「ようおこし 長谷川義史絵本原画の世界」へ行って来ました。
ようおこし 長谷川義史 絵本原画の世界
昨日は、友人と印象派展の帰りに、美術館「えき」KYOTO京都へ
「長谷川義史絵本原画の世界」
??長谷川義史??
実は、全く知らない方でしたが、素朴で温かみのある絵に惹かれて入ってみました。(写真がないので、アマゾンさんからお借りします。)
絵本原画展なので、ストーリーも書かれています。
味わいのある絵を眺めながら文章を読んでいくと・・・・
ユーモアあり、笑いあり、時々涙あり・・
そして、考えさせられるお話もあり‥で、
気持がほっこりしました。 たとえば・・・
http://ecx.images-amazon.com/images/I/41oGyccWbPL._AA160_.jpg
「いいからいいから」が口癖のおじいちゃんのウチに、カミナリの親子が落ちてきました。怖そうなカミナリですが、おじいちゃんはにこにこしながら「いいからいいから」
~いいからいいから、ここでゆっくりしていってや~
恐縮するカミナリ親子に、おじいちゃんはお風呂まで勧めます。
「いいからいいから.・・.お背中も流しましょう」(^0^)
こんな親切なおじいちゃんに出会って、カミナリ親子は恐縮してしまいます・・。
他にも、このシリーズ、死に神さんやお化けさんもやってくるのですが・・
誰にでも「いいからいいから‥」と親切におもてなしするおじいちゃん。
おじいちゃんには、怖い者も嫌いな者もいないようです。
おじいちゃんのにこにこ笑顔と温かさに「人のあり方」を教わったような気がしました。 おじいちゃんの口癖は、「極落極楽‥」もありました♪
てんごくの おとうちゃん (講談社の創作絵本) 長谷川 義史 (2008/11/26)
天国にいるおとうちゃん‥で始まる絵本は、
僕が、亡くなったおとうちゃんとの思い出を手紙に綴ります。
心に残ったのは、・・・
万引きをしようとしたとき、地獄に落ちると、天国にいるおとうちゃんに会えなくなるから‥と考えて思いとどまったり、
おとうちゃんにどつかれたことを思い出し、今なら、もう一発どつかれてもよかったなぁ・・・と回想したりするところでした。
最後は、お母さんの肩もみをしながら・・「おとうちゃん 心配しないでください」
と結んであります。
温かみのある絵から「お母ちゃんのことも僕にまかせといてや 」と言ってるような僕の気持ちが見てとれます。「僕」は長谷川さんご自身なのでしょう。
おかあちゃんがつくったる (講談社の創作絵本) 長谷川 義史 (2012/4/27)
こちらも、お父さんを早くなくした作者のお母さんの思い出話のようです。
お父さんが亡くなって、女手一つでたくましく子育てをするおかあちゃん。
何でもミシンで作ります。
おかあちゃんに作れないものはない!
でも・・・父親参観日の前の日、僕はお母ちゃんに頼みます。
「お父ちゃんを作って!お父ちゃんに参観日に来てほしい。」