おすすめの本二冊
『福島原発 現場監督の遺言』
『福島原発 現場監督の遺言』 恩田勝亘著
講談社
「原発がどんなものか知って欲しい」、という記事で広く世間に、知られるようになった故・平井憲夫氏の証言を、ベテランジャーナリスト、恩田勝亘氏が検証し著作として本になっている。
「原発の実態を暴露する重大告発 それでも再稼動を容認できるか 設計図は立派でも配管や熔接は三流、科学プラントより10年遅れで、ずさん工事、インチキ検査がまかり通る。福島原発で現場監督を務めた故・平井憲夫氏の証言を、原発取材歴35年の著者が検証する渾身レポート」(本の帯より)
証言者の一人故・平井憲夫さんは一級配管技能士として、石油化学プラントの建設工事を手がけたのち、原発の現場で監督として働いた方です。
隠された大量被曝事故、苛酷な原発労働、塩抜き不足の海砂を使ったコンクリートを使用、5センチもズレた配管をジャッキで直し熔接した。伊方3号機では、92年に、消化ポンプの配線ケーブルが燃え上がる火事が起きているがその事実は隠蔽された。多重下請けの結果、ピンはねの酷さを嫌い、腕のいい職人は原発には行かない、など原発現場の実態がよく分かる本です。
講談社
「原発がどんなものか知って欲しい」、という記事で広く世間に、知られるようになった故・平井憲夫氏の証言を、ベテランジャーナリスト、恩田勝亘氏が検証し著作として本になっている。
「原発の実態を暴露する重大告発 それでも再稼動を容認できるか 設計図は立派でも配管や熔接は三流、科学プラントより10年遅れで、ずさん工事、インチキ検査がまかり通る。福島原発で現場監督を務めた故・平井憲夫氏の証言を、原発取材歴35年の著者が検証する渾身レポート」(本の帯より)
証言者の一人故・平井憲夫さんは一級配管技能士として、石油化学プラントの建設工事を手がけたのち、原発の現場で監督として働いた方です。
隠された大量被曝事故、苛酷な原発労働、塩抜き不足の海砂を使ったコンクリートを使用、5センチもズレた配管をジャッキで直し熔接した。伊方3号機では、92年に、消化ポンプの配線ケーブルが燃え上がる火事が起きているがその事実は隠蔽された。多重下請けの結果、ピンはねの酷さを嫌い、腕のいい職人は原発には行かない、など原発現場の実態がよく分かる本です。
【必読の書】『第二のフクシマ、日本滅亡』
子ども達を放射能から守るネットワーク@ちば「日本人はノンビリしすぎている。『原発はアブナイ』とか、『原発は不要だ』
とか、そのように子供でも言えることを論争したところで、いまや生き延びる
ためには、全く足りないのである」
脱原発論者にもいくつか種類があります。
原発推進論者、または縮小は必要だがある程度の規模で原発稼働を許容する推進論者
一番多いと言われる、自然エネルギーの普及に伴い
段階的に原発を縮小し、10年後に廃炉にしていこうという脱原発論者。
そして、今回の紹介したい著書の広瀬隆氏が提唱する
即廃炉を主張する脱原発論者。
『第二のフクシマ、日本滅亡 (朝日新書)』 広瀬隆著
をぜひ多くの方に読んでいただきたいと思います。
1年を経とうとする今、報道の減少に伴い原発を過去のもの、
放射能被害が過去のものという錯覚から目覚めさせられます。
この本を読むと現実の厳しい状況を改めて思い知らされます。
この広瀬氏はネットでブログを展開されてないですし、
マスコミも当然推進派なので、TVには滅多に出ることもありません。
ですので、なかなか多くの国民に知れ渡ってない部分があります。
数回に分けて本ブログでも紹介したいと思います。
日本の現在の汚染状況に対して世界はこう警告してます。
ヨーロッパ放射線リスク委員会(ECRR)きわめて独立性の高い科学者集団である
この組織は今後日本で発症するがん患者の増加数を発表してます。
原発から100キロメートル圏内では、今後50年間で19万人癌を発症し
そのうち半数の10万人が今後10年間で癌を発症する。
100~200キロ圏内では今後50年間で22万人が癌を発症し
そのうちの半数12万人が今後10年間の間に癌を発症するとの結果であった。
東日本大震災の犠牲者はほぼ2万人とされてますが、その10倍を超えるおよそ
22万人が福島原発から200キロ圏内で今後10年間で癌が発症するという恐るべき予測です。
