種まきジャーナル(原発はコストが一番高い 小出先生と大島先生のお話)

永岡です、毎日放送ラジオ「たね蒔きジャーナル」、今日も水野晶子さんの司会、毎日新聞専門編集委員近藤勝重さんの案内で放送されました。私が3月21日からこの番組の小出先生のお話を中心に追跡を始めてから半年を経ました。


 近藤さん、日本は災害大国なのに、政治がちゃんとやっていない、こんなぬかるみの国土で地震が起きたら大変、それを、政治は天に任せているとの指摘がありました。また、野田総理原発を再稼働させる、細野氏も冷温停止と言い、現場にたどり着けない、燃料がどこにあるかもわからないのに、冷温停止とか軽々しく言ってほしくない、実際には何も変わっていない、という指摘がありました。何を意味して言っているのか、こんなことで国際的に信頼を得られるのかと言われました。


 そして、小出先生のお話、アメリカを訪れた野田総理アメリカの新聞で停止中の原発、来年夏までに再稼働させる、来年の夏の電力に原発が要るというのですが、小出先生、政府の統計局のデータで原発を止めてもOKと言っているのに、野田総理、おひざ元のデータに背いているのです。

 東電の社長、原発を稼働させる率が低いと電気料金を上げるというもの、「あきれた話だ」、福島でどれだけの被害になったのか、それを東電の社長に考えてほしいのです。


 これまで、原発は安いと言われていたこと、「立命館の大島先生、これが嘘で原発が一番高いと立証しており」、原発を止めたら電力料金が下がるのです。「一番高い発電を電力会社が好んでやってきた」からです。火力だと燃料費は要るが、それを考慮しても、原発の方が高いのです。

 揚水発電水力発電のタイプで、原発の余った夜間電力のためだけに作られたものであり、ほとんど動かない、原発が余った時しか動かず、発電単価がべらぼうに高い、これも原発の発電単価に入れると、原発のコストはもっと高くなるのです。今まで、揚水発電は入っていなかった、しかし、揚水発電を入れなくても、原発が一番高いのです。


 原発は、地元の交付金、核のゴミがあるのに、なぜ原発に熱心なのかリスナーから質問があり、経済的にはメリットなし、しかし電力会社は儲かる、どんなに高い電気代でも売れる、高い発電所を作ると儲かる仕組みになっているのです。電気事業法がそうなっていたのです。しかし、歴然と原発が高いのは分かり、電力会社も、正常な判断力があれば原発から撤退するのです。


 しかし、東電の社長は原発を使わないと電力料金が高いというのは、東電の社長に説明してほしいのです。


 九電の玄海原発廃炉にしたらどうなるか試算しており、明らかになったのは今年度の一般会計57億円のうち原発関係は39億円、70%であり、水野さんびっくりして、57億円を他の町と比べたら、同規模の予算の町は宮城の蔵王、人口は玄海町(6300人)の倍、これも水野さん驚かれました。


 原発のコストに含まれた計算に、経産省の計算に含まれておらず、立命の大島先生の試算で原発が一番高いとなったのです。これから、コスト込みで、計算しないといけないのです。


 小出先生の本、リスナーより、たね蒔きが聞き手であり、リスナーの質問に解説したものが本になり、リスナー+たね蒔き+小出先生の本だと言われました。

 
 聞いていて、原発のコストが安いというのは一種の粉飾決算ではないかと思われました。粉飾決算刑事罰の適応もあり、ものすごく厳しい罰もあるのです。これをお知らせいたしました。