京都府への放射性物質拡散予測 (グリーンピースからのお知らせ)

本日は、グリーンピースが情報公開請求を行い、5月24日に公開された、
大飯原発福島第一原発と同規模の事故が発生した際の、京都府への
放射性物質拡散予測と、大飯原発の再稼働をゆるさないための、福井での
緊急集会についてのお知らせです。


大飯原発福島第一原発と同規模の事故が発生した場合、京都府のどの範囲に
放射能汚染が広がるかを示す放射性物質拡散予測図が、
5月24日に公開されました。
http://www.greenpeace.org/japan/ja/news/blog/dblog/speedi/blog/40637/


これは昨年滋賀県が独自に行ったシミュレーションで、滋賀県が他府県にも
データを提供していたことを知ったグリーンピースが、周辺の住民らに
呼びかけて、福井県京都府兵庫県岐阜県三重県に情報公開請求を
行っていたものです。

京都府グリーンピース京都府民に公開した資料によると、京都府の大部分が
国際原子力機関IAEA)の基準で「ヨウ素剤の服用」が必要となる、
甲状腺被ばく等価線量50mSv(ミリシーベルト)を超える地域となります。

データ提供を受けながら、福井県兵庫県三重県の回答は事実上非公開でした。
福井県も国も、そもそも「大飯原発で、福島第一原発事故と同規模の事故が
起きたら被害はどうなるのだろうか?」という率直な質問に答えるSPEEDIなどの
放射性物質拡散シミュレーションを、まったく作成しておらず、
また、作成も拒み続けています


公開された予測の詳細はこちらのブログでご覧になれます。
http://www.greenpeace.org/japan/ja/news/blog/dblog/speedi/blog/40637/


そして事故が起きた時、どのような被害を受けるかを住民に知らせようともせず、野田首相は、来週にも再稼働をすすめようとしています。
大飯原発の再稼働をゆるさないため、福井での緊急集会にご参加ください。

◆6月3日(日)
『いのちが大事 今なぜ再稼働? ふくいでつながろう』
場所:福井市中央公園(福井県庁横)
時間:12:00~15:30頃
主催:ふくいでつながろう実行委員会(グリーンピースも参加します)

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お知らせ
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◆6月13日(水)
グリーンピース経済セミナー
原発の投資リスクと自然エネルギー市場の可能性』

場所:衆議院第二議員会館 1F 多目的会議室
日時:6月13日(水)14:00~16:30 
資料代:500円

世界的なコンサルティング会社「ボストン・コンサルティンググループ」、
WFP国連食糧計画のシニアエコノミストを経て、
グリーンピース・インターナショナルのエネルギー投資シニアアドバイザーを
務めるギョルギー・ダロスが来日。

福島第一原発事故で、東京電力がどれほど損失を出したのか?
証券アナリスト格付け機関は、どのような早期警告を見逃したのか?
投資家が原発でこれ以上の損失を防ぐには?について講演させて頂きます。

詳細と参加お申し込み用紙はこちらです。(PDF)
http://www.greenpeace.org/japan/Global/japan/pdf/20120613.pdf


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