http://www.makusta.jp/usr/takumiuna/ECRR.jpg
さらにはアメリカのノースカロライナ大学免疫学者ウィング助教授は
日本の現状をこう分析してます。
福島事故最初の5年で甲状腺癌と甲状腺異常が顕著になり、次に50キロ以内の
地域で肺がんの発症率が今より20%上昇して、10年で骨腫瘍や白血病、肝臓
がんが増えてくるため、今後10年以内に癌を発症する人は100万人単位になる
可能性がある。
放射線の単位の1ベクレルとは1秒間に1個の原子崩壊を起こすことを意味し
1秒間に1発の放射線が飛び出している状態のことである。したがって
日本の暫定基準値である500べクレルの食品とはその10分の1の100グラムを
食べれば1秒間に50発の放射線を浴びる食べ物である。1時間では3600倍、
18万発の放射線を体内組織に浴びる危険物である。
放射線障害は癌だけではない。免疫力を低下することによって全身にさまざまな
症状をもたらす。われわれが子どもたちを守る手段は体内ベクレルをできる限り
ゼロに近づけることでしかない。
どなたも知らないだろうが100ベクレルとはドラム缶につめて、トレンチに
埋めて処分しなければならならい放射性廃棄物なのです。2007年総合エネルギー
調査会で「放射性廃棄物の濃度区分及び処分方法」によると放射性廃棄物を
一般廃棄物扱にできるという限度が100ベクレル。日本の食卓に乗ってる
500ベクレルのキノコはまぎれもなくドラム缶につめて処分するべき
汚染物です。
日本人はのんびりしてるが、福島、宮城、茨城、栃木、群馬、長野、山梨、
静岡、神奈川、東京、千葉、埼玉、これら12都県でとれる農産物を
EUを含む世界43カ国が輸入を禁止しています。しかし日本国民は
輸入規制されてるとも知らず、汚染された農産物をパクパク食べ、
給食にも地産地消で子どもに食べさせています。
http://www.makusta.jp/usr/takumiuna/%E8%BC%B8%E5%85%A5%E8%A6%8F%E5%88%B6%E5%9B%B3.jpg
ベラルーシで医療活動をされた松本市長である菅谷氏によると、ベラルーシの汚染
地帯は5センチどころか、20センチの表土を削っても事故から四半世紀後の今も住め
ない状態にある。福島市や郡山市は軽度の汚染と政府は言うが、菅谷氏が住んでた
ベラルーシ汚染の方が高い。
日本全土に降り積もった放射能の汚泥、汚染土壌、汚染瓦礫、焼却灰を全て
東電本社に投げ込むぐらいの行動を起こす必要があるのではないか。そして
投げ込んだあと、「それは無主物だ」と、怒鳴りつけてやらなけば気がすむまい。
3.11で津波をかぶり、メルトダウン寸前で爆発を免れた東海村村長は
こう語ってます。
「こうして無事でいられるのが不思議なくらいだ。現在の国の福島原発周辺住民に対する姿勢は
まさに棄民だ。36万人の子供達の健康を守る施策も実施してない。東海第二原発
運転再開を認めるわけにはいかない」
われわれ日本人は、すべての原発を即時廃絶しなければ、明日の希望がないという絶体絶命の
状況に置かれている。決して、エセ・エコロジストたちが口にする『自然エネルギーの普及に
よって10年後の廃炉』などという、少女趣味のような、悠長なことを言って
生き延びられる時代にはない。
とか、そのように子供でも言えることを論争したところで、いまや生き延びる
ためには、全く足りないのである」
脱原発論者にもいくつか種類があります。
原発推進論者、または縮小は必要だがある程度の規模で原発稼働を許容する推進論者
一番多いと言われる、自然エネルギーの普及に伴い
段階的に原発を縮小し、10年後に廃炉にしていこうという脱原発論者。
そして、今回の紹介したい著書の広瀬隆氏が提唱する
即廃炉を主張する脱原発論者。
『第二のフクシマ、日本滅亡 (朝日新書)』 広瀬隆著
をぜひ多くの方に読んでいただきたいと思います。
1年を経とうとする今、報道の減少に伴い原発を過去のもの、
放射能被害が過去のものという錯覚から目覚めさせられます。
この本を読むと現実の厳しい状況を改めて思い知らされます。
この広瀬氏はネットでブログを展開されてないですし、
