MBSたねまきジャーナル小出先生の話(原子炉の老朽化と4号基の崩壊)
そして、小出先生のお話、今のニュース、住民投票の署名が集まったことについて、「良かった」、あまりに政治がひどい、政治に任せられない、自分で決定したいとして、一人一人が考えてほしく、条例の出来るのを望むのです。
原発稼働を40年として、その後廃炉にするのを法律で決めることについて、国が原発の寿命を決めるのは初めてで、これについて、全ての原発を即刻止めるべきで、40年、30年で止めろとは言っていない。新しいものも止めないといけないので、40年、例外ありは「言語道断」なのです。
これだと、新しい原発も作れるのです。今まで、30年経ったら申請して延長していたのに、40年に伸びたものであり、国の運用によりすべてが決まるのです。
老朽化のメカニズム、40年の1号機は吹き飛び、しかし東電は老朽化の影響なしといい、老朽化しても安全を確保できるかについて、老朽化による事故とそうでないものもあり、チェルノブイリは最新鋭のもの(2年)、スリーマイルは3か月!で、老朽化と関係なく事故は起きるし、老朽化により事故が起きる(美浜で配管破断で熱湯を浴びて作業員死亡)し、オリフィス(流量を測る)の下流で渦を巻き、配管を破壊して、まともな検査もなく破れた事故もあるのです。
福島で老朽化の寄与は不明、近づけないので調べられない、分からないのです。
福島事故の2週間後の、政府が想定していた最悪のシナリオが明らかになり、4号機の燃料が融けて、最悪住民の移転を認めるのは半径250km圏内であり、横浜まで入る、つまり首都圏から避難になることを想定していた。
小出先生、4号機はまだ心配と言われており、4号機のプールは、使用済み燃料プールは格納容器の外にあり、放射能を閉じ込めるものが何もなく、この中に燃料の原子炉内の2~3倍入っており、建物は水素爆発し、これは変わった爆発で、1,3号機は最上階での爆発であり、しかし4号機は最上階だけでなく、1階まで爆発し、いつ使用済みプールが崩壊するか分からないのです。
今もこの状態です。東電も重大性を知り、4号機に耐震補強をしたものの、あまりにひどい環境で、きっちりした工事は出来ない、これから余震もある、次の余震で4号機が大丈夫か不安であり、もし壊れたら3月15日の予想通り250km圏も汚染されるのです。
今日は、老朽化と、4号機のことをお知らせいたしました。