笑えないけど、呆れる…?「反核平和70年の失敗」櫻井よしこ

2015-06-25

笑えないけど、呆れることはできるかな…?

近々、被爆ヒロシマにおいて、こんなイベントが予定されてるようです↓


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そう言えば、以前に何度か、在特会の連中が8.6のヒロシマ

(自称)「日本の核武装を訴える街宣活動」とやらをやったことがありまして

そのときは、よりにもよってヒロシマで、8.6に「核武装」を訴える…なんてことが

よくできるな…と、ぼくは呆れたし、彼らに怒ってもいたんですが、

さすがは在特会、やることが違う…と、その時、ぼくは、違う意味で妙に納得してもいました


で、今回のイベントの告知を見て、そこに出てくる人たちの顔ぶれや

その言い分の一端を見てると、やはりぼくは、在特会と同様に

さすがはあの人たち、やることが違う…と、思わずにはいられません

(つまり、このイベントに出てくる人たちって、端的に「在特会とおなじような連中」…ってだけの話ですわ)

だから…

言うてることが支離滅裂であるのは、もう、「お約束」でありまして

まぁ、取り上げて反論する価値もないくらいの話ではあるんですけども、

彼らのトンチンカンな言い分は「ギャグ」としてなら、なんとか受け入れることができなくもないので

そんな彼らの「笑えないけど呆れるには十分なギャグ」を少し、イジッてみたいと思います



まず、「8.6広島平和ミーティング」ってタイトルからして、ふざけてますな

(→これって、「戦争は平和だ」って、あの暗黒未来小説『1984』に出てくるスローガンといっしょやん…)

そして、平和を看板に掲げながら、「反核平和」が失敗だった…として、

その理由に、「(日本の)憲法9条が中国の軍拡と北朝鮮核兵器開発も止められなかった」…と

言うてはりますねんけど、そもそも日本の憲法(9条)と中国の軍拡と北朝鮮の核開発は

まったく何の関係もない話なので、彼らの言い分は、まったくの「作文(=作り話)」に過ぎませんわ

(→だって、そもそも、日本国憲法は他国の行動を規定する法ではないので…)

それなのに…

憲法が外国まで規制できると誤認した」のは「日本の反核左翼運動」だと

自分たちの言い分の前提になってる「誤認」を他者の誤認にすり替える…というのは

さすがの「櫻井理論?」でありますな…


ちなみに、憲法9条は、「日本が紛争の当事者になること(武力行使の当事者になること」を

首の皮一枚でなんとか阻止してきたわけですので、「戦後70年間に何の紛争防止効果もなかった」というのも

何をどない受け止めたらそんな結論になんねん!…と、強くツッコんでおきましょう

(そやかて、もし、憲法9条がなくて、彼らが欲しがってる「集団的自衛権」が行使し放題であったなら
 日本は既に武力行使の直接当事者になってたでしょうからね)

それなのに…

憲法9条が平和を脅かす」…と、真逆のことを言うんですね、櫻井さん…

(ぼく、アンタたちのような人が一番平和を脅かしてると思うねんけどな…
 と言うか、アンタたちは「平和」を語りながら、実際は「平和」なんか望んでないねんやろ?)


で、このトンデモ講演会で櫻井さんとともの檀上に立つ予定であるのが

集団的自衛権行使は合憲(=憲法9条に反しない)」という異端説を唱える希有な憲法学者?の百地章

って、逆に考えると、「集団的自衛権合憲派」って、

在特会とやってること(や言ってること)がおんなじレベルの人たち…ということになってるので

相手にする必要もない(→非難はすべきだけど、議論の必要はないし、そもそも議論の相手にはならない人たち)

と、思っとります

(…なんて結び方をしてしまったら、このエントリーで相手にしてきたコトと、思いっきり矛盾するな…)