カレイドスコープさんのサイトより
http://kaleido11.blog111.fc2.com/blog-entry-1961.html
<転載開始>
自由貿易という詭弁を使ってアメリカのルールを押し付けている」-マツコ・デラックス

これはTOKYO MXふかわりょう司会のニュース・バラエティ番組に、マツコ・デラックスとゼニゲバ投資家の若林史江が出演してTPPについて語っている場面です。

この動画は、マツコが歯に衣着せず、ズバリTPP反対と言っていることでネット上で広がっています。
また、ここまでTPPにダメ出しをしている番組が放送できたのは、TPP反対を表明している石原都知事の東京都のテレビ局だからでしょう。

この動画を観るときのポイントは以下のとおり。
「日本人である自分の利益より、無国籍の自分の利益を優先しているか否か」
「国と国を超える資本の違いが理解できているか」
です。

分かりやすくて、「奴隷と非奴隷」の違いがはっきり出ているという点で、いい材料です。
4分30秒の短い動画なので、まずは虚心坦懐に観てください。

【マツコ・デラックス】 TPPなんて絶対にイヤだ!!
 
 



ふかわりょう:
「若林さんは、ズバリTPPに賛成ですか、反対ですか」。

若林史江:
「国際的に日本も外国と渡り合っていくことが大事だと思う」。

マツコ:
「国際的じゃない、(TPPなんて)アメリカのルールだ」。

若林史江:
「支持率70パーセント超えというが、世論調査だけを取って支持率が高いというのは恐い」。

マツコ:
「金融緩和、郵政民営化のときもそうだったが、両方ともアメリカに譲歩しているのに、それによって内閣の支持率が上がる国って不思議だ」。

若林史江:
「安倍さんて、明解かつ分かりやすく説明しているので、それが今後、日本の国益…」。

マツコ:
「金のことしか考えていない女は、すぐ安倍さんのことを擁護する」。

若林史江:
「(安倍晋三のような)求心力のある話し方に日本の国民は飛びつきやすいということを言いたい」。

マツコ:
「あなたは基本的に株でぶくぶく肥え始めているから、安倍さんが好きなわけでしょ」。

ふかわりょう:
「そういう意味では賛成か反対かでいうと賛成?」。

若林史江:
まあ、賛成です」。

マツコ:
「(TPPに)反対です。
アメリカに魂を売った政策は過去にもあったが、今回はそれに匹敵するもので、TPPをやってしまうと、アメリカのルールに組み込まれてしまって、もう逃れられなくなる」。

ふかわりょう:
「マツコさん的には、どういうことを危惧していますか?」。

マツコ:
どういうことを危惧しているかって??

 

自由経済といいながら、すべてがアメリカのルールに則って進めなければならなくなることは是が非でも回避しなければならないと思っている」。

ふかわりょう:
「そこの過程がマツコさん的には嫌な感じなんでしょう?
アメリカの言いなり感があまり…」。

マツコ:
過程???

 

「言いなり感じゃなくて。
そしたら、すでに日本じゃない。
日本のルールが通用しなくなるなんて」。

若林史江:
「たぶん、その交渉とは、これからアメリカと…」。

マツコ:
交渉なんてできませんて」。

 
ふかわりょう:
「マツコさんが言いたいのは、気づいたら日本はアメリカの州になっちゃうよと」。

マツコ:
違います」。

 




(管理人)

すでに奴隷になっている人たちが「奴隷になっちゃいけないよ」と言っている滑稽な風景

司会のふかわりょうは「問題外の外」ですが、個人投資家若林史江は、一見、当たり障りのない上手なコメントをしているかのように見えます。

しかし、彼女がいちばん、マインド・コントロールにかかっていることが分かります。

若林は、
「(安倍晋三のような)求心力のある話し方に日本の国民は飛びつきやすい」
と言っていますが、それこそ自分のことを言っていることに気がついていない。

ふかわりょうの質問、「賛成か反対か、いったいどっち?」
という質問に、若林史江は「まあ、賛成です」と答えています。

自分も「安倍の求心力のある話し方に、飛びついている一人である」と自ら言っているのです。

若林史江は、TPPについては何も言っていません。
「ただ、安倍の話し方には求心力がある」ということだけで、「まあ、TPPに賛成です」と言っているだけです。

いちばん冷静な意見を言っているよう見えて、実はいちばんマインド・コートロールにかかってしまっているのが若林史江だということです。

彼女は、女性個人投資家として、OLや主婦に株式投資を勧めるためのプロモーターとして証券会社などからスポンサードされています。
だから、安倍を批判することは絶対にできないでしょう。

