定数是正しないままの今回の衆議院選挙は違憲無効になる可能性が大きい

 

定数是正しないままの今回の衆議院選挙は違憲無効になる可能性が大きい

http://bylines.news.yahoo.co.jp/hayakawachuko/20121115-00022445/

11月16日に解散し12月16日に衆議院選挙の投票を行ったとして、定数是正しないままの今回の衆議院選挙は違憲無効とされる可能性が大きい。
いくら現状追認傾向の強い最高裁であっても、こう何度も国会から無視されたのでは腹の虫が収まらない。
一度は違憲無効で選挙自体をやり直させるくらいの力を示してみたい、と手ぐすねを引いて待っていたようなものだから、11月16日に解散を強行すれば最高裁も今度は違憲宣言ぐらいでは引っ込まないはずだ。
なにしろ一票の格差を許さない弁護団の人たちの監視の目がこれまでの何倍も強い。
大審院時代に気骨の大審院判事が政府による選挙妨害を理由に選挙のやり直しを命じた判決が一例あるだけで、戦後は一例もない。
ひょっとすると来年の今頃に歴史的な選挙無効判決が出されてもう一度選挙、ということになるかも知れない。
何があってもおかしくないのが現在の司法である。
私も違憲無効で選挙のやり直しが行われるのを、一度は見たいと思っていた。
いよいよその時が来たということだろうか。
終戦の年に生まれ、新生日本とともに歩む。昭和44年6月東大法学部を卒業、自治省に入省。自治省富山県庁に勤務。昭和50年弁護士登録。東京弁護士会副会長等の役職を経、平成15年の衆議院議員選挙で初当選。福田内閣麻生内閣法務大臣政務官。司法、立法、行政の現場にいた経験を踏まえ、司法、立法、行政が連動し協働する社会を目指して言論活動を展開中。ビヨンドXフォーラム寺子屋ー挑戦者たちの集いー主宰。

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