たね蒔きジャーナル小出先生批判!福島県佐藤知事の米の安全宣言に「間違っています」。

2011年10月12日【水】
 永岡です、毎日放送ラジオ「たね蒔きジャーナル」、今日も水野晶子さんの司会、毎日新聞専門編集委員近藤勝重さんの案内で放送されました。
原発のニュース、福島の米が、暫定規制値の500ベクレルを下回り、予備調査で500ベクレルの二本松のものは470ベクレルであり、これは、調査研究用に買い上げます。


 横浜の土で、ストロンチウムが検出され、4万ベクレル/kgのセシウムがあり、住民の要望で民間の検査が、ストロンチウムの検出を受け、横浜市も検査します。横浜市は過去の核実験ではなく、今回の事故とのことです。


 小出先生のお話、
東京・世田谷の一部で2.7マイクロシーベルトは高い、通常の50倍であり、飯館村で2マイクロであり、「本当にいやだ」という数値です

小出「東京がいくら・・という数値は、広い範囲での汚染については役に立つが、
東京でもホットスポットがあり、雨水のたまっているところ、側溝は高く、調べれば調べるほど高いところが出るのです。きめ細かく測らないといけない。」
近藤さん「もう、何でもいいや、驚かない.・・・なんか、そういう気分の時に、こういう数字をぽっと出されるでしょ? もっと反応が鋭かった時期あったと思うんですよね。」
小出「そうですね……私からみると、2.5なんて聞くと、驚きというか、常に被曝ということに向き合っている人間ですので、その数値が驚き。
……未だに驚きですが。多分普通の皆さんには、慣れてしまった数字なんだろうなと思います。」
水野「これまで、東京都などが測定した中での最高の値は、0.496マイクロシーベルト。これに比べても、5倍以上の数値が今回出た。だからこれ、住民の皆さんが訴えなかったら、わからなかったということを思うと、本当に住民の方の意識が大切なのじゃないかと思います。」
小出「2.7マイクロが、雨どいのところなどなら、そういう数値は不思議でない、世田谷だけの問題ではない。 ホットスポットは、西日本にもあり得るが、あっても比較的見つけにくい(薄まっている)。
水野「横浜のマンション屋上の堆積物から195ベクレル/kgのストロンチウム、これはどうでしょう?」
小出「これ、堆積物のたまっている、雨水、泥のたまるところなら、あり得る数値であり、世田谷のホットスポットと同じで、世田谷では6万ベクレルの数値、セシウムは何百、千倍あり、福島から出て、自然環境での濃縮が起こった。 チェルノブイリは1平方メートル4万ベクレルは管理区域にしないといけないので、換算の必要があるが、6万ベクレルは管理区域にしないといけない。

 サンマ、福島100km圏内の操業を中止し、しかし、科学的な判断はなく、小出先生、今はアドバイスできないのです。
しかし海藻に濃縮され、魚は最後に濃縮されるのですが、サンマの季節であり、たくさん獲りたいのに、少しでも汚染されていたら全部売れない危機感が漁業者にある、100kmを外したら消費者に受け入れられると思われたのかも知れませんが、データが必要なのです。
 米のこと、福島の米、規制値の500ベクレルを超えなかったので出荷可能であるとなり、福島知事は米の安全宣言を行いました。
 
小出/間違っています。放射能の安全などというものは、ありません
安全宣言を出すなんてことはやってはいけない。仮に1kgあたり500ベクレル以下でも危険はある。499かも知れないし400かも知れないし100かも知れないし、10ベクレルでも危険。国が決めた暫定基準を下回っているから安全宣言を出す、などということは、科学の基準に従えば全く間違えています
3・11以前、コメは1ベクレルあるかないか・・、もうその500倍を許容しろと言うのが政府の考えです。あとは勝手にしろと言うことなのです。

 チェルノブイリベラルーシの専門家が来日し、日本政府の暫定規制値は高すぎて理解できないと発言。
小出「ベラルーシの基準は日本よりはるかに厳しい。ただし、どこまで規制を決めても危険はある。どの食べ物がどれだけ汚れているかを示すのが必要であり、低い基準値を下回ったから安全ではないのです。なによりも正確に情報を知らせるということに力を注いで欲しいです」
 
食品については具体的な数値が出されないまま、様々なことが進んでいるように見えます.
 
 
今日の小出先生のお話をお知らせいたしました。