彼女がマインド・コントロールにかかっているかどうかの前に、彼女はすでに「日本売り」に手を貸しているのです。

その点では、東電の原発マネーによって、メディアやCMに出て、安全神話を刷り込んでいた原発文化人と同じ役目を果たしていると言えます。

2011年3月末放送の深夜討論番組「朝生」に出演した勝間和代が、「戦争で死ぬ人の数と、放射能で死ぬ人の数」を比較して原発は安全だ、と盛んに吹聴していたのは、東電から多額の金をもらっていたからです。

いわゆる「原発電波芸者」と言われる人々が、4号機の使用済み燃料プールが、ほんとうにあと一歩のところでカタストロフィーを引き起こすときに、原発推進を必死になってプロモートしていたのです。

これから、TPP問題に乗じて若林史江のようなTPP電波芸者がたくさん出てくるでしょう。

原発放射能で人を死なせますが、TPPは失業率の増加や貧困の助長、国民皆保険が崩壊したり、遺伝子組み換え食品が怒涛のように日本の市場に入ってきたり、性能の悪いアメリカ車のために日本の排ガス規制を緩和したり、そのことによって国民の健康が害され、寿命を縮められるという点で、TPP電波芸者たちは、原発文化人と同じことをやっているのです。

つまり「日本人の自殺」を推進するプロモーターなのです。

動画の最後で、ふかわりょうが、
マツコさんが言いたいのは、気づいたら日本はアメリカの州になっちゃうよと
と言っていますが、これは「
小文字のアメリカ」と「小文字のニッポン」のことを言っているのです。

小文字のアメリ」=民主的で正当な手続きによって選ばれた国会議員たちによって運営されている旧き良きアメリカなら、正当な選挙によって選ばれた議員によって運営されている「小文字のニッポン」を51州目の州にしたいと思うかもしれません。

しかし、TPP交渉は、「
大文字のアメリカ」と「大文字のニッポン」のグローバルな資本の「婚約」です。
国家、国境はあまり関係がないのです。

なぜなら、すでにグローバルな資本の上では、すでに日本はアメリカの51番目の州になっているからです。

ふかわりょう
のように中途半端にお勉強ができる人ほど、このことが理解できないのです。

結局、マツコ以外は何も分かっていません。

広島高裁、「無効選挙」判決-選挙のやり直し命令

それはそうと、先ほど、広島高裁が、広島1、2区について去年の衆院選違憲で無効とする判決を下し、選挙のやり直しを命じました。

全国で8箇所ある高等裁判所のうち、東京高裁札幌高裁、そして
福岡高裁名古屋高裁と続いて高松高裁違憲判決を出しているので、残り2箇所の高裁で、「選挙無効」の判決が出る可能性も出てきました。

そうなれば最高裁の判断も動くでしょう。

違憲選挙で選ばれた国会議員が、メディアを使って国民をいいようにマインド・コントロールし放題。

そんな自民党の違法選挙で選ばれたならず者議員たちが推進しようとしているTPPは、「選挙無効」うんぬんを言う前に、すでに犯罪的だと、なぜ若林史江も、ふかわりょうも考えないのでしょうか。

理由は、彼らがすでにグローバルな国境を超える資本の奴隷になっているからです。

「自明性の喪失は国を滅ぼす」と、今まで書いてきましたが、まさにそうしたことがメディアの中で毎日起こっているのです。

すべては「金」のため。
若いうちから、こんなことでは将来性はないでしょう。


<転載終了>