マスコミも当然推進派なので、TVには滅多に出ることもありません。
ですので、なかなか多くの国民に知れ渡ってない部分があります。
数回に分けて本ブログでも紹介したいと思います。
日本の現在の汚染状況に対して世界はこう警告してます。
ヨーロッパ放射線リスク委員会(ECRR)きわめて独立性の高い科学者集団である
この組織は今後日本で発症するがん患者の増加数を発表してます。
原発から100キロメートル圏内では、今後50年間で19万人癌を発症し
そのうち半数の10万人が今後10年間で癌を発症する。
100~200キロ圏内では今後50年間で22万人が癌を発症し
そのうちの半数12万人が今後10年間の間に癌を発症するとの結果であった。
東日本大震災の犠牲者はほぼ2万人とされてますが、その10倍を超えるおよそ
22万人が福島原発から200キロ圏内で今後10年間で癌が発症するという恐るべき予測です。
http://www.makusta.jp/usr/takumiuna/ECRR.jpg
さらにはアメリカのノースカロライナ大学免疫学者ウィング助教授は
日本の現状をこう分析してます。
福島事故最初の5年で甲状腺癌と甲状腺異常が顕著になり、次に50キロ以内の
地域で肺がんの発症率が今より20%上昇して、10年で骨腫瘍や白血病、肝臓
がんが増えてくるため、今後10年以内に癌を発症する人は100万人単位になる
可能性がある。
放射線の単位の1ベクレルとは1秒間に1個の原子崩壊を起こすことを意味し
1秒間に1発の放射線が飛び出している状態のことである。したがって
日本の暫定基準値である500べクレルの食品とはその10分の1の100グラムを
食べれば1秒間に50発の放射線を浴びる食べ物である。1時間では3600倍、
18万発の放射線を体内組織に浴びる危険物である。
放射線障害は癌だけではない。免疫力を低下することによって全身にさまざまな
症状をもたらす。われわれが子どもたちを守る手段は体内ベクレルをできる限り
ゼロに近づけることでしかない。
どなたも知らないだろうが100ベクレルとはドラム缶につめて、トレンチに
埋めて処分しなければならならい放射性廃棄物なのです。2007年総合エネルギー
調査会で「放射性廃棄物の濃度区分及び処分方法」によると放射性廃棄物を
一般廃棄物扱にできるという限度が100ベクレル。日本の食卓に乗ってる
500ベクレルのキノコはまぎれもなくドラム缶につめて処分するべき
汚染物です。
日本人はのんびりしてるが、福島、宮城、茨城、栃木、群馬、長野、山梨、
静岡、神奈川、東京、千葉、埼玉、これら12都県でとれる農産物を
EUを含む世界43カ国が輸入を禁止しています。しかし日本国民は
輸入規制されてるとも知らず、汚染された農産物をパクパク食べ、
給食にも地産地消で子どもに食べさせています。
http://www.makusta.jp/usr/takumiuna/%E8%BC%B8%E5%85%A5%E8%A6%8F%E5%88%B6%E5%9B%B3.jpg
ベラルーシで医療活動をされた松本市長である菅谷氏によると、ベラルーシの汚染
地帯は5センチどころか、20センチの表土を削っても事故から四半世紀後の今も住め
ない状態にある。福島市や郡山市は軽度の汚染と政府は言うが、菅谷氏が住んでた
ベラルーシ汚染の方が高い。
日本全土に降り積もった放射能の汚泥、汚染土壌、汚染瓦礫、焼却灰を全て
東電本社に投げ込むぐらいの行動を起こす必要があるのではないか。そして
投げ込んだあと、「それは無主物だ」と、怒鳴りつけてやらなけば気がすむまい。
3.11で津波をかぶり、メルトダウン寸前で爆発を免れた東海村村長は
こう語ってます。
「こうして無事でいられるのが不思議なくらいだ。現在の国の福島原発周辺住民に対する姿勢は
まさに棄民だ。36万人の子供達の健康を守る施策も実施してない。東海第二原発
運転再開を認めるわけにはいかない」
われわれ日本人は、すべての原発を即時廃絶しなければ、明日の希望がないという絶体絶命の
状況に置かれている。決して、エセ・エコロジストたちが口にする『自然エネルギーの普及に
よって10年後の廃炉』などという、少女趣味のような、悠長なことを言って
生き延びられる時代にはない。