たねまきジャーナル小出先生のお話(「もんじゅ」はそもそも成立しない)

6/21(木)
 
 永岡です。関西は大雨で各地に警報が出ていました。昨年の台風12号の被災地が心配です。

 原発のニュース、もんじゅで装置が中に落下したこと、試験後、安全を確認して、来年にも事故前の状態に復帰です。新たに作った装置を原子炉内に置いています。
再開から3ヶ月でオジャン+福島事故で見直し、文科省廃炉を検討です。

 大飯の警報の遅れ、保安院はすぐに公表する方向に変更です。

 そして、小出先生のお話
もんじゅのこと、一昨年容器に落ちた燃料交換機を、機能試験をして、7月に事故前に復帰なのですが、もんじゅは事故の連続で止まっており、「深刻な事故」、もんじゅ高速増殖炉、水を使えず、水はものを冷やすのに好都合で、火事になるとかけるものなのに、それを使えない。
そのため冷やすのにナトリウムを使うが、空気に触れたら発火、水と触れると爆発+放射線を受けると放射能化+ナトリウムは不透明な液体で中を見られない、こんな物質でものが作れるかという代物で、そのため事故続き、一度壊れたら何年もかかる、「こんな装置はそもそも動かない」のです。

 福島のような事故が起きたら「冷却は出来ない」、水を撒くことも出来ない(爆発(泣))、何も出来ないのです。

 文科省もんじゅ廃炉について言及し、理論的に破綻しているのになぜ続けるのかと質問
原子力は未来のエネルギー、化石燃料は枯渇すると言われたが、軽水炉で使えるウランは235のみ、すぐになくなるのです。そのため、未来のエネルギーには、ウラン238を使うしかなく(初めからわかっていた)
プルトニウム化にはとてつもない難しい技術しかし日本で原子力が未来というなら、もんじゅを成功させるしかない。ダメなのにやるのはもんじゅ核分裂性のプルトニウム核分裂しないプルトニウムもある)98%のものが出来る=「もんじゅで動けば核兵器材料が手に入る」のが最後の理由と小出先生言われるのです。

国会は、原子力を「平和目的でのみ」利用することを定めていたのに、原子力基本法を改正し、「安全保障」の目的で原子力を利用することを可能とさせた。
「いよいよ来たな」と小出先生言われました。
池田さん、文科省廃炉に言及しつつもんじゅに予算を付けており、福島以降、原子力村が静かになったのに、また動き出し、40年以上OKと言い出し、大飯の再稼動はその意味でも大きいのです。
 神奈川のリスナーより、ガンダーセンさんが、再臨界を警告されていることについて、ウランは臨界になるにはある量+ある形状+冷却材(水)があることが条件で、これを満たすように軽水炉を設計する。しかし、今回は炉心が壊れてしまい、融け落ちた、臨界の条件から離れているので、今臨界になる可能性は小さいと思われる(がゼロではない)のです。
 もんじゅは最初からお釈迦でした。これをお伝えいたしました。

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たね蒔きジャーナル、続いて、政局について、おなじみ東京報道の神崎智大(ともひろ)さんのお話がありました。国会も雲行きが怪しく、政府は一体改革を提出、本来なら今日採決なのに国会は延長で、小沢氏の行動について、池田さん、衆院の採決は明日は無理、26日になると言われました。
 
民主、自民、公明のみの合意で、その他の野党の声も聞いてとのことです。 池田さん、消費税は3党で可決するが、与党の民主党の分裂、53議席の反対なら民主党は完全分裂、内閣不信任案も可決される始末で、民主党単独過半数を割り、自民+公明の不信任案で野田氏オシマイとのことです。
 
小沢グループが60人なら野田氏オシマイです(昨日近藤さんは54人と言われましたが3人の模様です)。  で、消費税増税が事実上決まり、神崎さんのお話で、野田氏、サミットから帰国で大きく動き、野田氏の顔色はよくやる気に満ちていて(時差ぼけなし)、総理になると顔色の悪くなる人の多い中、野田氏ツヤツヤで、野田氏、勝負どころに燃えてテンションが上がっている模様です。

