MBSたねまきジャーナル(小出先生/メルトダウンした燃料、東電の見立ては甘い。早急に遮水壁を作るべき

11/30(水)

 永岡です、毎日放送ラジオ「たね蒔きジャーナル」、水野晶子さんの司会、毎日新聞専門編集委員近藤勝重さんの案内で放送されました。
 原発のニュース、福島の佐藤知事、原発廃炉を求めて、原発の恩恵以上に事故の打撃があり、原発に依存しない福島にすると言うことです。
(今更、遅いですね。それより、スピーディの結果も県民に知らせず、山下教授を招いて、県民の健康被害を拡大させた責任をもっと自覚してほしいです。) 
 電機労連が民主党献金したものが3000万円、自民党にも3000万円以上で、東電は会長、社長などが献金しています。我々のポリシーに沿う議員にしていると電力会社は言っているのです。
電事連のポリシーに沿う議員とは、もちろん原発の推進や稼働を有利にしてくれる議員です)
 
東電はメルトダウンした燃料の状態を解析して、燃料の損傷は1号機が最大で、格納容器に落下、コンクリートを65cm融かして固まった、2,3号機は6割程度融けたと推定しています。燃料は冷えていると言っています。冷温停止の発表のためです。

 
 そして、小出先生のお話、
 
融けた核燃料の位置を東電が発表したものの、水野さん意味が分からず、これについて、東電がメルトダウンの可能性を否定していた時期から、小出先生はメルトダウンを指摘されていました。
格納容器を融かして、水をかけたら汚染水が出来るのか?と言うことで、炉心が圧力容器を貫いて、格納容器にコンクリートを融かして、鋼鉄の容器を融かしている可能性を小出先生指摘されていたのです。
 格納容器の上にさらにコンクリートがあり、リスナーより、メルトダウンした燃料が圧力容器を融かしても格納容器に留まっていると東電はいっていた。
これは小出先生の見立てより甘いのか?
 
小出先生、その通りで、格納容器は放射能を閉じ込める最後の砦で、格納容器の底のコンクリートが壊されて、その下の鋼鉄も壊れていたら、放射能を閉じ込める防壁がなくなる。それで、地下にダムを作れと言った
メルトダウンした燃料が、どこまで行っているかは不明で、最悪を想定してやらないといけない格納容器の底に穴が開いている可能性小出先生否定していないのです。

 近藤さん、鋼鉄まで30数センチあると言うものの、解析の結果であり、小出先生も分からない、今回の事故は経験したことのないことであり、東電は解析したと言っても、温度、圧力の条件、仮定が要り、しかし仮定のためのデータがない(燃料の本当の温度が不明)のです。根拠なしの解析なのです

 スリーマイル事故でも、推進派は原子炉は融けていないと言っていたのに、7年半たって見たら、原子炉の半分が融けていた
小出先生も過去の事例をもとに考えられ、汚染の広がりを食い止められない、可能性があれば、対策しないといけない。地面にめり込む可能性がある(永遠に続くチャイナシンドロームではないが、地下に5~10mめり込んで止まると推測している)。
ウランは100トン、瀬戸物でドロドロ、鋼鉄を融かし、コンクリートも融かす、体型が大きくなるが、発熱は崩壊熱のみで、どこかで融けなくなり、それが5~10mで地下で止まると思われる、それなら遮水壁を作るべき言って来たのです。
5月から言って来たのです

 鋼鉄の壁を壊されているかが問題で、東電も計算しただけ、炉心がどこにあるか見られない、測定も出来ないのです。東電も遮水壁を作ると言っているものの、もっと早く作らないといけない、東電の言うとおりに余裕があるか不明なのです。

 メルトダウンした燃料の詳細について聞けました、これを、お伝えいたしました。