祖母の思い出

 
今年103歳になる祖母が亡くなりました。
 
元気に百歳の誕生日を迎え…百歳を越えても、
なお、新聞を読み、孫の名前も忘れず、話題も豊富な自慢の祖母でした
どれだけ長生きをしてくれるのか・・・それも楽しみでした…。
 
100歳の時の記事です
 

まだまだ元気でいてくれるものと思っていました。
もちろん、高齢なのはわかっていたけれど、
電話で尋ねると、元気だから大丈夫…と言われて
手紙も後回しにしていたのが悔やまれます。

もう一度、会ってお話したかったし、お礼も言いたかったのに…
今年の夏はもう会えません。
 
いつも思い浮かぶのは穏やかな笑顔とこんな姿・・。

…毎日、誰より早く起きてお経をあげていた祖母・・・
いつも手を合わせて、お経を読んでからでないと食事をしない
 小さい時からずっと、祖母の祈る姿や、まめまめしく働く姿は目に焼き付いていました。
 
妹が叱られていると、あんなに叱らなくてもいいのに…と陰で涙ぐんでいた祖母…
祖母とお留守番をすると…私の良いところばかりをみつけて母に報告してくれた祖母
温かくて、優しい祖母は、まさに「癒やし」の存在でした。
 
そういえば、「西の魔女が死んだ」(梨木香歩)や「ハッピーバースデイ」(青木和雄)にも、
素敵なおばあちゃんや優しいおじいさんが登場します。(この本は、大人が読んでも感動します。)
祖母や祖父は人生経験豊かで、人を癒し、元気にしてくれる力を持っているのですね。
私の祖母もまちがいなく、そんな存在でした。

私にとっては、たった一人の祖母でしたから、
         この世で会えなくなったのは寂しいことですが、
             今は、祖母を誇りに思い、良き思い出を大切にしていこうと思います。


独り言:私も祖母を、目指したいのですが・・・祖母には、自然にはなれないのです。
        まだ結婚する気配もない息子たち・・・・私が祖母になるのはいつのこと??
 
 しばらくお休みさせていただきましたが、また少しずつ復活します。