秘密会議で安全性を確かめる北九州 (院長の独り言より)

2012年05月25日

秘密会議で安全性を確かめる北九州

 全国でガレキを燃やそうと環境省が躍起になっています。なぜ、ガレキを全国で燃やすことが復興につながるんでしょうか?

 警察沙汰にしてまでガレキ燃焼を始めた北九州。着々と手を打っています。
なんでもオープンにと言うことが叫ばれているのに、秘密会議で安全性を討論(消されるとまずいので、こちらにもアップしておきます。)
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2枚目を見ると、すべてが御用学者といってよく、結論は始まる前から見えています。

3枚目には恐るべきことが書いてあります。
傍聴人の退場 傍聴人は、検討会が会議を公開すべきでないと認めたときは、速やかに退場しなければならない

 なぜ、会議を非公開にしなければならないのでしょうか。とても表にできないような恐ろしい話をするからではないのですか?

 
このような非公開、録音すら禁ずるような検討会を許してはなりません。資料の右上に書いてある担当部局に、みんなで意見を言いましょう。

環境局社会推進部 093-582-2187
環境局総務課   093-582-2173
FAX(共通) 093-582-2196(共通)


しかも、北九州市が出してきた資料は、噴飯もの。
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 煙突のすぐ近くで測定して何がわかるというのでしょうか。
灯台もと暗し の諺もご存じないんでしょうかね?

第1回の議事録
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 なんと誰がなんと発言したかすら、書かれていない議事録。これは議事録とは言いません。匿名の下に責任も持たずに発言する。このようなものを議事録と称しているのが北九州市役所の実態です。


さらに、セシウムは次の場所に埋められます。
検討会資料
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 セシウム(Cs)はナトリウム(Na)と同じアルカリ金属。容易に水に溶けます。
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反応性も恐ろしいほどあり、この金属化合物が水に溶けないはずがありません。


 海に必ずや溶け出します。漁業の死です。漁協にも上記の話を自分の見たままの言葉で説明してください
北九州漁協(093-751-39549)
福岡県漁連 (092-713-1161)
JA北九州(093-582-2411)

 そして、恐るべきスライドも発見
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 99.9%のセシウムが取れるとしても-この値はまったく根拠のない数値ですが-3,950,000Bqものセシウムが出ると仮定しています。
10%ならば 39,500,000Bqにもなります。これはちょっとした漏洩です。このような放射能をまき散らしてまで、なんで東北の復興につながるのでしょうか。

 佐賀のガレキ担当者は、恥知らずにも
中村尚司氏が述べた
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1960 年代の大気圏核実験が世界中で盛んに行われていた頃の東京近辺で、気象庁が長年に渡って測定してきたCs-137 の空中放射能濃度は今より1 万倍も高かった を未だに信じているのです。
九州の値をプロットしています。
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 どこが1万倍も高かったと言えるのでしょうか。1970年代とほぼ同程度のセシウムが九州には降り注いでいるのです。フクシマ事故前ならば正しいのですが。
このようなウソを平気でまき散らしている人間が、いまだに政府の中枢にいることが私には信じられません。

 このような秘密会議を許してはなりません。自主、公開 が 地方自治の原則のはずです。みんなで、北九州市役所に意見を届けましょう。

 なお、ガレキを燃焼し、雨が降ったためでしょうか、九州全域で25日に線量が上昇したことを指摘しておきます。このがれき燃焼は北九州市だけの問題ではないのです。
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新潟県が作った環境省への質問書。非常に良くできています。是非お読みください。環境省のとんでもなさが非常によくわかります。

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