハウスは…地震の時の倒れた食器棚の様子など、リアルに保存されています。
地震対策、非常時の備えも大切ですが、食器棚や本棚が凶器になることや戸棚の上に安易にものを重ねておくのは危ない・・ということも覚えておきたいことです。
メモリアルハウスに貼ってある小学生が書いた体験作文には、怖かった経験、みんなが肩を寄せあって励まし合いながら危機を乗り越えたこと、他の方からの援助がとても嬉しかったこと…だから、今度は自分たちが、人の力になったり、助けたりする側にまわりたいです…などということなどが綴られていました。大切な家族や友人を失い、家を失い、深い絶望と悲しみの中にいたはずなのに、今度は自分たちが人のために役立ちたい・・と健気に考えている小学生に胸が打たれました。

野島断層もそのままの形で保存されています。地震の引き起こす恐ろしいほどの力を改めて感じました。

震災の記憶と記録を語り継ぐための 大切な役割を担っている記念館でした。


・・・・・・ 海が見えるお花畑  あわじ花さじき ・・・・・・・・・・
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16ヘクタールもある広大なお花畑、それがあわじ花さじきです。
 季節によって色とりどりの花を咲かせて、お花のじゅうたんのよう
・・しかも「入場無料」です。

この日は風が強く、立っていると凍えてしまいそうな寒さ・・。
ぴゅ~と風に吹かれ、日頃元気な私たちも降参して休憩所に入って暖を取ります。

中に「花さじきの四季」というアルバムがあって、
四季折々の美しい写真が紹介されていました。見とれる三人。

「夏のひまわり畑いいねぇ。映画、思い出すわぁ・・」
クレオメや紫バーバベナもいっぱい・・夏にもう一度みたいな」
「秋のコスモス畑も素敵~。」
「今度は夏と秋に来ようか・・」
「冬の雪景色もいいんだけど・・」
「それじゃぁ・・冬も・・」爆

・・・そんなに来られるわけありません。でも、夢だけはいっぱい語りあった三人でした。
・・・いいのです。・・語るだけですから・・・。^^
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広大な菜の花畑と海・・(海は大阪湾でしょう。)
素敵な眺めなんですが風の冷たい今日は海も寒々としてみえました。

さて、次はイギリスに飛びます。航空機ではなく自動車で・・・。

・・・・・淡路ファームパークイングランドの丘・・・・・・
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こちらは、体験型農園や牧場、植物も動物もいっぱい・・
何よりイギリスの湖水地方をイメージして作られたという建物や景色がとても美しく、
イギリスに来ているようでした。(・・イギリスに行ったことはありませんが・・)

実際にイギリスを旅行した次男の話によると、「イギリスは紳士の国・・というのはホントだね。紅茶を買ったウインザー城売店のお爺さんまでも英国紳士といった雰囲気で好感が持てたよ。」とのことです。
こちらでは、会場から会場までは遠いので、電車に乗って移動します。

私たちが電車に乗って待っていると、車いすの若い男性が奥さん?に押されて近づいてきました。電車に乗りたいようです。すると気配を察した運転士のおじさんが、さっと、笑顔で「さぁ、どうぞ」と奥さんにかわって車いすを引き入れてくれました。
スマートに、笑顔で、さっと手を貸してくださる親切が、何か英国紳士らしく、次男の言葉を思い出しました。
・・・ここはやっぱりイングランドです・・・!

イギリスなのにコアラがいます。
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カンガルーもいます。
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その他 ウサギや羊とはそばによって遊ぶこともできます。

体験型農園ではミニトマトや苺、玉葱の収穫も体験できますし、希望すれば、パンやお菓子作りができる施設もありました。遊びの広場や乗馬場、自転車乗り場などもあるので、
小さいお子さんから、私たちのような美しい・・花の好きな ●十代の女性までたっぷり楽しめるところでした。
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上はベニカナメモチ、下は桜です。

半日かけてたっぷり花を楽しみ、動物を楽しみ、お味も楽しみ・・イギリスを楽しませていただきました。
昨日、閉園間際まで夢中になった明石海峡公園でしたが、今日のイングランドの丘
それ以上に楽しめるところで大満足でした。これだけの広いすばらしくきれいな施設で入場料は800円。

淡路島は広くて、美しくて、楽しくて、美味しくて  安い・・と主婦三人は大喜び。

 一泊二日の旅も、淡路島のおかげで一泊三日分ほど楽しませてもらいました。

海の幸も山の幸も豊かで、こちらで買った鯛飯やら玉葱スープ、なると金時、新玉葱、どれもみな美味しいものばかり。

「ねぇ、今度またいつ行こう??」

「夏に来たいねぇ!」
 「秋がいいわぁ・・」
 「やっぱり春よ!」
 
・・・大阪に帰らぬうちに・・・・また行きたくなる淡路島でした。^^