六ケ所村の核燃再処理工場で廃棄溶媒装置が破損!破綻している核燃料サイクル!政府は見直しをするべき

六ケ所村の核燃再処理工場で廃棄溶媒装置が破損!破綻している核燃料サイクル!政府は見直しをするべき

2013年03月26日 22時52分43秒NEW !
テーマ:福島原発事故と放射能

青森県にある六ケ所村の核燃再処理工場で廃棄溶媒装置が破損したという情報が入ってきたのでご紹介します。
六ケ所村と言えば、核燃料サイクルの要となっていることで有名ですね。
六ケ所村の核燃料再処理工場は完成までに延期が18回も行われ、当初発表されていた建設費7600億円が2兆円以上に増大しています。核燃料再処理工場は典型的な無駄金食いの公共事業であると言えるでしょう。


☆六ケ所村の核燃再処理工場:廃棄溶媒装置が破損
URL 
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130326-00000135-mailo-l02

引用:
日本原燃は25日、使用済み核燃料再処理工場(六ケ所村)の低レベル放射性廃棄物処理建屋(放射線管理区域)で、微量の放射性物質を含む有機溶媒を処理する装置が23日にトラブルで破損したと発表した。放射性物質漏れはなく、周辺環境に影響はない。

 原燃によると、使用済み核燃料を再処理する工程で、ウランとプルトニウムの分離に使う有機溶媒を加熱、加圧して固め、廃棄物に加工する装置。加熱部をつり上げるボルト8本(長さ約6センチ、直径約1センチ)がすべて破断した。本来は別々に動く加熱部と加圧部が、何らかの理由で同時に動いたため無理な力がかかったとみられる。当時は有機溶媒を処理中だった。【酒造唯】
3月26日朝刊
:引用終了


☆六ケ所村核燃再処理工場地図
URL 
http://maps.google.co.jp/maps?hl=ja&rlz=1T4WQIB_jaJP521JP522&q=%E5%85%AD%E3%83%B6%E6%89%80%E6%9D%91+%E6%A0%B8%E7%87%83%E5%86%8D%E5%87%A6%E7%90%86%E5%B7%A5%E5%A0%B4&bav=on.2,or.r_qf.&bvm=bv.44158598,d.dGI&biw=1920&bih=868&wrapid=tlif136430087450610&um=1&ie=UTF-8&sa=X&ei=UZRRUajiIcTCkwXG4YDoAg&ved=0CAgQ_AUoAg

イメージ 1



☆六ヶ所再処理工場
URL 
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%AD%E3%83%B6%E6%89%80%E5%86%8D%E5%87%A6%E7%90%86%E5%B7%A5%E5%A0%B4

引用:
日本の原子力発電所で燃やされた使用済み核燃料を集め、その中から核燃料のウランとプルトニウムを取り出す再処理工場である。

最大処理能力はウラン800t/年、使用済燃料貯蔵容量はウラン3000t。2010年の本格稼動を予定して、現在はアクティブ試験という試運転を行っている。試運転の終了は当初2009年2月を予定していた。しかし、相次ぐトラブルのため終了は2010年10月まで延期されることが発表されていたが、2010年9月になってから、さらに完成まで2年延期されることが発表された。完成までの延期はこれまでに18回にも及ぶ。これら延期のため、当初発表されていた建設費用は7600億円だったものが、2011年2月現在で2兆1930億円と約2.8倍以上にも膨らんでいる[1]。

茨城県東海村日本原子力研究開発機構が所有する再処理工場(東海研究開発センター核燃料サイクル工学研究所 最大処理能力:ウラン210トン/年)を置換する施設とされ、青森県六ヶ所村の敷地内にはウラン濃縮工場、低レベル放射性廃棄物埋設センター、高レベル放射性廃棄物貯蔵管理センターが併設して建設されている。今後 MOX燃料工場の建設も予定されており、核燃料サイクルのための核燃料コンビナートを形成する。

この施設は核燃料サイクル事業で先行するフランスから技術協力を受けており、現在でもフランス人技術者が複数名、本施設で働いている。

:引用終了


六ケ所村について知りたい方は以下の動画を見てみてください。この動画では核燃再処理工場が六ケ所村に与えた影響などを詳細に取り上げてくれています。
福島原発原発事故後に撮影されたものなので、現地の方の話なども非常に興味深いです。


☆核サイクル "原子力が支える村"...六ヶ所村の真実
 
 

一部抜粋:
http://stat.ameba.jp/user_images/20130326/22/kennkou1/0d/55/j/o0800046012474596491.jpg

六ヶ所村再処理施設は、この村にとってどういう存在なんですか?」

古川健治 六ヶ所村村長「そうですね、自分が村民に訴えた一つの目標が豊かで活力ある第一次産業と共生のエネルギーの村六ヶ所を作っていきたいですよ、と。」

村の交流プラザは総工費33億円。総合スポーツ施設など、村の中心には数多くの施設が整備されている。土地の購入にも補助金が出る。

値段は30年前に比べて15倍近く跳ね上がった。

六ヶ所村・固定資産評価額(土地)
1980年度 約27億円
2009年度 約410億円



古川村長「もし、その施設がなくって、働く場が村になかったとすれば、やっぱり、超限界集落人になっているのではないかということだけは考えられると思っています。」

http://stat.ameba.jp/user_images/20130326/22/kennkou1/00/bc/j/o0800046012474596490.jpg

~省略~

何故六ヶ所村原子力施設が建設されることになったのだろうか

海に面している六ヶ所村では古くから漁業や酪農などが行われていたが、
高度成長期を境に過疎化が進んでいた。
そんな中一つの計画が持ち上がる。

この地に石油備蓄基地を作り、日本最大の工業都市にしようという計画。
企業誘致も進められた。
しかし、オイルショックにより計画はとん挫。
その後自体は大きく動いた。

7月27日、電気事業連合の一行はむつ小川原港の建設現場を訪れた。

問題となっていた放射性廃棄物の処理方法
その危険性が指摘されるなか浮上した、核燃料サイクル計画
さらに、放射性廃棄物の処分や管理も含めて白羽の矢がたったのが六ヶ所村だったのだ。

泊港は機動隊と海上保安庁警備艇によって、占拠・封鎖された

海域調査の時だ。
漁師の数より警察の数の方が多かった

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魚民は漁に出ることも許されなかった
坂井さんは逮捕された人のうちの一人

その後、環境保護団体も抗議するなかで核燃料の運び入れが強行。
以来、核燃料が六ヶ所村に運び込まれるのは、既定路線となった。

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坂井「昔は村全体でやっていたけども、今はもう、一人欠け三人欠けして、何人もいないもん」

「何人もいないんですか?」

坂井「ええ、反対の声出す人が。」

「なんでですか?」

坂井「わからない。だんだんお利口さんになったからでしょ。お利口さんになったから・・・」

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:抜粋終了


自民党は未だに核燃料サイクル原発事業を長続きさせようとしていますが、核燃料サイクルというのは「もんじゅ」が失敗に終わった時点で破綻しているのです。
六ケ所村の核燃料再処理工場もそうですが、政府はこのような無駄で危険な公共事業の中止を決断するべきだと私は思います。
このままでは日本の富は原子力にドンドン吸い取られてしまう上に、事故で多くの方が苦しむ事態になってしまうかもしれません・・・。


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