6/23(木)「たね蒔きジャーナル」と必見番組のお知らせ

今日も永岡さんがまとめてくださいました。
6/23(木)
 
 永岡です、毎日放送ラジオ「たね蒔きジャーナル」、今日は千葉猛さんの司会で放送されました。毎日新聞本社論説委員の近藤伸二さんの解説でした。

 原発のニュース、汚染水処理で、細かいトラブルで本格稼動のめどがたっていません。セシウムが取れておらず、汚染水が計画通りにいっていなかったのです。福島では雨が予想され、3号機への水の量を減らしています。

 環境省、海水、湖の放射能汚染(セシウム50ベクレル/リットル以下、ヨウ素30ベクレル以下)、福島県いわき市を除いて大丈夫で、枝野氏は大丈夫と言い、追加的な被曝で、飲料水より厳しく調べています。

 スズキ、浜松中心の配置を転換します。津波原発事故リスクに対応するためで、他の企業にも影響しそうです。移転は静岡県内を想定しています。

 そして、小出先生のお話 
リスナーの質問特集でした。
 
実家は福島郡山で放射線量の高いところにあり、近所の公園で4.7マイクロ、5.7マイクロシーベルト/時間が出ました。芝生の値が高く、雑草を刈れないが・・・・?
 
「難しい」。普通の環境なら空間のガンマー線は0.05であり、その100倍、事故での放射能が降り積もっている、そこで子供が遊ぶなら必ず剥ぎ取って欲しい。


 20日の放送で、福島の汚染値を引き剥がす、土の除染でどれだけ大丈夫か・・・?
 
大丈夫」という言葉は被曝に関して使ってはいけない(安全、安心も
アウト)
、「どこまで受け入れざるを得ないか」であり、土を剥ぎ取ると被曝量は1/10(5cm取る)、3月の事故で降り積もったもので、今後大量の放射能が降り積もるかは不明だが、今のところは3月の半ばより空気中からたくさん降り積もることはない、土は除去して欲しい。


 ドイツからのメール、ガンダーセンという人が、原子炉からホットパーティクルが出ており、東京でも出ている、車のエンジン、フィルターに引っ付き、アメリカのシアトルでも汚染されているというのですが・・
 
福島の原発は壊れて高温になり、放射性核種が微粒子になり、各方面に流れている、それをホットパーティクルといい、肺に吸い込んだら局所的な大量被曝になり、プルトニウムアルファ線を出し、ついた近傍を被爆させる、注意しないといけない、アルファ線を出すものを調べないといけない、プルトニウムより、ヨウ素セシウムが問題、そして今後プルトニウムの被曝が問題になるとのことです。


 奈良の人から、周りに原発に無関心の人が多い、関西にも放射能が出るということを外で言うなと言われたのですが・・
 
関西だけでなく、九州、沖縄、アメリカ、ヨーロッパにも降り注いでいる。ただし、量は福島周辺は濃密であり、関西は薄いだけの違いで、注意しないといけない、自分の身が心配なのか、奈良の子供たちが心配なのかが問題。

 もんじゅの落下装置の引き抜きで、これ、うまく行くか、失敗したらどうなるか?
 
私も心配である」、もんじゅは特殊で、福島は炉心を水で冷やせるが、
もんじゅは水が使えないので、ナトリウムを使っている、空気に触れると火事、水に触れると爆発で、冷やすナトリウムのある場所に、燃料中継装置を落としてしまった。
空気中に引き出すと火事になり、重量は10トンあり、大変なクレーン
が要り、こんな作業を空気に触れずにやれるのか、配慮してやっても、
万一空気に触れたら火事になり、もんじゅだと水すらかけられない。
手をこまねいて見しかない、大規模な事故になる可能性があるのです。「事故になったら福島の比ではない」
95年にはナトリウム漏れがあり、とてつもなく扱いの大変な原子炉なのです。
 今後も小出先生のお話を紹介いたします。
 
番組のお知らせです。必見!!

毎日放送
「なぜ警告を続けるのか~京大原子炉実験所・異端の研究者たち」のディレクターで

6月26日(日)深夜1:20~2:20

映像’11「あの日のあとで~フクシマとチェルノブイリの今~」放送決定!!

未曾有の被害をもらたした東日本大震災。これまで「絶対安全」といわれてきた原発も冷却機能を喪失し、「メルトダウン」状態となり、今も大量の放射性物質を放出し続け、収束に向けての苦闘が続いている。
 
目に見えない放射能は我々の生活に今後どんな影響を与えてゆくのだろうか。
事故直後から事故の重大性を指摘してきた京都大学原子炉実験所の小出裕章助教の話や、自ら福島へ放射線量を計りに行った今中哲二助教による、飯館村の状況などを事故の発生から日を追って紹介するとともに、25年前に起きたチェルノブイリ原発事故のその後を追って、ウクライナベラルーシの現状を取材。
晩発性の放射能障害の実態を伝えるとともに、セシウム137を吸収する植物の栽培に実験的に取り組む「放射能とともに生きる」人々の姿から、この先の時代をどう生きてゆくのかを考える。
 

こんなに良い番組なのに深夜放送とは残念!
仕事があって見られない方は是非録画をお勧めいたします。