[歴史の話]メルケルさんの言葉をどう聞いた?

[歴史の話]メルケルさんの言葉をどう聞いた?


メルケル独首相、東アジアの緊張緩和促す 7年ぶり来日 (朝日新聞デジタル 3月9日) ドイツのアンゲラ・メルケル首相(60)が9日、7年ぶりに来日し、東京・築地の浜離宮朝日ホールでの来日講演会(朝日新聞社、財団法人ベルリン日独センター共催)で講演した。東アジアで日中韓など近隣諸国の緊張が続いている問題を巡り、「大切なのは平和的な解決策を見いだそうとする試みだ」と述べ、関係国に緊張緩和に向けた取り組みを促した。~ メルケル首相は講演後の質疑応答で、東アジアにおける隣国同士の関係改善や和解をどう進めるべきかを問われた際に、独仏の関係改善の歴史に言及。他の地域にアドバイスする立場にないとしながらも、ドイツが欧州で和解を進められたのは「ドイツが過去ときちんと向き合ったからだ。隣国(フランス)の寛容さもあった」と述べた。東アジアでも「あらゆる努力を惜しまず、平和的な努力をする必要がある」と語った。~

このメルケルさんの言葉については、決して「一般的な話」をしたのではなくて…
「ドイツは過去と向き合ってきた」 何でメルケルさん、わざわざこんなことを言うかというと「日本は過去と向き合っていない」という「言外の言」があるってことぐらい誰だって分かるよね。(←ひとさまのtweet
ってことなので、そういう風に受け止めて下さいませ…



メルケルさんの言葉を整理すると、特に独仏間の和解に関しては

まず、「ドイツが過去ときちんと向かい合った」ことがあり、

その結果として、「フランスの『寛容』を引き出せた」…ということだと思うんです。

(そやかて、反省しない相手に『寛容』になるほど、フランス(人)は寛容ではないので…)


なので、メルケルさんの言葉を曲解して、

「中国や韓国が日本に対して『寛容』にならないから、東アジアで歴史問題が解決しないのだ」

…なんていう自己都合解釈をするのは、止めてちょうだいね、ウヨくんたち…