 今日採決のはずが来週になり、自民は怒り、しかしそれで揉めておらず、自民、民主ともに大妥協してやっているのであきらめ(泣)、民主の争いが争点です。

 永田町、小沢氏一色で、輿石氏と会談し、珍しくぶら下がり記者に応じ、反対を名言。新党については採決後選ぶと言い、党を出るとは今まで言わず、自分たちが本来の民主党で野田氏らに出て行けと言っていたのに、次善の策として党を出ることも考えている模様です。

 リスナーより、小沢氏が新党を作りついてくる人数について質問があり、小沢グループ民主党を出たいとしており、しかし昨日の辻さんのように党内に残り代表を変えるべきという人もいて、小沢グループは100人以上あるが意見は分かれていて、全員付いていくとは限らない。都内のホテルで会合があり、覚悟を決めた人が集まり=新党に参加する、この人数、この会合は続いていて増えているが、45人は確認され、その後50人を超えている可能性もあるのです。

 集まったほとんどの人が離党届を小沢氏に出しており、身柄を小沢氏に預けている。40人は最後まで付いていくのです。
 池田さん、民主党の分裂の危機、53人出たら野田氏アウトで、しかし先週の文春に小沢氏の奥さんの離縁状があり、原発事故で岩手に行かなかったと書いてあり、夫人から見てぼろくそに書いているものですが、この記事の波紋について質問があり、しかしタイミングがあまり狙い済まされて、小沢グループは気にしていない。小沢氏に近くない人は影響を受けているのです。しかし中間派に影響を与え、小沢新党を作っても、小沢氏地元に入らず、放射能が怖いと、大義名分が立たないと池田さん言われて、そして神崎さん、採決は来週で、議員は地元に帰る=何を言われるか、小沢氏についていくのか、なのです。池田さん、野田氏の元気はこの記事のためかと言われました。小沢氏、攻撃は最大の防御と言っており、小沢氏は攻撃の人で、激しいつば競り合いがここにもあるのです。

 消費税法案の行方、40人の離党は、法案の可決には影響なし(通る)が、53人割ると野田氏は苦しくなり、ここの攻防になる。
小沢グループは野田氏の切り崩しを警戒し、しかしどうやって切り崩すかは「お金」で、今民主党は年間100億以上もらい、金庫に200億あるとの話もあり、小沢新党に金なし、自前の金で選挙をやらないといけない、1年生議員は懐が厳しい。民主党は3ヶ月に1回200~300万円もらえる、次の会は6月30日、離党するのは7月以降にしたい人もいるのです(笑)。お金をもらえると、グラっと来る人もいるのです(泣)。大儀ではなくお金で動いています(泣)。

 中間派、慎重にやるべきと言っていたのに、3党合意が出来たら野田氏に付いていく、野田氏に付いていく(泣)となり、中間派は日和見で(泣)、これが野田氏に付いてきたのはお金の話がある模様です(泣)。

 池田さん、決められない政治といい、小沢政局とパラレルと思われて、小沢抜きで政治を進めないといけないとの動きは、民主党のベテランは小沢氏をも気にせず、民主、自民のベテランは選挙の後=政界再編、ベテランは選挙に落ちず、その後民主+自民+公明の大大連立(泣)、民主主義の否定と神崎さん言われました。選挙日程も決まっていないのに、どこの党の誰と組むかとのシミュレーションが起きています。

 選挙の時期は、53名を越えたら野田氏は追い込まれ、不信任案→秋に選挙で、小沢氏についていく人が少ないと、野田氏、今やると消費税+原発で批判が強いので、逆風の弱くなるのを待っているのです。
9月は民主の代表選、自民の総裁選+維新の旋風もあり、橋下氏の勢いは後になると落ちるので,野田氏は来年の春にしたい模様です。  
 
その後の政界でみんな考えており、池田さん、今は違憲なので選挙できない、何らかの定数是正が必要で、立法府の人間が法律を破るのはダメ、選挙無効の判決も出かねないと言われました。 千葉さん、国会は何をやっているのかと言い、池田さん、何のための社会保障改革かと言われました。 リスナーよりメール殺到、解散前の議員数減らしは夢のまた夢(泣)、民主党は分裂すべきとの声もありました。夫婦ならとっくに離婚とのことです(笑)。金庫に200億円の話も唖然で、政局より政治、社会保障のビジョンなし、税金が未来に帰ってくるという保障がいると池田さん言われ、千葉さん鳴き声でした(泣)。