東電株主総会は最初からわかりきった 茶番劇

東電株主総会は最初からわかりきった 茶番劇

株主総会では、福島第1原発事故問題に質問が集中。402人の株主から出された
(1)古い原発から順に停止・廃炉とする
(2)原発の新増設は行わない--
脱原発」提案がどれだけ賛成を集めるかが最大の焦点だった。これまでの総会でも同様の提案や質問はあったが、賛成は%程度にとどまっていた。
 しかし今回は、福島第1原発の地元・福島県南相馬市白河市が賛成に回るなどして、賛成比率は約%と小幅ながら増えた。
東電の株式の割超は法人が保有しており、              「当面は原発に頼らざるを得ないのが現実」とする大株主から東電は  委任状を集めていた。
脱原発の賛成票の大部分は個人株主と見られ、しがらみの無い 一般株主の間に「脱原発」の動きが広がりつつあることが裏付けられた。
 株主提案を主導した市民団体「脱原発・東電株主運動」は総会後、              「(議案が否決され)不十分だったが、いろいろな意見を出せて、大勢の人が賛同してくれて一歩前進した」と評価。東電幹部も「事故を目の当たりにした株主の考えが変化した」と目を見張る。
 一方、原発事故発生後初という節目の総会で、会社側の対応に不満を示す株主も。大阪府からバスで駆けつけたという女性(65)は「ガス抜きをされているように感じた。原発事故に関しての説明にも納得がいかなかった」。
東京都清瀬市の無職、田村欽司さん(65)は「勝俣会長は過半数の委任状を盾に強気の議事進行をし、形だけ出席者に発言を求めた」と話す
  
一般投票なら、一人につき一票できるシステムですが、
この脱原発の賛否については、株保有数が多いほど有利ってことでした。
最初から、この脱原発にならないことがわかっていての株主総会脱原発の賛否票
で株主の声も聞く公平そうなパフォーマンスをしたのでした
東電としがらみのある法人は、東電に判断を委任していました。
 
 
あと脱原発のために株主になった方の記事がありましたので下記に載せます↓ 

今がチャンス=暴落した暴落株を買って、脱原発株主に 2011-05-05

 
福島原発事故以来、東電株が大暴落しているので、これまでならこの運動に参加するにも20~30万円以上の資金が必要だったが、単元株100が今なら4万円ちょっとだから、比較的お手軽に東電の株主になれてしまう。
100株の株主になると、最高議決機関である株主総会での議決権が与えられ、投票によって会社の意思決定に直接関与する権利が手に入る。
この際、脱原発を目的に東電の株主になってみるのも面白いのではないだろうか。たくさんの人が脱原発目的で株主になって、数の力を行使するようになったら、それは夢のような話ではあるが面白いではないか。
脱原発をめざす運動は、いろいろあっていい。とりわけ事故があった今年の東電の株主総会は紛糾して面白そうなので、今からでも100株の株主になっておくことをお勧めしたい。経営陣がどんな顔をして最前列に並ぶか、生で見ておくのも、いいのではないか。
ネットを検索してみたら、20年以上も前から、脱原発目的で東電の株主運動をすすめているグループのサイトがみつかった。
脱原発東電株主運動》 http://todenkabu.blog3.fc2.com/
 
このサイトに脱原発・東電株主運動を紹介する記事があったので引用しておこう。
■株主になって脱原発議案の共同提案者になってください!
脱原発実現する目的で株を購入した会員の多くは単位株(100株)の株主です。株主総会に議案を提案するには30,000株以上必要で、毎年300人近い株主が共同で脱原発議案を提出しています。毎年6月に開催される総会の議案提案者になるには最低6カ月前から株主である必要があります。これから株を購入しようという方は年内に手続きされることをお勧めします!株を購入されましたら当会にご一報ください。3月に提案予定の議案と手続きのための書類を郵送いたします。
 
脱原発・東電株主運動について
■発足脱
原発・東電株主運動は1989年1月に福島第二原発3号機で起きた再循環ポンプ破損事故を契機に始まりました。原発に不安を抱く地元福島の住民や関東周辺の市民は、事故原因の究明と再発防止のために、東京電力に情報公開を求めましたが、会社は一切の対話を拒否、マスコミに発表する情報も発表のたびに内容が変わり、事故の深刻さが日増しに明らかになっていきました。そこで会社との対話を進める手段として市民が株主になり、株主総会に参加するようになりました。
第67回株主総会(1991年)からは株主提案権を獲得し、総会では多数の質問と議案の提案を行なっています。総会における私たちの提案は拒否され続けていますが、そのうちのいくつかは数年後に会社経営に採用されています。
■組織と活動
東京電力や株主の方々との対話を通じて脱原発をめざす市民の集まりです。会員は現在約400名、株主に限りません。特定の政党や思想・宗教団体とのつながりは一切なく、さまざまな人が参加しています。月1回の「脱原発・東電株主運動ニュース」と年1回の「東京電力株主総会年鑑」の発行、そして会議や学習会などの開催、また、2003年、さらに2007年にも明らかになったデータ改ざん、隠蔽などに対し、抗議文書の提出も行っています。
<追伸> その時点では、1株444円、購入手数料は850円。