東京行き&友との健康合宿の思い出

明日から、東京の友人達に会いに行きます。
昨年のように死に直面してしまう経験を持つと、
友達には会えるうちに会っておきたい・・・。
そう思うようになりました。

2人とも30年以上の長いつきあい・・で、兄弟姉妹のようなもの・・。
一人は,失恋の痛手を癒やせるようにと、北岳登山に誘ってくれた高校大学時代からの友人。

そして、もう一人は、私の人生の師匠のような人。
若い頃の私は、未熟者で、いわゆる世間知らずの「お嬢さん」。
苦労人の彼女からは、映画や美術に始まって、
社会の仕組み、教育、健康に関する知識など・・多くのことを教わりました。

今の私の価値観の半分は、彼女によって作られたかもしれない・・と思っています。

彼女曰く
「奈良に一人でいないで,東京に来たら?これからも何かあったら大変。近くに友人がいれば安心でしょう?」
面倒見の良い彼女は私を東京においでと言ってくれているのです。

でも本当は、招きたいのは私の方・・・。
高齢のお母さんを抱えているので、彼女の引っ越しはできない。
せめて娘さんだけでも関西に来られるといいんだけど・・。
私の家の一部屋を提供しようと思っています。
若いころからずいぶんお世話になったので、今度は私が恩返ししたい。
・・そんな話をしてこようと思っています。

健康合宿の思い出


彼女は何ごとも徹底的に、丁寧に取り組む人でした。
文化祭の絵を頼まれたものの、仕上がりに満足できず、
一日前に徹夜でやり直しをするような人です。

健康合宿は、私の原因不明の息苦しさ等の不健康を心配した彼女からの提案でした。
春休みを利用して彼女の家での合宿。
その時、初めて玄米菜食を経験したのです。

人の身体は、食べ物で出来ているので、食べ物がよくないと病気になること。
*食べ物は身体を温め、細胞を引き締めるもの・・・(陽性の食べ物)
*身体を冷やし、細胞を緩めるもの・・・(陰性の食べ物)の2種類があること
玄米菜食をしながら、身体の症状によって食べ物を制限しながら、養生すると
たいてい病気は治っていくと言うことを教わりました。

たとえば・・身体を冷やし、細胞を緩める食べものの代表は砂糖
病気を治すなら、砂糖や果糖などの陰性食品を食べていては治りません。
*近視のほとんどの人は、甘い物や果物が好きな人。
*手術前に、果物、油、砂糖をとると、細胞が緩み、傷口がふさがりにくくなる。
*砂糖と油は、ばい菌を養成するときに使うエサ。
  虫歯や化膿があるときに砂糖油を摂取すると悪化する。
   ・・・等など、経験的に理解できることもあります。

彼女との食事は、玄米のご飯と野菜の食事、味噌汁(全て彼女の手作り)
それを良く噛むこと(一口30回以上?)
これは唾液をたくさん出させるため。(唾液の消化酵素が身体を治すのにも役立つ)
30回以上噛むというのが難しかったけれど、一口ごとに箸を置くといいようです。

かなり厳しい健康合宿でしたが、
彼女が心を込めて作ってくれる野菜料理と玄米の食事は美味しくて
合宿終了の2週間?もすると、おかしな症状はすっかり消えていました。
肌も美しくなり、体重も減量という嬉しいおまけも付きました(^_^)。

・・と言うことで、彼女は命の恩人?であると共に、
家庭科でも教わらなかった大切な知識、・・例えば、添加物、危険な食べ物、
化粧品、化学薬品の害、この世に氾濫している危ない物について、しっかりと私に
教えてくれた人です。

彼女は、芸大出身の優秀な美術の講師でしたが、交通費を払わない職場に対して、
代表で署名運動をしたため、翌年は契約を更新されず解雇になってしまいました。

でも、私を健康にしてくれたように、いつも人のために精一杯尽くし、
また、交通費のことなど、誰もが言いにくいと思っていることも、自分から行動していく彼女を、
私はいつも尊敬の目で見ていました。
人の後ろ姿から学ぶと言うのはこういうことなんだな・・と思います。

彼女は結婚して居心地の良い家庭を築き、そして手に障害を持って生まれた娘さんに対してもすばらしいお母さんでした。
どのように・・?このことはまた帰ってきてから、報告を・・。


ただ、この時の玄米菜食は、自宅に戻ってしまうと続かなかったのですが、
子どもがアレルギーを持っているとわかったときにも、役立ちました。

そして、夫が癌に罹り、初めは抗がん剤治療でしたが、再発して手術、
その後肺と肝臓へ転移してしまったとき、3度目の抗がん剤治療を断り、
家で玄米菜食の食事療法を試みました。
3ヶ月持たないと言われたにもかかわらず、1年を越して長く生きてくれました。
医師の不手際で薬の量を間違えら、吐き気がひどくて憔悴してしまったこと。
最後は勝手に薬を変えられて、亡くなったことを考えると、そういう医療ミスや傲慢な
医療体制がなければ、夫はもっと長生きできただろうと思います。

癌を医者に頼らずに治された方は、ほとんど玄米菜食で治しているようです。
この本にもっと早く会いたかったです。↓
☆おすすめの本: 幸せはがんがくれた

書評、川竹文夫「幸せはガンがくれた 心が治した12人の記録 ...k

健康なときには、何を食べても構わないのです。
でも、健康を害した時には、玄米食の基本に戻られると、早く快復されると思います。

ではでは・・・明日早いのでこの辺で・・。

☆長い文章におつきあいいただきありがとうございました。